DELISH KITCHEN

オートミールとは?おすすめの食べ方も一挙ご紹介!

作成日: 2020/07/02

オートミールとはどのような食べ物かご存知でしょうか。名前は聞いたことがあっても、あまり馴染みがないという人も少なくないのではないでしょうか。実はオートミールにはさまざまな種類があり、それぞれ適した調理法があります。
そこで今回は、オートミールの種類やおすすめの食べ方をご紹介します。

目次

  1. オートミールとは
  2. オートミールの種類
    1. スティールカットオーツ
    2. オーツブラン
    3. ロールドオーツ
    4. クイックオーツ
    5. インスタントオーツ
  3. オートミールの食べ方
    1. お粥状にして食べる
    2. そのまま食べる
    3. オーバーナイトオーツ
    4. パンや焼き菓子に入れる
  4. DELISH KITCHENのオートミールレシピ
    1. オートミールで明太お粥
    2. オートミールナゲット
    3. オートミールパンケーキ
  5. オートミールを使いこなしてみよう!

オートミールとは

オートミールという言葉は、「oats」と「meal」を掛け合わせた英語です。oatsとはオーツ麦のことで、mealは食事という意味。つまり、オートミールとは脱穀して食べやすく加工したオーツ麦のことなのです。オーツ麦は日本名だと「燕麦(えんばく)」とも呼び、古くから農耕馬の飼料として栽培されていた歴史があります。海外では、古くから粥状に調理したオートミールを食事に取り入れてきました。オートミールは「全粒穀物」といって、胚芽などが未精製の状態で加工されているため、ほかの精白した穀物よりも栄養が豊富に含まれているのが特徴だといえます。

特に注目すべきは、食物繊維、タンパク質、ミネラル類の栄養価です。同じ全粒穀物のなかで栄養価が高いとされる、玄米と比べてみましょう。食物繊維は不溶性・水溶性合わせてオートミール100g中9.4gと、玄米の約3倍含まれています。タンパク質は100g中13.7gと、玄米の約2倍。カルシウムは100g中47mgと、玄米の約5倍含まれているのです。こういった栄養価の高さが、オートミールが古くから重宝されてきた理由の1つなのだと考えられます。

オートミールの種類

オートミールは加工の仕方などによって、大きく分けると5種類あります。種類によっては調理に時間のかかるものもあるので、購入するときはどの種類を使うのか確認しておきましょう。

スティールカットオーツ

脱穀したオーツ麦を1粒あたり2~3分割したもの。生の状態なので、食べるには30分ほど煮込む必要があります。プチプチとした食感が特徴ですが、30分以上煮込むとドロドロになってしまうので加熱時間には注意が必要です。

オーツブラン

オーツ麦の外皮に当たる部分を集めたもの。食物繊維が含まれているため、健康食品として重宝されています。しかしながら、そのままの状態ではおいしく食べられないため、ほかのシリアルと混ぜて食べたり、パンやお菓子などに入れたりするのが一般的な使い方です。

ロールドオーツ

脱穀したオーツ麦を蒸してからローラーで平たく伸ばし、乾燥させたもの。一度加熱処理がされてはいますが、そのまま食べるには硬く、食べにくいため、加熱して食べるのがおすすめです。スティールカットオーツに比べると加熱時間は短く、5分程度で柔らかくなります。

クイックオーツ

上記のロールドオーツを細かくカットしたもの。水分が早く浸透するため、調理時間が更に短くなります。味はついていないものの、そのままでも食べられて調理用途が幅広いため、初心者でも扱いやすいタイプです。

インスタントオーツ

ロールドオーツを調理し、すぐに食べられるように加工したもの。なかには味付けされているタイプもあります。クイックオーツと並び、初心者に扱いやすいオートミールです。そのまま牛乳をかけて食べるほか、さっと加熱してもおいしく食べられます。ただし、煮すぎるとドロドロになってしまいやすいので注意が必要です。

オートミールの食べ方

ここでは、オートミールの基本的な食べ方から、人気のおしゃれな食べ方まで一挙にご紹介します。

お粥状にして食べる

オートミールの最も基本的な食べ方です。水で煮ることもできますが、海外では牛乳で煮た「ポリッジ」というミルク粥が一般的に親しまれています。オートミールが柔らかく煮えたら、好みのフルーツをのせたり、はちみつをかけたりして、甘めに仕上げるのがスタンダードです。
もちろん、牛乳だけでなく、日本のお粥のようにだし汁などで仕上げてもおいしく食べられます。

そのまま食べる

クイックオーツやインスタントオーツであれば、そのままスナック感覚で食べることもできます。牛乳をかけても良いですし、好みのフルーツやヨーグルトなどを添えれば、朝食にもぴったり。
ただし、ふやかしていないオートミールは、お腹の中で水分を吸って膨らむので、量を摂り過ぎないように注意しましょう。

オーバーナイトオーツ

オーバーナイトとはその名の通り、オートミールに牛乳や豆乳、ヨーグルトなどを染み込ませ、1晩置いたもののこと。1晩置くことでオートミールがしっとり、もちもちになって食べやすくなります。火を使わずに手軽にできるので、とても人気が高まっている食べ方の1つ。
好みのナッツやドライフルーツなども使い、ガラスの瓶に層になるように仕込んでいくと、見た目もおしゃれになるのでおすすめです。

パンや焼き菓子に入れる

食感のアクセントとして、パンや焼き菓子にオートミールを入れる食べ方です。特に、オートミールクッキーは昔からアメリカの家庭の味として有名。オートミールの味に慣れていない人にもおすすめです。

DELISH KITCHENのオートミールレシピ

オートミールで明太お粥

お米の代わりにオートミールを使い、あっさり和風味に仕上げたお粥です。明太子のピリッとした辛味がアクセントになって、食欲が刺激される一品。

オートミールナゲット

オートミールを豆腐の水分でふやかし、鶏ひき肉と混ぜてナゲットに仕上げました。ふんわり優しい味わいを楽しめる一品です。

オートミールパンケーキ

ホットケーキの生地にオートミールをプラスした、食べごたえのあるパンケーキです。もちもちっとした食感がたまらないおいしさ!

オートミールを使いこなしてみよう!

オーツ麦を食べやすく加工したオートミール。海外では古くから家庭の味として親しまれてきました。オートミールは加工の仕方によって種類が分かれ、それぞれ扱い方が少しづつ異なります。
ここでご紹介した特徴や食べ方を参考に、オートミールをさまざまな調理法で楽しんでみてはいかがでしょうか。

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