浸水いらずで便利!レンズ豆の特徴や簡単レシピを紹介
作成日: 2020/11/19
レンズ豆とは、フランス料理やエスニック料理の食材としてよく使われる、小さく平たい形の豆です。下ごしらえが簡単で手軽に食べられ、いろいろなメニューに合うため広く愛されています。
この記事ではレンズ豆についての基礎知識や、家庭で簡単に作れる美味しいレシピを紹介します。
レンズ豆を使いこなせば、メニューのバリエーションがいっそう豊かになりますよ!
レンズ豆とは
レンズ豆とは、メソポタミア地域が起源とされる、直径5mm前後の非常に小さい豆です。フランス、イタリア、インド、トルコなどでは馴染みのある食材で、サラダやスープの具材、メイン料理の付け合わせとして使われています。
レンズ豆は、形が小さく平たいので早く火が通るのが特徴です。調理前の浸水が必要なく、茹でるだけで食べられます。
煮込み料理なら、下茹でなしでも他の食材と一緒に煮込んで食べられるため、スピードメニューにも便利な食材といえます。
また、旨みとほのかな甘みのある、クセの少ない味わいも特徴です。
レンズ豆の種類
レンズ豆には大きく分けると茶レンズ豆、赤レンズ豆、緑レンズ豆の3種類があります。以下ではそれぞれの特徴を解説します。
茶レンズ豆
茶レンズ豆とは、一般的に皮付きの状態で販売されている茶色のレンズ豆です。
皮付きのため煮込んでも煮崩れにくく、豆の形を残したい煮込み料理や、炒め物などに向いています。
赤レンズ豆
赤レンズ豆とは、一般的に皮をむいた状態で販売されているオレンジ色のレンズ豆です。
皮がないため舌触りがよく、加熱すると早く柔らかくなります。煮崩れやすいので、スープなどの煮込み料理にとろみを付けたい場合に便利です。
緑レンズ豆
緑レンズ豆は皮付きの状態で販売されている、深い緑や緑褐色のレンズ豆です。
煮崩れしにくいため、サラダや炒め物など粒感を残したい料理に向いています。
日本の食材店ではあまり見かけないため、入手するなら通信販売が便利です。
レンズ豆を使ったDELISH KITCHENのレシピ
浸水いらずで便利なレンズ豆を、サラダや炒め物、煮込み料理などに活用したレシピを紹介します。
レンズ豆のサラダ
レンズ豆を具材に加えたチョップドサラダです。具材をダイス状にカットするので、スプーンですくえて食べやすいですね。
また、具材を小さく切るとレンズ豆とも食感が馴染みます。
レンズ豆とラムのスパイシー炒め
レンズ豆とラム肉、玉ねぎをカレー粉でスパイシーに炒めました。ラム肉独特の味わいはスパイスと相性抜群です。食欲をそそるクミンの香りや、全体を引き締めるミントの香りが効いています。
レンズ豆の下ごしらえは洗って15~18分茹でるだけ。思い立ったときにすぐ作れますね!
ダルカレー
レンズ豆をメインにしたカレーです。レンズ豆に旨みがあるので、動物性の食材なしでも大満足の食べ応えに仕上がっています。
ご飯はもちろん、パンと合わせるのもおすすめですよ♪
スリランカ風レンズ豆カレー
赤レンズ豆を使ったスリランカ風のカレーです。柔らかい赤レンズ豆とまろやかなココナッツミルクで、スパイシーながら優しさも感じる美味しさに仕上がっています。
材料さえ揃えれば、鍋に入れて加熱するだけの簡単レシピです。
レンズ豆のポタージュ
レンズ豆のシンプルなポタージュです。少し長めに20~30分煮るとブレンダーにかけたとき、よりなめらかになります。
ブイヨンなしでも旨み豊かなほっとする美味しさで、夜食にもおすすめです。
レンズマメとベーコンのスープ
レンズ豆を主役にした食べ応え抜群のスープです。クミンの香りやトマトの酸味も食欲をそそります。
レンズ豆とベーコンを合わせると、植物性の旨みと動物性の旨みが相乗していっそう美味しくなりますね!
ハリラスープ
ハリラスープは、モロッコ料理の代表格ともいえるスープです。ほんのりスパイシーなスープに、パクチーやセロリの爽やかな香りがよく合います。
レンズ豆とひよこ豆、それぞれの食感のコントラストも楽しいです♪
優しい味と便利さが魅力!レンズ豆を毎日の料理に活用しよう!
レンズ豆の特徴やおすすめレシピを紹介しました。浸水いらずで火の通りが早くいろいろな料理に使えるので、馴染みのなかった人にもぜひ活用してほしい食材です。洋食やエスニックのイメージが強いですが、煮物や味噌汁など和食メニューにも使えますよ!
優しい味のレンズ豆を使ったメニューで、毎日の食卓を充実させてください。