DELISH KITCHEN

初節句とは?男の子と女の子別で初節句料理もご紹介!

作成日: 2022/04/19

日本には「節句」という文化があります。なかでも「初節句」は特別なものとして、昔から晴れ晴れしくお祝いをしてきました。

今回はそんな「初節句」について、男女別の初節句料理もあわせてご紹介します。

目次

  1. 初節句について
    1. 初節句とは?
    2. 女の子の初節句
    3. 男の子の初節句
  2. 女の子の初節句におすすめの料理
    1. ひし餅
      1. ひなまつりに欠かせない♪ひし餅

    2. ハマグリ
      1. 旨味たっぷり!はまぐりのお吸い物

    3. ちらし寿司
      1. 彩りきれいな♪五目ちらし寿司

    4. ひなあられ
  3. 男の子の初節句におすすめの料理
    1. 柏餅とちまき
      1. もっちり食感♡柏餅

      2. 笹の葉が香る~♪ちまき

    2. タケノコ
      1. やさしさがしみ渡る!若竹煮

    3. 赤飯
      1. ふっくらもちもち!お赤飯

    4. うなぎ
      1. ふわっと仕上げるポイント!うなぎの蒲焼きの温め方

  4. めでたい料理やおやつで、一生に一度の初節句をお祝いしよう

初節句について

そもそも初節句とはどういう意味なのか、また、女の子と男の子の節句について、詳しくご紹介します。

初節句とは?

節句とは、一年の中で季節の節目となる日に行われる行事のことです。お祝いをするとともに、邪気の入りやすいとされていた季節の節目にお払いの意味も兼ね行われていたといわれています。

節句は1年間に5つあります。1月7日の「人日(じんじつ)」、3月3日の「上巳(じょうし)」、5月5日の「端午(たんご)」、7月7日の「七夕(たなばた)」、9月9日の「重陽(ちょうよう)」、それらを合わせて「五節句」と呼んでいます。

初節句は、赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句のことを指し、特に華やかにお祝いをし、初めてを飾ります。

女の子の初節句

女の子の初節句は、3月3日の桃の節句に行い、一般的に「ひな祭り」として知られています。

元々は中国で発祥した「上巳(じょうし)の節句」という日で、3月上旬の巳の日に水辺で身を清め、宴会を催すことで邪気を払うという習わしがありました。それが3月3日と定められ、日本に伝わり、現在のひな祭りとして定着しました。

男の子の初節句

男の子の初節句は、5月5日の端午の節句(こどもの日)に行います。

こちらも中国から発祥した文化で、「端午」という言葉の意味は、「端」が「はじめ」、「午」が「午の日」を表します。

旧暦で午の月は5月にあたり、5月のはじめの午の日ということで5が重なる5月5日が「端午の節句」の日となり、日本へ伝わり定着しました。

女の子の初節句におすすめの料理

女の子の初節句のお祝いにぴったりな料理やおやつのレシピを4点ご紹介します。

ひな祭りにおすすめのレシピは、以下のレシピサイトページでも詳しくチェックできます。

ひし餅

ひし餅は、もともと中国で「母子草」と呼ばれる草を入れた餅を食べる風習から由来しており、母と子供が健やかに成長しますように、という願いが込められています。

ひなまつりに欠かせない♪ひし餅

ひな祭りに欠かせないひし餅。三色で色鮮やかなお餅は、見ているだけで晴れやかな気分になります。三色にも由来があり、白は「雪」、ピンクは「桃の花」、緑は「母子草」を表しています。彩りよいお餅で晴れの日をお祝いしましょう。

ハマグリ

ハマグリの貝殻は、もともとのペアではぴったりとかみ合いますが、別の貝殻と合わせても絶対にかみ合いません。そのため、一人のお相手と一生を添い遂げてほしいという願いが込められています。

