高菜とは?栄養価や高菜漬けの活用レシピもご紹介!
作成日: 2024/09/26
更新日: 2024/10/01
「高菜」は高菜漬けで有名ですが、日本各地で生産されているわけではないため、生の高菜を見たことがないという人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、高菜とはどのような野菜なのか、栄養価や高菜漬けの活用方法をご紹介します。
高菜とは
アブラナ科の葉野菜「高菜」は、からし菜の一種で原産地は中央アジアです。
日本へはシルクロードを通り中国から伝わりました。
平安時代にはすでに栽培されていた、といわれているほど歴史ある野菜のひとつです。
旬の時期は冬から春にかけてで、白菜と小松菜が混ざったような株です。
基本的に、葉は鮮やかな緑色で少し縮れています。
種類によっては紫色が入っているものや、葉先がギザギザになっているものもあります。
高菜の栄養
生の高菜、可食部100gあたりの主な栄養は以下の通りです。
・エネルギー…21kcal
・食物繊維…4.0g
・カルシウム…87g
・カリウム…300mg
・ビタミンK…120μg
・βカロテン…2300μg
・葉酸…180μg
高菜漬けにすると以下のような栄養価になります。
※可食部100gあたりの計算です。
・エネルギー…124kcal
・食物繊維…4.0g
・カルシウム…51g
・カリウム…110mg
・ビタミンK…300μg
・βカロテン…2400μg
・葉酸…23μg
※βカロテンの数値は、βカロテン当量を記載しています
【出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)】
高菜の種類
高菜は温かい気候を好むため、九州を中心に主に西日本で栽培されており、種類が多いのが特徴です。
例えば、肉厚な葉で漬物などによく利用されている「大葉高菜」や「三池高菜」、ギザギザの葉をしている「久住高菜」、葉の付け根に大きなコブができる「雲仙こぶ高菜(こぶ菜)」があります。
ほかにも、「長崎高菜」「阿蘇高菜」「地高菜」なども有名です。
ちなみに、高菜と近い野菜に、高菜のミニチュア版のような見た目をしている「子持ち高菜(つぼみ菜)」があります。
高菜は漬物にすることが多い葉野菜ですが、一般的な葉野菜のように炒め物にしたり生で食べたりもします。
高菜と子持ち高菜(つぼみ菜)の違い
子持ち高菜(つぼみ菜)は、名前に高菜が付いているものの種類が違います。
つぼみ菜は、もともと中国で作られていた大型のからし菜の一部で、葉と葉の間の茎に生えるわき芽です。
福岡県で品種改良され、2008年頃から出荷が始まりました。
つぼみ菜が栽培できる地域は福岡県のみとなっており、生食やサラダ、炒め物などに使われます。
高菜漬けを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、高菜漬けを使ったおすすめレシピをご紹介します。
高菜と卵の和風チャーハン
高菜を使った料理の中でも人気の高菜チャーハン。
こちらはオーソドックスな高菜チャーハンが味わえるレシピです。和風顆粒だしとごま油で風味豊かに仕上げました。
高菜そぼろ丼
鶏そぼろに高菜漬けを加えた、パンチのあるそぼろ丼はいかがでしょうか。
包丁を使わずに作れるので、洗い物を増やしたくないときにもおすすめです。卵黄を乗せれば、高菜そぼろそのままの味と、卵黄をからめたまろやかな味、両方を味わえます。
高菜明太のコクうまパスタ
パスタをゆでたら、ボウルで材料を混ぜ合わせるだけのパスタです。
高菜漬けと明太子の大人な味付けとなっています。パスタさえゆでれば味付けは簡単なので、ランチにもおすすめです。
納豆と高菜のパスタ
高菜漬けに納豆?と驚くかもしれません。
ちょっと意外ですが、どちらも発酵食品なので、実は相性がよい組み合わせです。にんにくと唐辛子でペペロンチーノ風に作ってみました。
高菜のごま油炒め
そのまま食べても十分おいしい高菜漬けを、少しだけアレンジしてごま油の風味をプラスしました。
ごま油のほかにしょうゆやみりんなど、甘辛い調味料で炒めるだけでひと味違った高菜漬けが楽しめます。
高菜の卵焼き
高菜漬けはお弁当の定番、卵焼きのレパートリーも増やせます。
高菜漬けのほかに、かにかまぼこもプラスするため、だしを準備する必要がありません。しっかりした味わいで、おつまみにもなりますよ。
豚肉の高菜炒め
包丁を使わないうえに、具材は豚こま肉と高菜漬けがあれば作れるお手軽レシピです。
作り方はごま油で具材と調味料を炒めるだけ。あと一品ほしいときや、お酒のお供にもおすすめです。
高菜とささみの中華和え
火を使わずにレンジで作れる中華和えです。
レンジで蒸したささみに、高菜漬けと粗みじんにしたねぎをたっぷり入れて、ボウルで和えるだけのレシピは、ささみの蒸し汁を加えるのがポイントです。
おかずにもおつまみにも!高菜漬けは万能漬物
高菜はアブラナ科の葉野菜で、平安時代にはすでに栽培されていた歴史ある野菜です。
また、高菜という名前が付いているものの、子持ち高菜(つぼみ菜)は種類が違う野菜です。高菜にはいろいろな種類があり、漬物以外にも炒め物や生で食べることができます。
一般的に手に入りやすいのは漬物の高菜で、高菜漬けはそのまま食べるだけでなく、アレンジするのもおすすめです。
今回ご紹介したレシピにもぜひ挑戦してみてください。