ミニトマトの栄養は?カロリーやトマトとの違い・レシピをご紹介
作成日: 2022/02/09
コロコロとした見た目がかわいらしく、1年を通して手に入るミニトマト。普段の料理からお弁当のおかずまで幅広く活用できる食材です。そんなミニトマトには、どのような栄養が含まれているのでしょうか。
この記事では、ミニトマトのカロリーや栄養について、一般的なトマトと比較しながら解説します。あわせて保存方法、おすすめレシピもご紹介します。
ミニトマトのカロリーと栄養
生の赤色ミニトマト、可食部100gあたりのカロリーや栄養は以下の通りです。
・カロリー…30kcal
・炭水化物…7.2g
・たんぱく質…1.1g
・食物繊維…1.4g
・糖質…5.8g
・脂質…0.1g
・カリウム…290mg
ミニトマトには三大栄養素と呼ばれる炭水化物、たんぱく質、脂質のほか、カリウムや食物繊維なども含まれています。
トマトのカロリーと栄養
一般的な生の赤色トマト、可食部100gあたりのカロリーや栄養は以下の通りです。
・カロリー…20kcal
・炭水化物…4.7g
・たんぱく質…0.7g
・食物繊維…1.0g
・糖質…3.7g
・脂質…0.1g
・カリウム…210mg
一般的なトマトにも三大栄養素が含まれています。ただ、ミニトマトよりもカロリーや炭水化物が少ない数値になっています。
ミニトマトとトマトのおもな栄養の働き
ミニトマトや一般的なトマトに含まれる栄養についてご紹介します。
ビタミンC
ビタミンCは水に溶けやすい性質を持っていることから、水溶性ビタミンに分類されています。体内でのコラーゲン生成に関わるほか、抗酸化ビタミンとしても知られています。
詳しくはこちらをご覧ください。
βカロテン
βカロテンは、黄色や赤色の野菜や果物に含まれる栄養です。リコピンと同様に強い抗酸化作用があります。
リコピン
リコピンは、トマトなどの赤い野菜や果物に含まれる栄養です。βカロテンと同様に抗酸化作用が強いことで知られています。
カリウム
カリウムは、体内で浸透圧を調整する作用のあるミネラルの一種です。ナトリウムの排出を助ける働きがあるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。
食物繊維
食物繊維は、人の消化酵素で消化できない栄養です。野菜やきのこ、海藻などに多く含まれています。整腸作用などのよい働きを持つことから「第6の栄養素」として注目されています。
ミニトマトの保存方法
ミニトマトは冷蔵でも冷凍でも保存できます。冷蔵する場合は表面をよく洗ったあと、水で濡らしてしぼったキッチンペーパーで包み、保存容器に入れて冷蔵庫で保存します。
冷凍する場合は、水洗いしてヘタを取ったあとラップで包み、冷凍用保存袋に入れて保存しましょう。
詳しくはこちらをご覧ください。
DELISH KITCHENのミニトマトを使ったレシピ
ミニトマトを使ったレシピをご紹介します。
ミニトマトの浅漬け
しょうがが香る、さっぱりとした味わいの浅漬けです。ミニトマトは皮をむくことで味が染み込みやすくなるだけでなく、口当たりもよくなります。冷蔵庫でしっかり冷やしていただきましょう。
ミニトマトの大葉ナムル
短時間で簡単にできあがるナムルです。ミニトマトと大葉を用意し、調味料と和えるだけで作れますよ。さわやかな風味の大葉やおろしにんにく、ごま油を加えて風味豊かに仕上げましょう。
ミニトマトとツナの塩昆布和え
箸休めやおつまみにおすすめのミニトマトとツナの塩昆布和えです。ミニトマトのほどよい酸味がたまりません。ツナ缶のコクと塩昆布の旨味が全体になじみ、あとを引くおいしさです。
ミニトマトと豚肉のポン酢炒め
ミニトマトと豚肉を使った炒め物です。加熱したミニトマトのとろっとした食感と甘さがくせになりますよ。こってりした豚バラ肉をポン酢しょうゆで味付けして、さっぱりいただきましょう。
ミニトマトとツナのペペロンパスタ
ミニトマトをたっぷり使ったパスタです。ツナ缶を缶汁ごと使い、旨味を余すことなく味わいましょう。ツナ缶のオイルに、おろしにんにくと唐辛子の香りを移すのがおいしく仕上げるコツです。
プチトマトについて
ミニトマトのほかに、プチトマトという名称を聞いたことはないでしょうか。ふたつの違いについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
大量消費できるものなど、さまざまなバリエーションのレシピもご紹介しているので、あわせてご覧ください。
ミニトマトの栄養を知って料理に活用しよう
ミニトマトには炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素のほか、食物繊維やカリウム、ビタミンC、βカロテンなども含まれています。一般的なトマトと同じ重量で比較すると、ミニトマトの方がカロリーや炭水化物、たんぱく質の数値が高くなっています。
普段の料理によく使うことの多い食材であるため、おおよそのカロリーやそれぞれの栄養についても知っておくと参考になるでしょう。
【出典】
・日本食品標準成分表 2020年版(八訂)
【参考】
・厚生労働省 e-ヘルスネット カロテノイド
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-007.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット カリウム
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-005.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット 食物繊維
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-016.html)(2022/02/09)