キンパ作りの具材は?本場の基本具材やアレンジ具材、おすすめレシピをご紹介
作成日: 2023/06/29
更新日: 2023/08/16
韓国料理のキンパを知っていますか?キンパとは、海苔の上に味つけしたごはんと具材をのせて巻いた、韓国風巻き寿司です。日本の巻き寿司では、サーモンやマグロなど生魚の切り身を入れることがありますが、キンパでは牛肉や卵焼きなど加熱した具材を入れます。
この記事では、キンパ作りにおすすめの具材について解説します。本場韓国で使われる基本の具材だけでなく、プルコギキンパやチーズキンパなどに使われるアレンジ具材も紹介します。ご自宅で楽しめるキンパレシピも載せているので、ぜひチェックしてみてください。
キンパ作りにおすすめ具材一覧
ここでは、キンパ作りに使うおすすめ具材について紹介します。本場韓国でなじみのある具材や、韓国の居酒屋風に進化したキンパで使われる具材など、定番からアレンジ具材までそろっているので、ぜひ参考にしてください。
伝統的なキンパの具材
・牛肉
・卵
・人参
・たくあん(甘めがおすすめ)
・ほうれん草 (小松菜でも可)
・キムチ(お好みで)
キンパの定番具材である牛肉は、フライパンなどで炒めてから醤油と砂糖で甘辛く味つけし、ごま油を加え、香りよく仕上げます。人参は、千切りにしたものを炒めてナムルにしてから使います。
たくあんは甘めの味付けのものを選ぶと、味のアクセントになり全体がバランスよく仕上がるでしょう。大人が食べるなら、キムチを入れてピリ辛味にアレンジするのもおすすめです。
カジュアルなキンパのおすすめ具材
・キムチ
・チーズ
・卵
・きゅうり
・サニーレタス
・ランチョンミート(魚肉ソーセージでも可)
相性のよいキムチとチーズは、キンパのアレンジ具材としても人気があります。ごはんにキムチを混ぜてチーズを巻いて電子レンジで温めると、とろけるチーズの食感がたまらないチーズキンパが楽しめます。
その他・キンパ作りに必要な材料
・ごはん
・海苔
・ごま油
・ごま(白)
・コチュジャン(お好みで)
キンパに使うごはんは、少量の食塩とごま油を混ぜて味付けするのが一般的です。キンパを作った後、仕上げとして海苔にごま油を塗りごまをふりかけると、より風味が加わって美味しくいただけます。
種類別・キンパ作りとおすすめの具材組み合わせ
ここからは、キンパのおすすめ具材の組み合わせを種類別にご紹介します。
基本のキンパの具材
まずは基本となるキンパの具材です。
たくあん・卵・人参・ほうれん草・キムチ(お好みで)
たくあんや卵の黄色、人参の橙色、ほうれん草の緑色が鮮やかで、食感も楽しい基本のキンパです。たくあんの甘じょっぱさとポリポリとした食感がアクセントになり、後引く味わいが楽しめます。
塩味の卵焼きや、ごま油で炒めた人参、ほうれん草が美味しい一品です。たくあんは3〜5mmの好みの細さにカットして入れましょう。大きめにカットするとより食感が楽しめます。お弁当などに入れる卵焼きは甘い味つけが多いですが、キンパの卵焼きは塩や醤油で味付けしたものが多く使われます。
レシピによっては、人参やほうれん草はごま油や塩胡椒、鶏ガラスープの素などで味付けすることがあります。また、お好みでキムチを入れて、ピリ辛味のキムチキンパにするのもおすすめです。
ちょっぴり豪華に!プルコギキンパの具材
次にプルコギ風にアレンジしたキンパで使う具材をご紹介します。
牛肉・たくあん・卵・人参・ほうれん草・キムチ(お好みで)
基本となるキンパの具材に、プルコギ風に味つけした牛肉を入れて作ります。牛肉は細かくカットして、醤油・みりん・酒・砂糖で味付けして仕上げましょう。ごま油にニンニクのすりおろしを加えると、食欲をそそる香りになります。
おうちで作る際には、焼肉のタレを使うと簡単に味つけできるので使ってみるのもおすすめです。甘辛い牛肉と相性のよいキムチを一緒に巻いても美味しくいただけます。
韓国居酒屋の定番メニュー!チーズキンパの具材
ここからは、韓国の居酒屋定番メニューであるチーズキンパの具材をご紹介します。
キムチ・チーズ
チーズキンパはコチュジャンを混ぜたごはんでチーズを巻いたアレンジキンパです。ごはんには細かく切ったキムチを加えることもあります。食べる直前に電子レンジで加熱すると、チーズが溶けてたまらない美味しさです。さまざまなチーズでアレンジして作ってもよいでしょう。
韓国のお弁当の定番!簡単キンパの具材
キンパは韓国のお弁当の定番メニューで、日本でいうおにぎりのような存在です。ここでは、簡単に作りたいときにおすすめのキンパの具材を紹介します。
ランチョンミート・きゅうり・卵・たくあん・サニーレタス
材料を切るだけで作れる簡単キンパなら、朝の忙しい時間でも作りやすいでしょう。厚めで食べ応えのあるランチョンミートに、食感が楽しめるきゅうり、塩味を効かせた卵焼きを加えてボリュームたっぷりのキンパに仕上げます。
サニーレタスを一緒に巻くことで、シャキッとした軽やかな食感がプラスされるので、最後まで飽きずに食べられます。キムチなど辛い食材を入れずに作るので、辛さが苦手な方やお子様におすすめです。
他にもキンパは、さまざまな具材を使ってアレンジできます。欲張って具を巻きすぎると海苔で包み切れない場合があるので注意しましょう。
キンパを上手に巻くコツは?
