ピンクペッパーとは?味・風味の特徴やおすすめレシピをご紹介
作成日: 2022/04/07
鮮やかな色合いが特徴的なピンクペッパー。ピンクペッパーは、料理のトッピングなどで目にすることも多いスパイスのひとつですが、実際にご家庭で使用したことのある方は少ないのではないでしょうか。
この記事では、ピンクペッパーの味や風味などの特徴や、使い方の参考になるレシピをご紹介します。
ピンクペッパーの特徴
ピンクペッパーはどのような食材なのでしょうか。
産地・種類
南米原産のウルシ科コショウボクと呼ばれる植物の実を乾燥させたものがピンクペッパー。ピンクペッパーとして扱われているものにはもうひとつ、バラ科セイヨウナナカマドの実がありますが、日本で多く出回っているピンクペッパーはコショウボクの実です。
ピンクペッパーは「ペッパー」という名前はついていますが、ブラックペッパーなどとは別の種類。ウルシ科の植物から取れるのがピンクペッパーであるのに対して、ブラックペッパーはコショウ科の植物から採取されるスパイスなのです。
香り・味・食感
ピンクペッパーはその名の通り、鮮やかなピンク(赤)色。ブラックペッパーのような刺激や辛味はなく、かすかに甘くスパイシーな香りがします。噛むとさわやかな酸味とフルーティな甘みがあり料理はもちろんのこと、デザートの彩りや風味のアクセントとして使われています。
また、ピンクペッパーは精油や香水などとしても利用されるほか、きれいな色合いを活かしフラワーアレンジメントやクラフトに使用されることもあります。
いろいろな用途で使用されるピンクペッパーですが、クラフト用のピンクペッパーを食用として使うのは避けるようにしましょう。
ピンクペッパーの使い方
料理に彩りを加えたり風味を引き立たせたりするピンクペッパー。ここでは、ピンクペッパーの使い方をご紹介します。
料理のトッピング
主張しすぎない風味と、きれいな赤い色がアクセントとなるためあらゆる料理のトッピングとして使うことができます。カルパッチョやサラダ、ムースやパテなどの前菜から、メインの肉料理や魚料理、パスタまで多くの料理の彩りや味のアクセントに活躍します。
デザートのトッピング
ピンクペッパーには辛味がほとんどないため、デザートのトッピングにも使えます。辛みはないとはいえスパイシーな風味を持つピンクペッパーは、チョコレートやチーズなど、味の強い食材によく合います。例えば、パンケーキなどのチョコレートソースに加えたりチーズケーキに混ぜ込んだりといった使い方がおすすめです。
【前菜】ピンクペッパーを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ピンクペッパーは、さまざまな料理のトッピングとして使うことができます。まずは、ピンクペッパーを使った前菜レシピをご紹介します。
パッションフルーツソースカルパッチョ
ソースにパッションフルーツを使った、爽やかな風味のカルパッチョのレシピです。パッションフルーツの酸味と程よくスパイシーなピンクペッパーの風味が口の中に広がります。
サーモンとホタテのチーズテリーヌ
色のコントラストもきれいな、おもてなしにもぴったりの一品をご紹介します。ホタテやサーモンの旨味と濃厚なクリームチーズが好相性の前菜は、ワインも進んでしまいそう。
コールラビの粒マスタードマリネ
独特な見ための野菜「コールラビ」のシャキシャキ感を活かした、マリネのレシピです。マスタードとピンクペッパー、レモンの爽やかな酸味が、コールラビの食感とよく合います。
アボカドムース
アボカドのムースの上に、バラの形に見立てた生ハムとピンクペッパーを可愛らしく飾りつけた、パーティー向きの一品。アボカドのムースは、舌触りのよさを楽しんでみてください。
キウイのオードブル
濃厚な味わいのクリームチーズとサーモンを、甘酸っぱいキウイの風味でさっぱりと食べられる一品。程よくスパイシーなピンクペッパーも、よいアクセントになっています。
【主菜】ピンクペッパーを使ったDELISH KITCHENのレシピ
魚料理や肉料理にもよく合うピンクペッパー。続いては、ピンクペッパーを使ったメインになるレシピをご紹介します。
鶏もも肉とズッキーニの白ワインソース
鶏肉を蒸し焼きにした肉汁を、ソースに活用した一品。バターを使ったコクのあるソースですが、レモンやチャービル、ピンクペッパーで爽やかに仕上がっています。特別な日のメニューとしてもおすすめです。
スペアリブビーンズ
大豆とスペアリブを白ワイン、ローズマリーで煮込んだ香り高い一品をご紹介します。見た目も豪華、食べごたえも抜群なスペアリブ料理は、おもてなし料理にもぴったりですね。
ピンクペッパーを使いこなしてみよう
ピンクペッパーは、ブラックペッパーなどとは別の種類の植物から採れるスパイス。ブラックペッパーのような刺激や辛味がなく、風味も立ちすぎないためさまざまな料理やデザートに活躍します。ピンクペッパーを実際に料理に使用したことがないという方も、この記事を参考に、ぜひ活用してみてくださいね。