ドイツ料理にはどんなものがある?定番レシピをご紹介
作成日: 2021/11/25
世界中にはさまざまな料理がありますが、ドイツ料理と聞いてどんなものをイメージするでしょうか。ソーセージなどを思い浮かべる方も多いかもしれません。ドイツ料理はその風土や国民性から、素朴で工夫された料理が数多くあります。
この記事ではドイツ料理の特徴から、ご家庭でも作れるドイツでは定番のおすすめレシピをご紹介します。
ドイツ料理の特徴
ドイツ人は元来、食にあまり高い関心がなかったため、全般的に素朴ながら満足感を得られるようなものが伝統料理に多い傾向となっています。
ドイツは冬が長く厳しいことから、食材を保存する方法が発展してきました。酢漬けや燻製などの調理法で、肉や野菜を長期的に保存する料理が数多くあります。
例えば、ヴルスト(ソーセージ)やハム、マリネ、ザワークラウト、ピクルスなどがあり、保存がきくものが多いのが特徴です。
また、ドイツ料理にはじゃがいもが欠かせません。寒くて土が肥えていないドイツの土地でもよく育つじゃがいもですが、中世では食事として食べることは少なく、家畜のえさとして扱われていました。
しかし、16~18世紀にヨーロッパ全土で起きた食糧危機がきっかけで、食事としてじゃがいもを食べるようになり、世界大戦中も人々を飢えから救ったといわれています。
DELISH KITCHENのドイツ料理レシピ
伝統的なドイツ料理のレシピをご紹介します。ご家庭でも手軽に作れますよ。
定番ジャーマンポテト
ホクホクのじゃがいもとジューシーなソーセージがよく合う、日本でもなじみ深いジャーマンポテトです。じゃがいもをレンジで加熱しておけば、フライパンでさっと炒めるだけで簡単に作れますよ。おつまみとしてもおすすめです。
キャベツとツナのザワークラウト
ドイツでは定番料理のザワークラウト。酸味のあるさっぱりとした味わいが特徴で、こってりした料理によく合います。このレシピではツナが入っているので、通常のザワークラウトよりもまろやかでコクのある味わいに仕上がりますよ。
カリーヴルスト
大きめのソーセージを輪切りにして、カレー粉で味付けしたカリーヴルストは、ドイツのベルリンの屋台では定番の料理です。簡単なのでおかずがもう一品ほしいときにもすぐに作れますよ。カレーの風味とソーセージのジューシーな味わいがやみつきになるおいしさです。
アイスバイン
見た目も迫力満点の大きな豚肉をそのまま楽しめる、ドイツの名物料理です。アイスバインは本来、豚のすね肉を使いますが、手に入りやすく食感が近い肩ロース肉を使用してアレンジしました。ハーブと一緒に調理するので臭みもなく仕上がります。ザワークラウトやマッシュポテトと合わせて食べましょう。
鶏むね肉のシュニッツェル
シュニッツェルとは、仔牛の肉を叩いて薄くのばし、細かいパン粉の衣をつけて揚げ焼きにした料理のことで、オーストリアからヨーロッパ全土に伝わったといわれています。こちらは手に入りやすい鶏むね肉を使ってアレンジしています。カツレツのようなボリューム満点の食べごたえに、レモンのさっぱりとした風味がよく合います。
プレッツェル
プレッツェルはドイツで誕生したパンのひとつです。外はカリッと、中はモチモチの食感を楽しめますよ。岩塩の塩気がアクセントになって小麦の甘さを引き立てています。成形の方法は動画で詳しく解説しているので参考にしてください。
シュトーレン(シュトレン)
シュトーレンはドイツの伝統的なクリスマスの菓子パンです。ラム酒に漬け込んだドライフルーツを使ったリッチな味わいが特徴で、少しずつスライスして食べるのがおすすめです。手作りのシュトーレンでクリスマスを楽しんでみてはいかがでしょうか。
お家でドイツ料理を楽しもう!
ドイツは冬が厳しいことから、保存がきくように工夫された料理が多くあります。その歴史から、ドイツ料理にはじゃがいもが欠かせない食材となっています。
ドイツ料理を作るときは本格的な材料だけでなく、似ている味わいや食感の手に入りやすい食材で代用して楽しめますよ。今回ご紹介したレシピを参考に、ドイツ料理をご家庭でも味わってみましょう。