干し芋の栄養とは?カロリーや作り方もご紹介
作成日: 2022/01/17
食べ始めるとついつい手が止まらなくなる干し芋。適度な歯ごたえと凝縮された芋の甘味がやみつきになりますね。そんな干し芋にはどのような栄養が含まれているのでしょうか。
この記事では、干し芋に含まれるカロリーや栄養を解説するとともに、干し芋の食べ方やご家庭でもできる干し芋の作り方などをご紹介します。
干し芋のカロリーと栄養
さっそく、干し芋の可食部100gあたりのカロリーや栄養についてみていきましょう。
・カロリー…303kcal
・炭水化物…71.9g
・たんぱく質…3.1g
・食物繊維…5.9g
・糖質…66g
・脂質…0.6g
干し芋のおもな栄養の働き
干し芋に含まれている栄養には、どのような働きがあるのでしょうか。
食物繊維
食物繊維は人の消化酵素では消化することができない栄養です。整腸作用など体の中で有能な働きをすることから「第6の栄養素」として注目されています。
カリウム
カリウムは人体に必要なミネラルの一種で、体内の浸透圧を調整する役目があります。またナトリウムの排出を手助けする作用もあり、塩分のとり過ぎを調節してくれます。
マグネシウム
マグネシウムは骨の形成や筋肉の収縮に必要なミネラルの一種です。また、神経情報の伝達などにも必要とされる栄養でもあります。
カルシウム
カルシウムは人体に最も多く含まれるミネラルで、歯や骨を形成するのに必要な栄養です。体重の1~2%を占めており、その99%は骨および歯に存在しています。残りの1%は血液や組織液、細胞に含まれています。
詳しくはこちらをご覧ください。
ビタミンC
ビタミンCは水溶性のビタミンです。体内でコラーゲン生成するのに必要な栄養で、抗酸化ビタミンのひとつとしても知られています。
詳しくはこちらを参考にしてください。
鉄
鉄は人体に必要なミネラルの一種で、赤血球のヘモグロビンに多く存在しています。不足すると貧血を起こしてしまうため注意が必要です。
成人の体内に約3~5g存在し、そのうちの70%が赤血球のヘモグロビンや筋肉中のミオグロビンに含まれています。残りの30%は貯蔵鉄として肝臓や骨髄、筋肉等に蓄えられています。
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干し芋の作り方
干し芋は蒸し器とオーブンを使ってご家庭でも作れます。中はしっとりとやわらかく、市販のものとは違った味わいに仕上がります。さつまいもの品種によって食感や味わいが異なるので、お好みの種類で楽しみましょう。
干し芋の食べ方とDELISH KITCHENのレシピ
干し芋はそのまま食べるのが一般的ですが、アレンジを加えていろいろな食べ方ができます。
レンジで20~30秒ほど温めると少しやわらかくなります。また、オーブントースターで2~3分ほど焼いたり火で軽くあぶったりすると、焼き芋のような少し香ばしい味わいも楽しめます。
細かく刻むことでアイスクリームやヨーグルトのトッピングとして使うこともできます。ほかにも、ケーキやマフィンなどお菓子の具材として使用するのもおすすめです。
干し芋マフィン
干し芋の自然な甘味を活かした優しい味わいのマフィンです。たっぷり入れた干し芋の食感がアクセントになっておいしくいただけます。お好みでナッツなどを加えてアレンジするのもおすすめです。
干し芋レンジ蒸しケーキ
ホットケーキミックスを使って手軽に作れる蒸しケーキです。レンジで作れるのも嬉しいポイントです。干し芋を違った食べ方で楽しみたいときにチャレンジしてはいかがでしょうか。
干し芋にはさまざまな栄養が含まれている
干し芋にはカリウムやカルシウム、マグネシウムのほか、ビタミンC、食物繊維、鉄などさまざまな栄養が含まれています。
そのまま食べるのはもちろん、レンジやトースターで温めると食感や風味が変わるため違った味わいを楽しめますよ。ほかにも刻んでトッピングとして使ったり、お菓子の材料として加えるのもおすすめなので、ご紹介したレシピもぜひ参考にしてください。
【出典】
・日本食品標準成分表 2020年版(八訂)
【参考】
・厚生労働省 e-ヘルスネット 食物繊維
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-016.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット カリウム
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-005.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット マグネシウム
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-034.html)(2022/01/17)