エゴマの葉とは?栄養素などの基礎知識やおすすめの食べ方をご紹介
作成日: 2022/04/25
韓国料理を食べるときに紫蘇とよく似た葉を見たことはありませんか。実はこの野菜はエゴマの葉といって紫蘇とは全く別の野菜のことを指します。
この記事ではえごまの葉とはどんなものなのかをご紹介します。含まれる栄養素やおすすめの食べ方も合わせてご紹介するのでぜひチェックしてみてくださいね。
エゴマの葉とは?
エゴマの葉は大葉などと同じシソ科の一種で、原産地は東南アジアです。夏に旬を迎え、サムギョプサルやエゴマの葉のしょうゆ漬けなどといった韓国料理でよく使われています。韓国料理の影響で日本のスーパーでも手に入るようになりましたが、日本人にとってはあまりなじみがないこともあり消費量は非常に少ないです。
エゴマの葉とシソの違い
エゴマの葉はシソに比べて少し風味にくせがあるのが特徴です。シソがすがすがしくさわやかな香りであるのに対し、エゴマの葉はごま油のようなまったりとした濃厚な香りと味があるため日本人の中でも好き嫌いが分かれることがあります。
一見似たような見た目をしていますが、エゴマの葉はシソに比べて形がやや丸みをおびており細かくギザギザした見た目が特徴的です。葉に厚みがあり大きく、食べてみると繊維を感じるじゃきっとした歯触りをしています。
エゴマの葉に含まれる栄養素
ここでは、エゴマの葉に含まれる栄養素を解説していきます。
カルシウム
カルシウムは人体に最も多く含まれるミネラルです。体重の1~2%を占め、その99%は骨や歯に存在し、残りの約1%は血液や組織液、細胞に含まれています。
鉄
不足しがちな栄養素としてよく聞く鉄という栄養素。足りないとどうなるのか、摂りすぎるとどうなるのか、鉄を多く含む食品などついて以下の記事で詳しくご紹介していますのでぜひ読んでみてくださいね。
βカロテン
βカロテンは動物や人間の体内でビタミンAに変わる物質で、強い抗酸化作用があることで知られています。これらは活性酸素の発生を抑え取り除く作用があるため、動脈硬化を予防することが期待されます。
ビタミンC
水溶性ビタミンのひとつで、体内でコラーゲンの生成に関与するほか、抗酸化ビタミンのひとつとしても知られています。
エゴマの葉を使ったDELISH KITCHENのおすすめレシピ
ここではエゴマの葉を使ったおいしい食べ方をご紹介します。ご飯にも肉にも合うのでぜひ試してみてくださいね。
えごまの葉のにんにく醤油漬け
えごまの葉をごま油とコチュジャンをきかせたにんにく醤油に漬けました。調味料を混ぜて漬け込むだけなのでぱっと思い立った時にも作れますよ。ご飯に巻いて食べると何杯でもおかわりできそうなおいしさです。
エゴマのピリ辛漬け
エゴマの葉を一味唐辛子とコチュジャンのピリ辛だれに漬け込んだレシピです。ピリ辛な味わいなのでご飯にはもちろん、お酒のおつまみにもぴったり!辛さはお好みに合わせて作ってみてくださいね。
エゴマ肉詰めのジョン
鶏ひき肉をエゴマの葉で挟んで食べ応えのあるジョンはいかがでしょうか。韓国料理のジョンは肉や野菜などに小麦粉と溶き卵をつけて焼くピカタのような料理です。火を通すことでエゴマの香りも引き立ちますよ。
豚バラのエゴマ味噌たれ
エゴマの葉を刻んで甘い味噌と混ぜたたれのご紹介です。サムギョプサルの付け合わせとしても並ぶエゴマの葉は豚肉と相性抜群。豚肉の旨味とエゴマ、味噌の香りが合わさって口の中が幸せな気分になりますよ。
エゴマのしょうゆ漬けおにぎり
エゴマの葉をコチュジャンとしょうゆのあまじょっぱいたれに漬けたものをおにぎりに巻いて仕上げました。ご飯とたれを混ぜることでエゴマの葉を巻いた時の一体感が増します。一つ食べたら止まらなくなりそうですね。
えごまの葉を活用してみよう
エゴマの葉とはどんなものなのか、含まれる栄養素やおすすめの食べ方をご紹介しました。紫蘇とは違って少し手に入りにくいものではありますが、一度覚えてしまうとくせになる香りや味わいです。
韓国料理を作ってみた時の付け合わせとして使ってみるのも良いですし、今回ご紹介したレシピを参考にしていろいろな食べ方を試してみてくださいね。
【参考】
厚生労働省e-ヘルスネット「カルシウム」(2022/04/25)
厚生労働省e-ヘルスネット「カロテノイド」(2022/04/25)
厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』ビタミンC (2022/04/25)