たけのこの栄養とは?その働きやDELISH KITCHENのレシピもご紹介します
作成日: 2024/11/08
春の味覚として親しまれる「たけのこ」。独特のシャキシャキとした食感が特徴的ですが、どのような栄養素を含んでいるのでしょうか。この記事では、たけのこに含まれる栄養素やその働き、DELISH KITCHENの厳選レシピをお伝えします。ぜひ最後までお読みください!
たけのこの主な栄養素
ここでは、たけのこの若茎(ゆで)と水煮缶詰について、それぞれに含まれる主な栄養素をご紹介します。なお、実際に料理する際にたけのこを茹でると白い粉が出てきますが、これは「チロシン」と呼ばれるアミノ酸の一種であり、食べても問題ありません。
また、たけのこはシュウ酸を含むことから、収穫したてでない生のものを購入した際には必ず下茹でしてから料理に使いましょう。
※ビタミンEの数値は、α-トコフェロールの値を記載しています
たけのこの下処理方法や保存方法はこちら
たけのこに含まれる栄養素の働き
たけのこに含まれる栄養素には、どのような働きがあるのでしょうか。代表的なものを一つずつ確認していきましょう。
食物繊維
食物繊維とは、食べ物の中に含まれ、人の消化酵素で消化することのできない栄養素です。整腸作用など身体の中で有用な働きをすることが注目され、「第6の栄養素」といわれています。
カリウム
人体に必要なミネラルの一種で、体内で浸透圧の調節に働きます。体内のナトリウムの排出を手助けする作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。
亜鉛
ミネラル(鉄、亜鉛、銅など)は体内で作ることができないため、食事から摂取する必要があります。ミネラルは、お互いに吸収や働きを助け合うので、バランスよくとりましょう。
亜鉛はミネラルに分類されており、体内では合成されません。からだの調子をととのえるために必要で、微量ミネラルの中では鉄の次に多い栄養素です。全身の細胞に存在していて、細菌やウイルスが侵入すると免疫システムによって防御しています。
妊娠中、乳児期および小児期の体は、十分な成長や発達のために亜鉛が必要です。また、亜鉛は創傷治癒にも効果があり、適正な味覚や臭覚にも関わっています。
ビタミンE
ビタミンEは血行を促進する働きがある脂溶性の抗酸化ビタミンです。細胞壁や生体膜の機能維持にも関与しています。抗酸化作用のほか、細胞内に過酸化脂質が作られるのを抑える働きがあり、がん、老化、免疫機能の低下等を引き起こす活性酸素の働きを抑えてくれます。
たけのこを使ったおすすめのレシピ
DELISH KITCHENのたけのこを使った厳選レシピを3つご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね♪
食欲そそる♪たけのこのバター醤油肉巻き
たけのこの食感と豚バラ肉のこってり感が楽しめる一品。バターのコクが加わり、食欲をそそります。
春を告げる旬の味!基本のたけのこの土佐煮
かつお節を使ったシンプルな煮物で、たけのこの旨味を引き出します。ご飯のおかずとしてもお酒のおつまみとしてもぴったりです。
ピリ辛味でごはんがすすむ♪たけのことピーマンの麻婆春雨
ピリ辛な味付けで、シャキシャキのたけのことピーマンが特徴的な麻婆春雨。ピリ辛な味わいで、ご飯が進むおかずとして人気です。
旬の味わいを楽しもう!
たけのこは、食物繊維やたんぱく質、カリウム、ビタミンE、パントテン酸、銅、亜鉛、マンガンなど、さまざまな栄養素を含む春の旬の食材です。季節の味わいを楽しむとともに、これらの栄養素を取り入れることができます。
この記事でご紹介したDELISH KITCHENのレシピも参考に、ぜひ食卓に取り入れてみてくださいね!
【出典】
日本食品標準成分表2020年版(八訂)
【参照】
・厚生労働省 e-ヘルスネット「カリウム」
・厚生労働省 e-ヘルスネット「食物繊維」
・厚生労働省 e-ヘルスネット「抗酸化ビタミン」
・厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』「亜鉛」
・厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」(2024/11/03)
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