DELISH KITCHEN

ローストビーフにおすすめの部位は?おいしいレシピも紹介

作成日: 2021/12/24

パーティーやおもてなしのメニューにもぴったりなローストビーフ。ご家庭で作るときに、肉のどの部位を使えばよいのか迷うことはないでしょうか。

この記事では、ローストビーフにおすすめの肉の部位を、特徴や栄養と合わせてご紹介します。また、おいしく作れるポイントやレシピもみていきましょう。

目次

  1. ローストビーフにおすすめの部位
  2. それぞれの部位の位置と特徴
    1. 【モモ肉】
    2. ウチモモ
    3. ランプ
    4. マルシン
    5. 【ロース肉】
    6. サーロイン
    7. リブロース
    8. 【ヒレ肉】
    9. フィレ
  3. それぞれの部位のカロリーと栄養
  4. ローストビーフをおいしく作るコツ
    1. 脂身の少ない部位を選ぶ
    2. 常温に戻してから焼く
    3. 表面は高温で焼きつける
  5. DELISH KITCHENのローストビーフのレシピ
    1. 基本のローストビーフ
    2. フライパンでローストビーフ
    3. 炊飯器で作るローストビーフ
    4. 湯煎で作るローストビーフ
  6. DELISH KITCHENのローストビーフを使ったレシピ
    1. レンジで作るローストビーフ丼
    2. カラフルローストビーフ太巻き
    3. ローストビーフサンド
  7. ローストビーフは赤身肉を使うのがおすすめ

ローストビーフにおすすめの部位

ローストビーフにおすすめの部位は、ウチモモやランプ、マルシン、フィレなど脂身が少ない赤身肉です。また、サシがあまり入っていないサーロインやリブロースなどのロース肉も向いています。

部位ごとに味わいが異なるので、どの肉を使うかによって仕上がるローストビーフの味も異なります。

それぞれの部位の位置と特徴

ここからは、各部位の位置や特徴をご紹介します。

【モモ肉】

ウチモモ

ウチモモは、牛の後ろ足の股の付け根部分を指します。非常に筋肉質な部位なので、牛肉の中でも一番、脂身が少ないという特徴があります。ローストビーフに使われる、最もポピュラーな部位です。

ランプ

ランプは、牛の腰から尻、モモにかけての部位です。肉質はキメが細かく、やわらかいのが特徴です。

マルシン

マルシンは、シンタマの中心に位置する部位のことです。シンタマは、4つほどあるモモ肉の一部です。サシが少ない赤身肉にもかかわらず、やわらかい食感が特徴です。

【ロース肉】

サーロイン

サーロインは、腰の上部、胸椎の後方部分の肉を指します。サーロインのロインは「腰の肉」という意味の言葉です。
ローストビーフを作るときは、国産のものよりも脂が少ないアメリカ産を使うのがおすすめです。

リブロース

リブロースは、背側の筋肉部分にあたる肉です。ほどよい脂肪分と旨味があり、きめ細やかな肉質で味わい深い風味が特徴です。

【ヒレ肉】

フィレ

フィレ肉は、サーロインの内側にある細長い部位です。脂肪が控えめでとてもやわらかく、高級な肉として扱われています。

それぞれの部位のカロリーと栄養

ここからは、各部位のカロリーや栄養についてご紹介します。和牛肉の赤身、100gあたりの数値は以下の通りです。

《モモ》
・カロリー…176kcal
・たんぱく質…21.3g
・糖質…0.6g
・脂質…10.7g

《ランプ》
・カロリー…196kcal
・たんぱく質…19.2g
・糖質…0.5g
・脂質…13.6g

《サーロイン》
・カロリー…294kcal
・たんぱく質…17.1g
・糖質…0.4g
・脂質…25.8g

《リブロース》
・カロリー…395kcal
・たんぱく質…14.0g
・糖質…0.2g
・脂質…40.0g

《フィレ》
・カロリー…207kcal
・たんぱく質…19.1g
・糖質…0.3g
・脂質…15.0g

それぞれのカロリーを比較してみると、リブロースが最も高く、モモが最も低いことがわかります。

ローストビーフをおいしく作るコツ

ローストビーフをおいしく作るポイントをご紹介します。

脂身の少ない部位を選ぶ

牛肉の脂は人の体温では溶けにくいため、脂身が多い部位を使うと食べたときに口の中に脂が残ります。

常温に戻してから焼く

冷蔵庫から出したての牛肉は、火が通るのに時間がかかってしまいます。中心部に火が通るころには、加熱をしすぎて表面が硬くなってしまうこともあります。また、中が生焼けになってしまう場合もあるので注意が必要です。

表面は高温で焼きつける

牛肉の表面にこんがりと焼き目をつけるためには、高温でさっと焼くことが大切です。低い温度で焼いてしまうとなかなか焼き目がつかず、中心部まで余分な火が通ってしまいます。

DELISH KITCHENのローストビーフのレシピ

ここからは、ローストビーフの作り方をご紹介します。

基本のローストビーフ

オーブンを使った基本のローストビーフのレシピです。ローストビーフと聞くとハードルが高いイメージがありますが、フライパンで表面を焼いてオーブンに入れるだけなので簡単に作れますよ。

フライパンでローストビーフ

フライパンで表面を焼いて、アルミホイルに包むだけでできる簡単レシピです。失敗しないコツは、牛肉をしっかり常温に戻しておくこと。中まで火が通るように、牛肉の厚さはレシピ通りに作りましょう。

炊飯器で作るローストビーフ

オーブンがなくてもできるローストビーフのレシピです。炊飯器の保温機能を使うと、簡単にやわらかい食感のローストビーフができあがりますよ。炊飯器によって機能が異なるので、説明書を確認してから作りましょう。

湯煎で作るローストビーフ

たっぷりのお湯に漬けておくだけでできるローストビーフです。難しい温度管理がいらないので、簡単にできますよ。湯煎で中心部まで火を通したら、仕上げにオリーブオイルで表面をこんがりと焼きましょう。

DELISH KITCHENのローストビーフを使ったレシピ

最後に、ローストビーフを使ったレシピをご紹介します。

レンジで作るローストビーフ丼

レンジで作る簡単ローストビーフを使った丼のレシピです。しっとりやわらかいローストビーフと、コチュジャンを使ったピリ辛のたれが相性抜群。ごはんが進む味わいです。

カラフルローストビーフ太巻き

のりの代わりにローストビーフを巻いた太巻きのレシピです。彩りがきれいな太巻きは、パーティーにもぴったりです。バルサミコ酢を使ったソースがローストビーフとよく合い、さっぱりといただけます。

ローストビーフサンド

ローストビーフをたっぷりはさんだ豪華なサンドイッチです。やわらかいローストビーフとシャキシャキの野菜、からしソースの組み合わせがフランスパンとよく合います。ボリューム満点でランチにおすすめです。

ローストビーフは赤身肉を使うのがおすすめ

ローストビーフはウチモモやランプ、マルシン、フィレなど脂身が少ない赤身肉を使うのがおすすめです。ご家庭で作るときは焼く前に肉を常温に戻して、表面を高温でさっと焼くのがポイントです。

それぞれ使用する部位によって、できあがりの味わいも異なりますよ。ご紹介したレシピを参考に、おいしいローストビーフを味わいましょう。

【出典】
日本食品標準成分表 2020年版(八訂)

このページの情報をLINEでシェアできます。
このページの情報をTwitterでシェアできます。
このページの情報をFacebookでシェアできます。
このページの情報をPinterestでシェアできます。