
トンテキとは?由来やポークソテーとの違い・レシピをご紹介
作成日: 2020/05/16
更新日: 2025/07/08
日本では洋食メニューとして親しまれている「トンテキ」。実は、トンテキは四日市が発祥だとご存じでしたか。
こちらの記事では、トンテキの特徴や柔らかく作るポイント、ポークソテーとの違いなどについてご紹介します。
トンテキとは?
トンテキの由来
「トンテキ」とは「トン(豚)」と「テキ(ステーキ)」から成る言葉で、「豚肉のステーキ」を意味します。厚切りの豚肉を使用するトンテキは柔らかい食感が特徴で、しっかりとした味のソースをかけて食べます。
ちなみに、「ビフテキ」は牛肉のステーキのことですが、こちらはフランス語の「ビフテック(bifteck)」が語源となっています。
トンテキの発祥
トンテキの発祥は四日市にある「来来憲(らいらいけん)」だといわれていて、長年愛されていた看板メニューがトンテキだったのです。焼き縮みを防ぐために豚肉に深く切り込みを入れた様子が野球のグローブに似ていることから、四日市ではトンテキのことを「グローブ」とも呼びます。
四日市でトンテキを名乗るためにはいくつかの定義があります。まずは、ソテーした厚切りの豚肉を使用していること。他にも、味の濃いソースをかけていること、にんにくが添えられていること、千切りキャベツが添えられていることなどです。
トンテキを柔らかく作るポイントは?
厚切りの豚肉を使ってトンテキを柔らかく作るポイントは、下ごしらえの段階で肉をすりおろし玉ねぎに漬けることです。玉ねぎの持つ酵素の働きにより、肉が柔らかく仕上がります。
まずは、豚肉の脂身側から包丁もしくはキッチンバサミで深く切り込みを入れましょう。こうすることで肉の焼き縮みを防ぐことができるのです。肉をすりおろし玉ねぎに漬けて30分以上冷蔵庫に置いておきます。
次に、油を敷いたフライパンに玉ねぎをぬぐった豚肉とニンニクを入れ、両面をしっかりと焼きます。肉に焼き色がついたら、醤油やみりん、ソースなどの調味料と肉をつけておいた玉ねぎを加えて煮詰めソースを作りましょう。肉をお皿に盛り付けて上からソースをかけたら完成です。
トンテキとポークソテーの違いとは?
トンテキと似た料理に「ポークソテー」がありますが、こちらは厚切りの豚肉を焼いたものに塩とこしょうで味付けしたものです。使用する部位はヒレやロースで、さっぱりとした食べ応えながら肉の旨みを味わえる料理として人気があります。
直訳すると「豚肉をソテーしたもの」となるので、トンテキはポークソテーの一種に分類することもできます。
デリッシュキッチンのトンテキレシピ
四日市トンテキ
厚切りの豚肉を濃い目のたれとにんにくで炒め、たっぷりのキャベツを添えた料理です。食べ応え抜群で、お酒にもぴったりの一品です!
スタミナ満点トンテキ
お肉をやわらかくするためには、肉の筋切りをしっかり行うことがポイント!甘辛ダレとにんにくのパンチが効いたご飯が進む一品です。
やわらかトンテキ
あらかじめ筋切りをしておくことで、柔らかな食感に仕上げることができ、ソース作りもご家庭にある調味料で簡単に作れます!
ねぎのせトンテキ
ねぎの香りがたまらない!ビールにもよく合う1品です!にんにくも加えて、パンチのある味に♪
焼肉のたれで簡単トンテキ
がっつりおいしい簡単トンテキレシピをご紹介♪焼肉のたれを使うだけで味がしっかり決まります。漬け込んで焼くだけなのでとっても簡単!普段の夕食にはもちろん、忙しいときにもぜひお試しください♪
くるくるトンテキ丼
豚バラ肉をくるくる巻けば塊肉に変身!絶品ソースが食欲をそそる、食べ応え抜群のトンテキです。
おうちで簡単に楽しめるトンテキ
ジューシーで柔らかいトンテキは、大人も子どももみんなが大好きな料理です。にんにくが効いたしっかり味のソースもおいしく、ご飯が進む一品です。下ごしらえをしっかり行えば家庭でもおいしく作れるので、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。