半夏生とタコとの関係とは?おつまみにもなるおすすめレシピもご紹介
作成日: 2022/04/25
日本には節分や土用など季節を感じられる様々な行事があります。その中のひとつ、夏の行事である半夏生を知っていますか?半夏生にはタコを使った料理を食べる習慣があります。
この記事では半夏生とは何か、なぜタコを食べるようになったのかという解説だけでなく、タコを使ったおすすめ料理もご紹介します。
半夏生とは
半夏生は「はんげしょう」と読み、節分や土用などと同じような雑節のうちのひとつです。半夏生の時期は、一年で日が最も長くなる夏至から数えて11日目の7月2日頃にあたります。
それでは、なぜ「半夏生(はんげしょう)」と呼ばれるようになったのでしょうか。呼び名の由来には、漢方薬に使われる半夏というサトイモ科のカラスビシャクが生える頃だからという説と、ドクダミ科のハンゲショウという植物が、ちょうどこの時期に花をつけるからという説の2つがあります。
半夏生にタコを食べる理由
半夏生の時期はちょうど田植えが終わる頃です。田植えを終えた稲や畑の作物が「タコの足のようにしっかりと根を張って豊作になるように。」と願いを込めて、農家の人々が神様にタコをお供えしました。これに由来して、半夏生の時期にはタコを食べる習わしが生まれたと言われています。
この風習は関西地方を中心に昔から根付いています。半夏生にタコを食べる地域だけではありません。香川県ではうどん、福井県ではサバ、長野県では芋汁など食べる食材は地域によって様々です。
たこを使ったDELISH KITCHENの主菜レシピ
ここからは、たこを使ったおすすめ料理レシピをご紹介します。
たこの唐揚げ
サクッとした衣とタコの食感が楽しめる唐揚げはいかがですか。下味をつけてから揚げるタコは、噛めば噛むほど味わい深く、思わずやみつきになる美味しさです。お酒のおつまみとしてもおすすめです。
たこぶつのガーリックソテー
ぶつ切りにしたタコを、ニンニクと唐辛子を加えたオリーブオイルで炒めます。ニンニクの香りと唐辛子の辛みを効かせたタコは、歯ごたえもよくついつい手が伸びる美味しさです。簡単に作れるのでぜひお試しください。
タコと叩ききゅうりのやみつき和え
ニンニクとごま油の風味を効かせたやみつきダレが美味しい、タコときゅうり、ミニトマトの和えものです。タコと野菜の色合いがテーブルを華やかに彩ります。お好みでラー油をかけるのもおすすめです。
たこときゅうりの酢の物
さっぱりと食べられるタコときゅうりの酢の物はいかがですか。薄切りにしたタコときゅうりの食感の違いが楽しめる一品です。簡単に作れるので、今日の晩ごはんの副菜として、ぜひ作ってみてください。
たこ飯
プリッとした食感のタコを味わえるたこ飯のご紹介です。タコの旨みが染み込んだご飯は、ついついお代わりしたくなるほどの美味しさです。生姜の風味がアクセントになり、後引く味わいが楽しめます。
たこ焼き
ホームパーティにおすすめのたこ焼きです。ぶつ切りにしたタコを入れて、外側はカリッと内側はトロッと焼きましょう。たこ焼き粉が無くても、ご自宅にある材料で作れるのが嬉しいポイントです。ぜひお試しください。
半夏生には手軽に作れるタコ料理を味わおう!
季節の移り変わりの目安となる雑節のひとつである半夏生とは、夏至から11日目にあたる7月2日頃のことを言います。半夏生はおもに西日本に伝わる風習で、田んぼの稲や畑の作物の豊作を祈願して、タコを使った料理を食べます。
プリッとした食感と旨みが楽しめるタコは、色々な料理と相性のよい食材です。ここでご紹介したレシピを参考に、半夏生の時期には美味しいタコ料理を味わってみてくださいね。