以下のDELISH KITCHENのレシピで、キンパを上手に巻くコツを紹介しています。海苔の奥3cmより手前にごはんを広げるのが上手に巻くポイントです。巻き終わりからごはんがはみ出さず、きれいに仕上がります。
DELISH KITCHENのキンパのレシピ
ここからは、おすすめのキンパレシピをご紹介します。お弁当にぴったりの簡単キンパやのびるチーズが楽しいチーズキンパなど、さまざまなレシピがそろっているのでぜひ参考にしてください。
キンパ
にんじんとたくあん、サニーレタスの彩りが鮮やかなキンパレシピを紹介します。牛肉の味付けは焼肉のタレを使うので、朝の忙しい時でもササっと簡単に作れるのが魅力です。お弁当の一品に、ぜひお試しください。
シンプルチーズキンパ
コチュジャンやキムチを混ぜ込んだごはんで、さけるチーズを巻いたチーズキンパです。電子レンジで加熱したチーズがごはんに絡み、思わずやみつきになる美味しさです。お酒にも合うので、ぜひ作ってみてください。
小松菜入り韓国風のり巻き
小松菜のシャキシャキとした食感がアクセントになる、ごまの風味たっぷりのキンパを作ってみませんか。甘辛く味つけした豚肉と、ごま油で香ばしさをプラスしたにんじんや小松菜のナムルが相性のよい一品です。
簡単キムチキンパ
キンパを手軽に楽しみたい時におすすめの、簡単キムチキンパを紹介します。ニンニクと焼肉のタレで風味よく仕上げた牛肉と、ピリッと辛いキムチが相性抜群で、思わず手が止まらなくなる美味しさです。
プルコギ巻き
食べ応えのあるプルコギを野菜と一緒にごはんで巻きます。いつもはごま油と塩で味付けするごはんを、巻き寿司のように酢飯でアレンジします。プルコギの甘辛い味付けと、さっぱりとした酢飯がよく合う一品です。
ちなみに!キンパは日本の「のり巻き」が由来?
韓国料理として有名なキンパですが、日本が始まりという節と、韓国が始まりという節の両方があります。日本を起源とする説では、日本でいう海苔巻き(関西の太巻き)が韓国に伝わったのが最初だとされています。
酢飯の代わりにごま油と塩でご飯を味つけして、キムチやナムルなど韓国の食材を入れるようになったという説です。韓国でもキンパを巻く際には、巻きすを利用します。
韓国が始まりという説では、韓国の食文化として伝わる「サム(包む)」に由来するという説が有力です。ポッサムやサムギョプサルもその一つであり、具材をサンチュに巻いて食べることからその名前がつきました。15世紀ごろには朝鮮半島で海苔が作られていたこと、古くから「サム」に関する文献があることが根拠とされています。
韓国風海苔巻き「キンパ」をおうちで作ってみよう!
キンパとは、韓国風海苔巻きのことです。日本の太巻きに似ていますが刺身などを巻くことはなく、炒めて味つけした牛肉や豚肉、卵焼き、にんじんや小松菜のナムルなどを具材に入れます。
一般的なキンパの他に、コチュジャンやキムチを混ぜたごはんでチーズを巻いたチーズキンパ、プルコギ風に味付けした肉を巻いたプルコギキンパなど、さまざまなアレンジも楽しめます。ここで紹介したキンパレシピを参考に、おうちで手作りキンパを味わってみてはいかがでしょうか。