箱寿司とは?押し寿司との違いやおすすめレシピもご紹介
作成日: 2022/07/07
更新日: 2022/07/08
握り寿司やちらし寿司など寿司の種類はさまざまありますが、四角い形が特徴的な箱寿司はご存じですか。箱寿司と形がそっくりな押し寿司とは何が違うのでしょうか。
この記事では、箱寿司の特徴や押し寿司との違いについて解説します。ご家庭で作れるレシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
箱寿司について
まずは、箱寿司についてみていきましょう。
箱寿司とは
箱寿司とは、四角い木枠にすし飯とタイ、エビ、穴子、卵焼きなどの具材を入れて押し重ねたものです。木枠から取り出した寿司は食べやすい大きさに切り分けます。
棒寿司は、箱寿司と作り方は同じですが細長い木枠を使います。
箱寿司の歴史・発祥
箱寿司は大阪発祥で、歴史は明治時代までさかのぼります。大阪ではサバやアジなどの身近な具材を使った押し寿司が普及していました。明治時代に押し寿司をおもてなしとして食べることを目的に、タイやエビなどの高級な具材を使った箱寿司が考案されました。箱寿司に使われる具材は調理してあり、保存性が高いのが特徴です。
「箱寿司」と「押し寿司」の違い
押し寿司は、関西地方の伝統的な寿司です。四角い木枠にすし飯と具材を乗せたあと蓋をして、手で押さえます。さば寿司やバッテラが有名です。
大阪の箱寿司は、四角い木枠に甘めのすし飯と具材を何層にも重ねて蓋をして押したものです。甘辛く煮たしいたけやかんぴょうも使われます。一番上の層はエビや卵焼きなどを使い華やかな見た目に仕上げます。
DELISH KITCHENの押し寿司のレシピ
バリエーション豊富な押し寿司のレシピをご紹介します。押し寿司は通常は木枠を使って作りますが、ご家庭にある型でも作ることができます。
押し寿司
さまざまな型を使って作る押し寿司のレシピです。
バッテラ風サバの押し寿司
市販のシメサバを使ったバッテラ風の押し寿司です。すし飯を作るときはご飯を切るように混ぜるのがポイント。脂ののったほどよい酸味のシメサバと白板昆布の代わりに使ったとろろ昆布の旨味がすし飯によく合います。
彩り押し寿司
木枠の代わりに牛乳パックを使った押し寿司です。サーモン、きゅうり、かにかま、錦糸卵で彩り鮮やかに仕上げます。そのまま食べるのはもちろん、一口サイズに切って楽しむのもおすすめです。
スモークサーモンの押し寿司
見た目がおしゃれなスモークサーモンの押し寿司です。パウンド型を使って作ります。ご飯を炊くときに酢などの調味料を入れるので、簡単にすし飯が作れますよ。スモークサーモンの風味とすし飯が絶妙で、いくらでも食べられる美味しさです。
棒寿司
さまざまな魚を使った棒寿司のレシピをご紹介します。
焼き鯖寿司
皮に焼き色がつくまで香ばしく焼いたサバを使った棒寿司です。ラップで包んで作ります。大葉、しょうが、白いりごまの香りが食欲をそそります。食べごたえがあり一品で満足できますよ。
さんまの棒寿司
脂ののったさんまをフライパンで焼き、千切りしょうがと大葉と白いりごまを混ぜたすし飯で巻いた棒寿司です。シャキシャキ食感のしょうががアクセント。あたたかいままでも冷めても美味しく食べられます。
アジと梅ごはんの棒寿司
アジの酢じめから作るさっぱりとした味わいの棒寿司です。アジの酢じめと梅干し、大葉、みょうがを効かせたすし飯を巻きすでしっかり包みましょう。手間をかけて作った寿司は絶品です。
アナゴの棒寿司
市販のアナゴの蒲焼きを使った簡単に作れる棒寿司です。甘辛い蒲焼きと大葉の香りがするすし飯との相性は抜群です。ラップに包んだまま切り分けると崩れにくいですよ。
箱寿司は大阪発祥の四角い押し寿司
箱寿司は、四角い木枠にすし飯とタイ、エビ、穴子、卵焼きなどの具材を入れて押し重ねた寿司です。大阪でおもてなしを目的に押し寿司の派生料理として考案されました。
箱寿司は木枠がなくてもタッパーや牛乳パックなどで手軽に作ることができます。見た目が華やかなので、お祝いにもおすすめです。ご紹介したレシピを参考に、ご家庭でも箱寿司を作ってみてはいかがでしょうか。