DELISH KITCHEN

えびの栄養とは?カロリーや下処理・レシピもご紹介

作成日: 2022/02/27

ぷりぷりの食感が美味しく、エビチリやエビフライなど色々な食べ方が楽しめるえび。そんなえびに含まれる栄養についてご存じでしょうか。

この記事では、えびのカロリーや栄養のほか、下処理から保存方法、レシピもご紹介します。

目次

  1. えびのカロリー
  2. えびのおもな栄養
    1. たんぱく質
    2. ビタミンE
    3. カルシウム
    4. アスタキサンチン
    5. タウリン
  3. えびの下処理
    1. 背わたのとり方
    2. 殻のむき方
    3. 冷凍えびの下処理
  4. えびの冷凍保存方法
  5. DELISH KITCHENのえびを使ったレシピ
    1. 基本のエビフライ
    2. 基本のえびチリ
    3. 海老マヨ
    4. えびの生春巻き
  6. えびにはさまざまな栄養が含まれている

えびのカロリー

さっそくえびのカロリーについてみてみましょう。

・えび(ブラックタイガー 養殖 生)1尾20gあたり
 カロリー 15.6kcal

えびのおもな栄養

えびに含まれるおもな栄養についてご紹介します。

たんぱく質

えびに含まれるたんぱく質についてみていきましょう。

・えび(ブラックタイガー 養殖 生)1尾20gあたり
 たんぱく質 3.74g

えびにはタンパク質が1尾あたり3.74g含まれています。たんぱく質とはアミノ酸の重合体で、筋肉や臓器、皮膚や毛髪など体の構成成分や、ホルモン、酵素、抗体など体の調整機能成分として重要な栄養です。

動物だけではなく、植物の細胞を構成する主要な成分でもあり、生命の維持には欠かせません。人体は、水分を除いた重量の半分以上がたんぱく質で構成されています。たんぱく質は体内では合成できないため、必ず摂取する必要があります。

ビタミンE

えびに含まれるビタミンEについてみていきましょう。

・えび(ブラックタイガー 養殖 生)1尾20gあたり
 ビタミンE 0.34mg

えびにはビタミンEが1尾あたり0.34mg含まれています。ビタミンEは脂溶性の抗酸化ビタミンで、血行を促進する働きがあります。他にも細胞壁や生体膜の機能維持に関与しています。

また動脈硬化を起こしやすくする過酸化脂質やがん、老化、免疫機能を低下させる原因となる活性酸素の働きを抑える役割もあります。

カルシウム

えびに含まれるカルシウムについてみていきましょう。

・えび(ブラックタイガー 養殖 生)1尾20gあたり
 カルシウム 11.2mg

えびにはカルシウムが1尾あたり11.2mg含まれています。カルシウムは人体に最も多く含まれるミネラルで、体重の1~2%を占めます。骨や歯を形成するのに必要な栄養で、カルシウムの99%は骨および歯に存在します。残りの1%は血液や組織液、細胞に含まれます。

アスタキサンチン

えびにはアスタキサンチンが含まれています。アスタキサンチンとは、活性酸素の発生を抑えて取り除く作用のある栄養です。アスタキサンチンの作用により、活性酸素の働きによって作られる過酸化脂質が引き起こす動脈硬化を予防したり、老化やがんの発生を抑える効果もあると考えられています。

タウリン

えびにはタウリンが含まれています。タウリンとはたんぱく質が分解される過程で出来るアミノ酸に似た物質のことです。おもに貝類やイカ・タコといった軟体動物に多く含まれています。

タウリンは胆汁酸と結びつくことでコレステロールを消費してコレステロールを減らしたり、心臓や肝臓の機能を高めるといった効果があります。また視力の回復、インスリン分泌促進、高血圧の予防などにも効果のある栄養です。

タウリンは母乳の中にも多く含まれており、乳児の発達にも関わっています。人間の体内でも作り出すことのできる栄養ですが、それだけでは必要量には満たないため、食品から取り入れる必要があります。

えびの下処理

えびの下処理の方法についてみていきましょう。

背わたのとり方

えびの背わたは竹串や爪楊枝を使えば簡単に取り除くことができます。背わたを取り除いたえびは全体をよく洗ってから使用しましょう。

殻のむき方

有頭えびの頭を残す場合は、腹側の殻と身の間に指を入れて、頭から尻尾に向けて殻をむきます。頭も取る場合はえびの頭の根元部分を持ち、腹側に折ってゆっくりひねるようにして頭を取りましょう。

冷凍えびの下処理

冷凍えびは水につけて解凍し、背わたを取ったあと、塩と片栗粉を全体に馴染むまで混ぜます。最後に水で優しく洗い流して水気をふき取ってから使用しましょう。

えびの冷凍保存方法

えびを冷凍保存する場合は背わたを取り除いてから冷凍します。殻付きの場合は重ならないように並べて小分けにしてラップに包み、冷凍用保存袋に入れましょう。むきえびの場合は背わたを取ったあと、塩と酒をふって5分ほど置いたらさっと洗って水気を取り、小分けにしてラップに包んだら冷凍用保存袋に入れて冷凍します。

DELISH KITCHENのえびを使ったレシピ

えびを使ったレシピをご紹介します。

基本のエビフライ

えびフライは腹側に浅く切り込みを入れて伸ばすと、まっすぐ揚げることができます。尾の先も包丁の背でしごいておきましょう。手作りのタルタルソースと一緒にお召し上がりください。

基本のえびチリ

プリっとした食感がやみつきになる、基本的なえびチリの作り方です。むきえびを使うと下処理も簡単にすむのでおすすめです。

海老マヨ

揚げなくても作れるえびマヨのレシピです。えびのプリっとした食感とまろやかなソースが相性抜群です。短時間で仕上がるうえにボリュームがある一品です。

えびの生春巻き

透けたえびの見た目が美しい生春巻きのレシピです。チリソースも簡単に手作りすることができるので、ぜひお試しください。具材はお好みでアレンジできます。

えびにはさまざまな栄養が含まれている

えびにはたんぱく質、ビタミンE、カルシウム、アスタキサンチン、タウリンなどの栄養が含まれているのが分かりました。今回ご紹介したレシピを参考にぜひ色々なえび料理にチャレンジしてみてください。

【出典】
・日本食品標準成分表 2020年版(八訂)
【参考】
・厚生労働省 e-ヘルスネット たんぱく質
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-044.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット 抗酸化ビタミン
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-008.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット ビタミン
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-027.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット カルシウム
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-042.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット カロテノイド
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-007.html)
・厚生労働省 e-ヘルスネット タウリン
(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-017.html)(2022/02/27)

このページの情報をLINEでシェアできます。
このページの情報をTwitterでシェアできます。
このページの情報をFacebookでシェアできます。
このページの情報をPinterestでシェアできます。