DELISH KITCHEN

ブロッコリーは生でも食べられる?おすすめレシピもご紹介   

作成日: 2022/03/18

料理の付け合わせやサラダに使われることの多いブロッコリー。加熱して食べるのが一般的ですが、生でも食べられるのでしょうか。

この記事ではブロッコリーの生食についてや、気をつけるポイントを解説します。あわせて、カロリーや栄養、保存方法からレシピまでご紹介します。

目次

  1. ブロッコリーについて
    1. ブロッコリーとは
    2. ブロッコリーの旬・産地
  2. ブロッコリーは生で食べられるのか
    1. 洗い方
  3. ブロッコリーのカロリーと栄養
  4. 新鮮なブロッコリーの見分け方
  5. ブロッコリーの下処理と保存方法
    1. ゆで方
    2. 冷蔵保存
    3. 冷凍保存
  6. DELISH KITCHENの生のブロッコリーを使ったレシピ
    1. 生ブロッコリーとオクラのツナサラダ
    2. バナナとブロッコリーのスムージー
  7. ブロッコリーは生でも食べられる

ブロッコリーについて

まずはブロッコリーについてご紹介します。

ブロッコリーとは

ブロッコリーは、アブラナ科アブラナ属に属する緑黄色野菜です。キャベツの仲間であり、地中海沿岸が原産地です。イタリアでキャベツの一種が品種改良されたことにより、現在のブロッコリーになったといわれています。

緑色のつぶつぶの部分である花蕾をおもに食べますが、茎や葉も食べられます。くせのない味なので、さまざまな料理に使うことができます。

ブロッコリーの旬・産地

ブロッコリーのおもな産地は北海道、愛知県、埼玉県です。旬の時期は収穫の最盛期である2~3月になります。

ブロッコリーは生で食べられるのか

ブロッコリーは花蕾のほか、葉も茎も全て生で食べることができます。茎の周りの皮はかたいため取り除き、中のやわらかい部分を食べるようにしましょう。日本ではゆでたり炒めたりして食べることが多いですが、海外では生のままサラダに使われることが多くなっています。

ブロッコリーを生で食べるのは危険だといわれることがありますが、生で食べるときは残留農薬に注意する必要があります。アブラナ科であるブロッコリーはとても虫がつきやすいので、栽培時に農薬が使われている可能性があります。食べる前にはよく洗うようにしましょう。

また、花蕾の部分は目に見えにくい小さな虫が入り込んでいたり、汚れがついていたりすることがあります。流水で洗っただけでは取れないことがあるので、生で食べるときはしっかり洗って虫や汚れがないかを確認してください。

ブロッコリーの洗い方については、こちらで確認しましょう。この方法は花蕾の部分もしっかり洗うことができます。

洗い方

ブロッコリーのカロリーと栄養

生のブロッコリーとゆでたブロッコリー、それぞれ100gあたりのカロリーと栄養は以下の通りです。

《生》
・カロリー…37kcal
・たんぱく質…5.4g
・食物繊維…5.1g
・ビタミンC…140mg
・ビタミンE…3.0mg
・ビタミンK…210μg
・葉酸…220μg

《ゆで》
・カロリー…30kcal
・たんぱく質…3.9g
・食物繊維…4.3g
・ビタミンC…55mg
・ビタミンE…2.7mg
・ビタミンK…190μg
・葉酸…120μg

ゆでた場合よりも生のブロッコリーの方が、全体的に高い数値になっています。また、詳しい栄養についてや栄養を逃さない方法は、こちらで解説しています。

※ビタミンEの数値は、αトコフェロールの値を記載しています

新鮮なブロッコリーの見分け方

新鮮なブロッコリーは蕾が小さく粒がそろっていて、鮮やかな濃い緑色をしています。蕾全体がかたくしまっていて、中央が丸く盛り上がっているものがおすすめです。

また、茎の部分も確認するようにしましょう。切り口がみずみずしくて、茎の中心に空洞がないものを選んでください。切り口に空洞があったり黒ずんでいたりするものは鮮度が落ちています。

ブロッコリーの下処理と保存方法

ここからは、ブロッコリーのゆで方や保存方法についてご紹介します。

ゆで方

ブロッコリーは一房ずつ切り分けて、塩を入れたお湯でお好みのかたさにゆでます。塩を入れると鮮やかな緑色になります。水にさらすと水っぽくなってしまうので、ざるに上げて水気を切って冷ましましょう。

詳しくはこちらを参考にしてください。

冷蔵保存

ブロッコリーは鮮度が落ちやすいので常温保存には向いていません。必ず冷蔵保存をするようにしましょう。一株の場合は保存袋に入れ、野菜室で茎を下にして立てて保存します。房に分ける場合は少量ずつラップに包み、保存袋に入れて冷蔵庫で保存します。

詳しくはこちらをご覧ください。

冷凍保存

ブロッコリーは冷凍保存も可能です。小房に分けたブロッコリーをかためにゆでて冷やします。冷凍用保存袋にブロッコリーを並べて入れ、空気を抜きながら袋の口を閉じて冷凍室で保存します。ゆでておくことで、すぐに使えて便利です。

詳しくはこちらで解説しています。

DELISH KITCHENの生のブロッコリーを使ったレシピ

生のブロッコリーを使ったレシピをご紹介します。

生ブロッコリーとオクラのツナサラダ

生のブロッコリーを使ったサラダです。ゆでたブロッコリーとは違った食感を楽しめますよ。ブロッコリーは水の中で振り洗いをしてしっかりと汚れを落としましょう。からしマヨネーズのピリッとした辛さがくせになるおいしさです。

バナナとブロッコリーのスムージー

材料をミキサーに入れて撹拌するだけの簡単にできるスムージーです。生のブロッコリーは甘味があり、バナナの甘さも加わって飲みやすくなっています。ほかの野菜や果物を加えてもおいしいですよ。

ブロッコリーは生でも食べられる

ブロッコリーは生でも食べられます。日本では加熱して食べることが一般的ですが、海外では生で食べることが多くなっています。生で食べる場合は残留農薬のほか、小さな虫や汚れに注意してしっかり洗ってから食べるようにしてください。

生のブロッコリーはサラダやスムージーなどのレシピで味わうことができます。新鮮なものを選んで、ブロッコリーを生で楽しんではいかがでしょうか。

【出典】
日本食品標準成分表 2020年版(八訂)

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