ハンバーグはつなぎなしでも作れる?レシピもご紹介
作成日: 2022/03/23
ハンバーグのたねは肉をつなぐ役割のあるパン粉や卵、牛乳などを一緒に混ぜて作ることが多くなっています。これらのつなぎになる食材は、必ず入れる必要があるのか疑問に思っている方も多いかもしれません。
この記事ではハンバーグのつなぎの役割や、使われる食材のつなぎとしての特徴、レシピなどをご紹介します。
ハンバーグのつなぎの役割
ハンバーグに入っているつなぎには、材料がくずれるのを防ぐ役割があります。ハンバーグを牛肉100%などでつなぎを加えずに作ると、しっかりした肉の味わいを感じる仕上がりになりますが、その分くずれやすくなります。つなぎをつなぎを入れることで、まとまりが生まれるのです。
また、つなぎにはハンバーグの食感をふんわりとやわらかくする効果もあります。
ハンバーグのつなぎに使われる食材
ここからは一般的にハンバーグのつなぎとして使われる食材が、どのような役割を果たしているのか解説します。
パン粉
パン粉は、パンを乾燥させて細かく砕いたもののことです。ハンバーグのたねに含まれる水分を吸収して、旨味を逃がさずにひき肉をつないでくれる働きがあります。パン粉を加えることで肉汁を閉じ込め、ジューシーなハンバーグに仕上がります。
パン粉がない場合、代用できる食材を使用すればハンバーグのつなぎとして使えます。こちらで詳しくご紹介しているので、あわせてご覧ください。
牛乳
牛乳自体にひき肉をつなぐ働きはありませんが、パン粉に浸して使うことで食感をやわらかくするとともに、ひき肉と混ざりやすくしてくれます。ほかにも、牛乳にはひき肉の臭みを消してくれる作用があります。
卵
卵のたんぱく質は、加熱すると固まる性質があります。ゆで卵や目玉焼き、プリンなどが固まるのも、この性質によるものです。ハンバーグのたねに卵を加えることで、加熱したときにたんぱく質の凝固作用が働いて、ひき肉を固めてくれる役割があります。
塩
料理の味付けによく使われる塩には、つなぎとしての役割があるのも特徴です。塩は肉と一緒にこねるとたんぱく質を分解し、保水性を上げてくれる効果があります。保水性をアップさせることでひき肉がしっかりと接着し、離れにくくなります。
片栗粉
スープやあんにとろみをつける目的でもよく使用される片栗粉には、水分を加えて加熱すると粘り気が出て、ひき肉を固めてくれる作用があります。片栗粉を使用したハンバーグは、冷めてもモチモチとした食感になるのが特徴です。
豆腐
豆腐にもひき肉をつなぐ働きがあります。ただし、豆腐をつなぎとして使用する場合はしっかり水切りをしておかないと、ひき肉がバラバラになりやすいので注意が必要です。また、豆腐は肉をカサ増ししたり、食感をやわらかくする役割もあります。
DELISH KITCHENのハンバーグレシピ
ここからはハンバーグのおすすめレシピをご紹介します。
基本のハンバーグ
スタンダードなハンバーグのレシピです。ナツメグ、牛乳、パン粉、塩がつなぎの役割をしており、ジューシーな味わいに仕上がります。
豚ひき肉のかぼちゃハンバーグ
かぼちゃを加えたハンバーグです。かぼちゃ、塩がつなぎの役割をしており、かぼちゃの優しい味わいと、しっとりとした食感を楽しめます。
カラフルハンバーグ
冷凍のミックスベジタブルを使用したカラフルなハンバーグです。このハンバーグは片栗粉、パン粉、牛乳、塩がつなぎの役割をしています。彩りが華やかなので、お弁当にもおすすめです。
簡単豆腐ハンバーグ
木綿豆腐と塩をつなぎとして使用したハンバーグレシピです。ふわふわな食感であっさりと食べやすい味わいに仕上がります。
高野豆腐ハンバーグ
高野豆腐で肉をカサ増しして作るハンバーグです。高野豆腐と塩がつなぎの役割をしています。高野豆腐を加えることで、ふんわりとした食感と優しい味わいに仕上がります。
つなぎはハンバーグがくずれるのを防ぐ
ハンバーグのつなぎは、ひき肉をつないでまとめやすくしたり、ふっくらとやわらかく仕上げたりとさまざまな役割があります。なくても作ることは可能ですが、つなぎの食材を加えることで、よりふっくらとジューシーなハンバーグを作ることができます。
つなぎとして使える食材はいくつかあり、アレンジも可能ですよ。さまざまなものを使用することで違った味わいを楽しめます。ご紹介したレシピもぜひ参考にしてください。