「オーツミルク」とは? 味・栄養・他ミルクとの違いも解説!
作成日: 2024/07/05
オーツミルクは、近年注目を集めている植物性ミルクの一つです。健康志向の高まりとともに、様々な代替ミルクが市場に登場していますが、その中でもオーツミルクは特に人気があります。本記事では、オーツミルクの基本情報、味わい、栄養素とその効能、さらに牛乳や他の植物性ミルクとの違いについて詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
オーツミルクとは何か
オーツミルクは、オーツ麦を主原料とした植物性のミルクです。オーツ麦に水を加え攪拌したものを濾過して作られます。牛乳や豆乳に比べると低カロリーで、食物繊維が多く含まれているのが特徴です。一方、糖質は、牛乳や豆乳、アーモンドミルクよりも多く含まれています。
オーツミルクの味わい
オーツミルクは、豆乳やアーモンドミルクに近いクリーミーさと自然な甘みを味わえます。さらっとした舌触りでクセがなく飲みやすいため、料理や飲み物にも幅広く利用できます。
オーツミルクの栄養素
ここではオーツミルクに含まれている栄養素についてご紹介します。
タンパク質
たんぱく質は、アミノ酸の重合体であり、筋肉、臓器、皮膚、毛髪等の体構成成分やホルモン、酵素、抗体等の体調節機能成分です。たんぱく質、炭水化物、脂質はエネルギーの源となる栄養素です。たんぱく質は他の栄養素から体内で合成できないため、必ず摂取しなければなりません。
カルシウム
カルシウムは人体に最も多く含まれるミネラルで、歯や骨を成形します。
カルシウムが不足すると、骨粗鬆症、高血圧、動脈硬化などの原因となる可能性があります。一方で過剰に摂取してしまうと、高カルシウム血症、高カルシウム尿症、軟組織の石灰化、泌尿器系結石、前立腺がん、鉄や亜鉛の吸収障害、便秘などの原因となる可能性がありますので、適切な接種が必要です。
ビタミンB群
ビタミンB群は体内のさまざまな代謝に必要な酵素の働きを補っています。
ビタミンD
ビタミンDは、カルシウムの吸収促進、骨の成長促進など重要な役割のある栄養素で、健康な骨や歯を維持するために欠かせない脂溶性のビタミンのひとつです。
また、ビタミンDには免疫機能を調整する働きがあり、体内に侵入したウイルスや細菌などに対して過剰な免疫反応を抑制し、必要な免疫機能を促進することがわかっています。
β-グルカン
β-グルカンは、多糖類の一種で、免疫力を高め、ガンを予防する効果やコレステロール値を下げる効果があります。
オーツミルクと他ミルクとの違い
ここでは、オーツミルクと他のミルクの違いについてご紹介します。
牛乳との違い
オーツミルクがさっぱりとした味わいに対し、牛乳はまろやかでよりクリーミーな味わいがします。また、オーツミルクは牛乳に比べて低カロリーです。一方でタンパク質や脂質は、牛乳の方が多く含まれています。
豆乳との違い
オーツミルクは豆乳よりもあっさりしており、独特の豆の風味がないため、豆乳が苦手な人にも好まれます。栄養素では、豆乳よりもオーツミルクの方が、食物繊維を多く含んでいます。
アーモンドミルクとの違い
オーツミルクはアーモンドミルクよりもクリーミーな味わいです。カロリーやカルシウムは、オーツミルクの方がより多く含まれています。
オーツミルクを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここでは、オーツミルクを使ったレシピをご紹介します。
オーツミルクのバナナケーキ
オーツミルクを使ったバナナケーキのレシピです。甘さは控えめですが、生地がしっとりとして優しい味わいを楽しめます♪
オーツミルクチーズケーキ
オーツミルクを使ったチーズケーキのレシピです。あっさりとした風味で、自然な甘みを味わえます。
オーツミルクパンケーキ
朝食にもおすすめのパンケーキのレシピです。卵不使用で作れるのも嬉しいポイントです。ほのかな甘みで美味しくいただけます。
オーツミルクプリン
冷やして固めるだけで簡単に作れるプリンです。オーツミルクとメープルシロップの相性が良い一品ですよ♪
オーツミルクアイス
オーツミルクとはちみつで作るシンプルなアイスのレシピです。素朴で優しい甘みをぜひ味わってみてください。
自然で優しい甘みのオーツミルクを生活に取り入れてみて♪
オーツ麦から作られるオーツミルクはその自然な甘みとさっぱりとした味わいで人気の植物性ミルクです。食物繊維やカルシウムなどの栄養を含んでおり、健康志向の方にもおすすめです。そのまま飲むだけでなく、お菓子作りにも幅広く活用できます。オーツミルクをぜひ日常の中に取り入れてみてくださいね♪
【出典】
日本食品標準成分表2020年版(八訂)
【参照】
厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』「ビタミンD」
厚生労働省e-ヘルスネット「ビタミン」(2024/07/03)