スパイスを使って本格的なカレーを作ろう！

カレーのスパイスの種類

ここでは、スパイスカレーを作るときに使用する主なスパイスの種類について見ていきましょう。

クミン

カレーを作るときに欠かせないスパイスの一つがクミンです。クミンはエジプト原産のセリ科の香辛料で、強い香りや苦みがあります。
加熱することでより香りが立つので、ホールタイプのものは油でじっくりと炒めて使うことをおすすめします。

コリアンダー

コリアンダーの種子を乾燥させて作るスパイス、コリアンダー。別名「パクチー」とも呼ばれ、生の葉は独特のクセがあることで知られています。
乾燥させたスパイスはあまりクセがなく、柑橘のようなさわやかな香りを持つのが特徴です。

ターメリック

料理を黄色く色付けする役割があるターメリックは、和名では「ウコン」と呼ばれているスパイスです。
味そのものには苦味や土っぽい香りがあるので、入れすぎには注意が必要です。

カルダモン

清涼感のある香りが魅力のカルダモンは「香りの王様」とも呼ばれています。苦味やほんのり辛味もあるので、こちらも少量から使用することをおすすめします。
他のスパイスに比べて高価なスパイスとしても知られています。

チリペッパー

チリペッパーはカレーの辛味付けに使用されるスパイスです。
刺激的な辛さを持つのが特徴で、チリペッパーの代わりにレッドペッパーが使われることもあります。

フェンネル

風味付けに使用するセリ科のフェンネルは、ほんのりと甘みや苦みを感じるスパイスです。和名では「ウイキョウ」といいます。
インドでは口臭を消すために、食後にフェンネルを飲む習慣もあります。

クローブ

甘い香りを持つクローブは、クミンやシナモンとの相性も良いスパイスです。
料理だけでなく、お菓子作りにもよく使われます。

ガラムマサラについて

「ガラムマサラ」とは、数種類のスパイスを配合したミックススパイスです。
配合するスパイスに特に決まりはなく、一般的に3〜10種類ほどのスパイスが使われます。
主に使用されるのはクミンやカルダモン、コリアンダー、シナモン、クローブ、ナツメグなどで、基本的に辛味が入らないのが特徴です。
ガラムマサラは辛味ではなく、料理に風味付けをする役割があります。ホールスパイスを加熱して香りを引き出し、パウダー状にして保存します。

同じくミックススパイスのカレー粉との違いは、ターメリックが含まれるか含まれないかです。
カレー粉には色付けの役割があるターメリックが含まれていますが、ガラムマサラには含まれていません。

基本のカレーのスパイス

カレーに使われるスパイスは実にたくさんありますが、数種類の基本のスパイスだけでもカレーをおいしく作ることができます。
クミン、コリアンダー、ターメリック、カルダモン、チリペッパーの5種類を揃えておけば十分でしょう。

DELISH KITCHENのスパイスカレーレシピ

こちらの記事では、DELISH KITCHENのスパイスカレーレシピを4つご紹介します。

食欲そそる！本格キーマカレー

スパイスを5種類使って作る本格的なキーマカレーのご紹介です。ひき肉の旨味とトマトやヨーグルトの酸味が加わり、夏でも食欲をそそる一皿に仕上がります。
水分をしっかりと飛ばしたら旨味が凝縮したカレーの完成です。

スパイスの香りが食欲そそる♪手羽元チキンカレー

ホールスパイスを使用することでより風味豊かなカレーに！骨付きの手羽元を加えれば骨からも旨味が溶け出します。肉をヨーグルトに漬けておくことで、ほろほろにやわらかく煮えるのもポイントです。
カレー粉をたっぷりと加えてスパイシーに仕上げましょう。

ココナッツが香る♪鶏肉で作る！スリランカカレー

バスマティライスと一緒に食べるスリランカカレーはいかがですか。カレーリーフやランペなどを使用する本格的な味わいのカレーですが、これらが手に入らないときは使わなくても作ることができます。
パウダーのスパイスはしっかりと炒めて風味を引き出すのがポイントです。

レンズ豆で作る♪ダルカレー

やわらかく煮えたレンズ豆がおいしいダルカレー。肉を使用したカレーとは一味違う新鮮な味わいをお楽しみいただけます。
ホールスパイスとパウダースパイスを使い分けて、それぞれの風味をうまく引き出すのがおいしさの秘密です。
チリパウダーをきかせて、辛味もしっかりと加えましょう。

DELISH KTICHENのカレーに関する記事をご紹介

世界中にはさまざまなカレーがあり、国や地域によってその特徴も異なります。
DELISH KTICHENではいろいろな種類のカレーをご紹介しているので、ぜひこちらも読んでみてくださいね。

カレーの種類はたくさん！国によっても様々な違いがあります

インドから広がったカレー。日本でよく食べられているカレーライスは小麦粉や牛肉を使って煮込んだイギリスのカレーが広まったものです。日本では煮込むイメージのあるカレーも、インドでは仕込みに時間をかけて短時間で作るもの。このようにカレーもその国々で特徴があります。今回はそんなカレーの種類をご紹介します。

スパイスを自在に使って絶品カレーを作ろう！

スパイスの組み合わせ次第で作れるカレーは無限大に広がります。それぞれのスパイスの特徴を知ることで、自分好みのカレーを作ることができるでしょう。
ホールタイプのスパイスとパウダータイプのものはそれぞれに使い方が異なるので、こちらでご紹介したレシピも参考にしていろいろと作ってみてはいかがでしょうか。
本格的なカレーに、家族や友人からも歓声が上がることまちがいありません！