旨味たっぷり!はまぐりのお吸い物

ひな祭りの願いを込めたハマグリのすまし汁です。シンプルな味付けで、ハマグリの旨味が存分に味わえるレシピです。最後にお椀に菜の花を添えることで、見た目にも華やかに仕上がります。

ちらし寿司

様々な具材が乗り色とりどりのため、見た目が華やかで祝いの席にぴったりであること、縁起が良いとされる海の幸や山の幸をふんだんに使っていることより、桃の節句のお祝い料理として食べられるようになったといわれています。

彩りきれいな♪五目ちらし寿司

えびやれんこん、たけのこなど、縁起の良い具材をたくさんのせた、縁起の良いちらし寿司です。彩りも鮮やかで、お祝いのテーブルに華を添えてくれます。甘めの味付けで、子供も一緒に料理を楽しめます。

ひなあられ

ひなあられは、緑や赤(桃色)、黄色、白色が用いられていることが多いですが、これは春夏秋冬の季節を表しています。1年を通して、娘が健康でいられるようにという意味が込められています。

男の子の初節句におすすめの料理

男の子の初節句を彩るのにぴったりな料理やおやつを4点ご紹介します。

こどもの日におすすめのレシピは、以下のレシピサイトページでも詳しくチェックできます。

柏餅とちまき

端午の節句にたべられるおやつは地域によって分かれており、関東では柏餅を、関西ではちまきを用意する習慣があります。

もっちり食感♡柏餅

新しい芽が出なければ古い葉が落ちない柏の木から、柏餅には子孫繁栄の願いが込められています。柏の葉のさわやかな香りと、白玉粉を加えることでもちもちとした食感が楽しめます。

笹の葉が香る~♪ちまき

関西では慣れ親しまれた笹の葉にくるまれたお餅です。柏の葉とはまた違ったいい匂いが楽しめます。おもちのなかには何も入れないので、お好みできな粉やしょうゆなど、アレンジを楽しむのもおすすめです。

タケノコ

ちょうど端午の節句の時期に旬を迎えおいしくなるタケノコは、空に向かってぐんぐんまっすぐ伸びていくことから、すくすくと子供が成長することを願って食べられます。

やさしさがしみ渡る!若竹煮

若竹煮とは、たけのことわかめを使った日本料理です。上品なだしを効かせた薄味で、ほっこりとした味わいを楽しむことができます。弱火でじっくり煮ることで、しっかり味がしみこみ柔らかくおいしい煮物になります。

赤飯

赤飯はお祝い料理の定番ですが、端午の節句にもおすすめしたいメニューです。赤飯に入っている小豆などの「まめ」は、まめに健康に働けるという意味が込められています。

ふっくらもちもち!お赤飯

お祝いの席に欠かせないお赤飯は、意外と簡単に作ることができます。もち米で作ったもちもちとした食感と、ホクホクの小豆の食感が楽しめます。お好みで黒ごまと塩をちらすとよりおいしく食べられます。

うなぎ

うなぎは流れが急な川や水の少ないところでもまっすぐぐんぐんと上流へ上ることができることから、人生がうなぎ上りに上がっていきますようにという意味を込め、お祝いの場で食べられます。

ふわっと仕上げるポイント!うなぎの蒲焼きの温め方

スーパーなどで購入したうなぎの蒲焼きでも、一手間加えるだけで見違えるようにふっくら柔らかくなります。そのまま食べるのも良いですが、フライパンを使って蒸すと、簡単にいつもと一味違ったおいしさが楽しめます。

めでたい料理やおやつで、一生に一度の初節句をお祝いしよう

今回ご紹介したレシピは、どれも簡単で手軽に作ることができます。子供が迎える初節句を、素敵な料理やおやつで盛大にお祝いするのはいかがでしょうか。

このページの情報をLINEでシェアできます。
このページの情報をTwitterでシェアできます。
このページの情報をFacebookでシェアできます。
このページの情報をPinterestでシェアできます。