プルふわ食感が魅力の「台湾カステラ」とは?普通のカステラとの違いやレシピもご紹介!
作成日: 2022/09/30
SNSを中心に広まった台湾フードブーム。その中でも人気のスイーツ、台湾カステラをご存じですか?カステラとはいうものの日本のカステラとはかなり違ったお菓子で、そのふわふわプルプルの食感が魅力です。この記事では台湾カステラの特徴や普通のカステラとの違いや、家庭で作れるレシピをご紹介します。
台湾カステラとは
まずは台湾カステラがどんなお菓子なのかご紹介します。
台湾カステラとは、ふわふわプルプルで、シュワっと消えていくような新食感が特徴のお菓子です。
もとは台湾北部の淡水(ダンシュイ)という地域の名物菓子で、現地では“焼きたてのケーキ”を意味する「現烤蛋糕(シエンカオダンガオ)」や、"昔ながらのケーキ"を意味する「古早味蛋糕(グーザオウェイダンガオ)」という名前で呼ばれています。
台湾カステラのブームは韓国が始まりでした。
2015~2016年頃に韓国人のインフルエンサーが紹介したことがきっかけで、韓国で一大ブームが巻き起こります。
その後の2017年に日本国内初の台湾カステラ専門店がオープンし、さらにSNSを中心に日本国内に広まり、2020年になると大人気となりました。
普通のカステラと台湾カステラの違い
カステラとはいうものの、普通のカステラと台湾カステラでは大きな違いがあります。どんな違いがあるのか見ていきましょう。
見た目・食感
日本の普通のカステラと台湾カステラの一番の違いは、見た目と食感です。
普通のカステラは、しっとりした食感で、見た目もややずっしりしているのに対し、台湾カステラは見た目も食感もふわふわで、崩れやすいといった違いがあります。
また、普通のカステラは温度が変化しても食感に大差ないのに対し、台湾カステラは温度による食感の変化が魅力です。
焼き立てはふわっと、常温はふわふわプルプル。さらに冷蔵庫でしっかりと冷やすと、スフレのようなシュワっとした口溶けになります。
材料
普通のカステラと台湾カステラでは、使用している材料にも違いがあります。
普通のカステラは強力粉が多く、台湾カステラは薄力粉が多く使われています。
強力粉はグルテンの含有量が薄力粉よりも多いため、普通のカステラは台湾カステラに比べ、ずっしりとして食感もしっかりしているのです。
焼き方
焼き方にも違いがあります。
普通のカステラは型に流したあとそのまま焼きますが、台湾カステラは、生地をオーブンで蒸し焼き(湯煎焼き)にします。
また、台湾カステラは材料に含まれている油を、調理の工程で温めるため、これによりふわふわ食感ができるのです。
台湾カステラは、使用する材料やふわふわな食感からシフォンケーキとも似ていますが、シフォンケーキは蒸し焼きにせずオーブンでそのまま焼くので、焼き方に違いがあります。
カステラの歴史
台湾カステラは、日本が台湾を統治していた時代に、日本のカステラを台湾人好みの味わいに改良したのが誕生のきっかけといわれています。
当初はお供え物や普段食べるケーキのような位置付けでしたが、2000年代以降の観光ブームにより現在の姿に進化したと言われています。
そもそもカステラは日本の和菓子であり、日本が長崎でポルトガルとの貿易をはじめた16世紀頃に持ち込まれたものです。
「カステラ」の名前の由来は、カスティーリャ王国(スペインの辺りにあった当時の王国)のお菓子から名付けられたとも言われています(諸説あり)。
DELISH KITCHENの台湾カステラのレシピ
ここからはDELISH KITCHENの台湾カステラのレシピをご紹介します。なんとなく難しそうなイメージがある台湾カステラですが、本格的なものから炊飯器を使ったお手軽なものまでありますので、食べてみたいものからチャレンジしてみてください。
台湾カステラ
基本的な台湾カステラのレシピです。家庭で作りやすい大きさにアレンジしてあるので、本格的な台湾カステラに挑戦したい人にピッタリです。
HMで作る台湾カステラ
ホットケーキミックスを使うので少ない材料で作れるレシピです。50℃のお湯で蒸し焼きにするのが美しく焼き上げるポイントです。
パウンド型で作る台湾カステラ
パウンド型で作る食べきりサイズの台湾カステラです。少なめの分量なので、混ぜやすく扱いやすく手軽に作れるのがうれしいですね。
ココア台湾カステラ
ココアを混ぜ込んだ、ココア味のふわふわ台湾カステラです。メレンゲは最後に低速で混ぜて、気泡を均一に整えるのが美味しく作るポイントです。
抹茶の台湾カステラ
ほろ苦い抹茶の風味が広がる、抹茶好きにはたまらない台湾カステラです。ホットケーキミックスを使って少ない材料で作れるのも魅力ですね。
米粉で作る台湾カステラ
小麦粉の代わりに米粉、砂糖の代わりにてんさい糖を使用したレシピです。おやつにもぴったりで、ふわふわ食感と優しいお味がやみつきになるでしょう。
台湾カステラ風ふわふわケーキ
炊飯器で作る、オーブンの湯煎焼き不要のお手軽レシピです。粉もホットケーキミックスを使うので、本格的な台湾カステラはハードルが高いという人にはこちらがオススメです。
ふわふわプルプルな食感が魅力の台湾カステラを味わってみよう
一度食べたらやみつきになり、まだ食べたことがない人は気になってしまう、ふわプル食感が魅力の台湾カステラ。優しく素朴な美味しさなのでおやつにもぴったりですね。簡単なレシピもご紹介しているので、ぜひ一度味わってみてください。