DELISH KITCHEN

ヒラタケ(平茸)とは?炊き込みご飯や味噌汁などもご紹介

作成日: 2022/01/27

きのこというと、しいたけやしめじ、えのきなどが一般的ですがヒラタケをご存じでしょうか。濃い茶色のカサが特徴のきのこですが、実際に見たことがないという方も多いかもしれません。

この記事では、ヒラタケについて特徴や旬、種類、含まれている栄養などをみていきましょう。あわせて選び方から保存方法、レシピもご紹介します。

目次

  1. ヒラタケについて
    1. ヒラタケとは
    2. ヒラタケの特徴・種類
    3. ヒラタケはしめじと呼ばれていた
  2. ヒラタケの選び方
  3. ヒラタケの保存方法
  4. ヒラタケのカロリーと栄養
  5. それぞれの栄養の働き
    1. 食物繊維
    2. カリウム
    3. リン
    4. 葉酸
  6. DELISH KITCHENのヒラタケを使ったレシピ
    1. ひらたけの卵炒め
    2. ひらたけの炊き込みごはん
    3. ヒラタケのきのこ汁
  7. ヒラタケは珍しいきのこのひとつ

ヒラタケについて

まずはヒラタケについて詳しくご紹介します。

ヒラタケとは

ヒラタケは、ヒラタケ科ヒラタケ属のきのこで、別名「カンタケ」とも呼ばれています。人工栽培で作られることが多いため一年を通して流通していますが、天然物の旬は晩秋から春にかけてです。樹木や落ち葉などを腐らせたものから栄養分を吸収して成長する腐生性のきのこです。

詳しくはこちらでご紹介しているので、あわせてご覧ください。

ヒラタケの特徴・種類

ヒラタケはほかのきのこに比べて水分が多いため、傷みやすいのが特徴です。種類は「ヒラタケ」と「ウスヒラタケ」のふたつがあります。ウスヒラタケは、ヒラタケと比べてカサが小さく白い色をしています。くせがなく食べやすい味わいのきのこです。

ヒラタケはしめじと呼ばれていた

昔、ヒラタケはしめじと呼ばれていましたが、ぶなしめじが生産されるようになってから、そちらがしめじといわれるようになりました。ヒラタケは市場で出回る量も減り、今では珍しいきのこのひとつになっています。

ヒラタケの選び方

ヒラタケは、カサが分厚いものを選ぶのがおすすめです。また、色が変色していないか、傷がないかも確認するようにしましょう。

ヒラタケの保存方法

ヒラタケは冷凍保存することができます。調理するときは解凍せずにそのまま使えますよ。保存期間の目安は3〜4週間ほどです。

詳しくはこちらを参考にしてください。

ヒラタケのカロリーと栄養

生のヒラタケ、100gあたりのカロリーや栄養についてみてきましょう。

・カロリー…34kcal
・たんぱく質…3.3g
・食物繊維…2.6g
・糖質…3.6g
・脂質…0.3g
・カリウム…340mg
・リン…100mg
・葉酸…92μg

それぞれの栄養の働き

ヒラタケに含まれる栄養の働きについてご紹介します。

食物繊維

食物繊維は人間の消化酵素で消化できない成分です。腸内環境を整える効果など体の中で有用な働きがあり、「第6の栄養素」として注目されています。

カリウム

カリウムは人の体に必要なミネラルの一種で、細胞の浸透圧を調整する働きがあります。体内のナトリウムの排出を促進する作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。

リン

リンは骨や歯を形成したり、細胞膜や核酸の成分としても重要なミネラルの一種です。ほかにも、pHの調整や浸透圧を保つ働きもあります。

葉酸

葉酸は細胞の増殖に必要なDNAの合成に関与する重要な栄養です。

詳しくはこちらでご紹介しています。

DELISH KITCHENのヒラタケを使ったレシピ

ここからは、ヒラタケを使ったレシピをご紹介します。

ひらたけの卵炒め

ぷりぷりのヒラタケとふわふわの卵の食感がたまらない一品です。調味料はめんつゆと塩こしょうだけで、味付けが簡単に決まるのがうれしいポイントです。約10分でできるので、忙しいときにもおすすめですよ。

ひらたけの炊き込みごはん

ヒラタケと油揚げを使った炊き込みごはんです。シンプルな味付けなので、ヒラタケの食感と旨味を存分に味わえて、くせになるおいしさです。材料を炊飯器に入れてスイッチを押すだけで簡単に作れます。

ヒラタケのきのこ汁

ヒラタケの旨味をしっかりと味わえる、きのこ汁のご紹介です。ヒラタケのほかにまいたけやごぼう、にんじんを加えてボリューム満点です。煮る前に具材を炒めることで、コクがアップしますよ。

ヒラタケは珍しいきのこのひとつ

ヒラタケはヒラタケ科ヒラタケ属のきのこで、カンタケとも呼ばれています。食物繊維やカリウム、リン、葉酸などの栄養が含まれています。

水分が多く傷みやすいため、なるべく早く食べるようにしましょう。保存する場合は冷凍保存がおすすめです。市場に出回ることが少なくなっている珍しいきのこですが、手に入ったらぜひご紹介したレシピを参考にしてください。

【出典】
・日本食品標準成分表 2020年版(八訂)
【参考】
・厚生労働省 e-ヘルスネット 食物繊維
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-016.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット カリウム
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-005.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット リン
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-038.html)(2022/01/27)

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