赤い大根の名前とは?サラダや酢漬けなどおすすめレシピもご紹介!
作成日: 2022/10/20
一般的な大根とは異なる「赤い大根」を見かけたことはありませんか?「どのような種類があって、どうやって調理するのか、気になるところですよね。今回は赤い大根について詳しくご紹介します。
目次
赤大根とは?
根の表皮が赤色を帯びている大根のことを総称して「赤大根」といいます。
同じ「赤大根」でも、下記のようにさまざまな種類があります。
<赤大根の見た目の種類>
・表皮が赤く、中身は白
・表皮も中身も赤
・表皮が白く、中身のみ赤 など
また、赤の色味も皮はピンク色や赤紫のもの、中身は白、赤紫、紅色から白のグラデーションなど、さまざまな色味をしています。それぞれの赤大根は、色だけでなく、見た目(大きさ、形)、味や食感なども異なります。
特徴が異なるものの、全体的に赤大根は甘味があり、シャキッとした食感が特徴です。加熱すると色が抜けてしまうため、鮮やかな色を活かすためにサラダや漬物など、生で食べるのがおすすめです。
赤大根の種類
赤大根の種類を色の特徴ごとに分けて、ご紹介します。
赤大根の種類:皮が白く中が赤いもの
皮が白く、中が赤い赤大根は青皮紅心大根(紅芯大根)、紫大根などがあります。
青皮紅心大根(紅芯大根)
青皮紅心大根(あおかわこうしんだいこん)は、かぶのような丸、もしくは長い楕円形をしています。中国から渡ってきた品種で、辛味が少ないのが特徴です。生のまま食べられるので、赤い色味を活かしてサラダや浅漬けなどにするのがおすすめです。
紫大根
紫大根は一般的な大根と同じくらいの太さで長さの短い大根です。名前のとおり、身が紫色をしていますが、全体的に紫ではなく、放射状の模様のように紫になっています。辛味が少なく、少し甘みを感じられます。京都が主な産地でほかには北海道でも栽培される、冬だけに流通する大根です。
赤大根の種類:皮が赤く中が白いもの
皮が赤く、中身が白い赤大根にはレディーサラダ、紅化粧などがあります。
レディーサラダ
一般的な大根と同じような形ですが、サイズがこぶりな大根です。神奈川県三浦市の特産野菜としてつくられています。シャキシャキとした食感を楽しめる大根で、辛味が少なく噛むことで甘みを感じられます。
紅化粧
一般的な大根よりも小さいサイズの大根で、全国各地で栽培されています。表皮の色、そして葉の茎まで鮮やかな紅色をしています。他の大根では見られないような赤さですが、カットすると、表皮以外は一般的な大根のような白さです。辛味がほとんどなく、コリコリとした食感を楽しめます。
その他
その他、皮が赤く中が白い大根に紅岬大根、紅三太大根、ミラノ大根、紅甘味大根などがあります。紅岬大根は淡い紅色、紅三太大根は鮮やかな紅色、ミラノ大根と紅甘味大根は紫色をしています。
同じ「表皮が赤く、中が白い」大根でも色味や食感が異なるので、料理に合わせて選んでみましょう。
皮も中も赤いもの
皮も中も赤い大根に紅くるり大根があります。
一般的な大根より長さの短い、こぶりな大根です。全国各地で栽培されています。表皮だけでなく、中まで鮮やかな紅色をしているのが他の赤大根にない特徴です。一般的な大根のようなみずみずしさが味わえます。
皮が赤く、中は赤いグラデーションのもの
皮が赤く、中は赤いグラデーションの大根に、紅しぐれ大根などがあります。
紅しぐれ大根
紅しぐれ大根は一般的な大根よりも短い、こぶりな見た目で皮は紫色です。群馬県が主な産地ですが、北海道など全国各地で栽培されています。断面は、中心が紫色で、表皮の方にかけて白いグラデーションが見られます。辛味が少ないので生食にもおすすめです。
その他
中が赤いグラデーションの大根は、その他に京ざくら、味いちばん 紫、くれない総太り大根などがあります。京ざくらとくれない総太り大根の表皮は紅色、味いちばん 紫は紫色で、それぞれカットしたときも表皮と同じ色のグラデーションが見られます。
赤大根を使ったDELISH KITCHENのレシピ
赤大根を使ったレシピをご紹介します。鮮やかな色味を活かして調理してみましょう。
赤大根を使ったレシピ
味や食感に関わらず、あらゆる赤大根におすすめのレシピです。
赤大根の甘酢漬け
表皮の赤と中の白のコントラストがきれいな赤大根を、シンプルな甘酢漬けにしてみましょう。調味料を混ぜて加熱したあとに、漬け込むだけの簡単レシピです。シャキシャキの食感がごはんに合いますよ。
赤大根と生ハムのはちみつマリネサラダ
赤大根に生ハムを加えたおしゃれなマリネサラダのレシピです。鮮やかな赤大根の色味がサラダに映えて、見た目からおいしさが伝わる一品です。パーティ料理にもなりますね。
紫大根を使ったレシピ
紫大根におすすめのレシピです。
紫大根の甘酢漬け
鮮やかな紫色がきれいな紫大根をシンプルな甘酢漬けにしてみましょう。調味料を混ぜ合わせたら、あとは紫大根をもみこんで冷蔵庫で半日〜1日寝かせるだけ。初めて甘酢漬けを作る方にもおすすめなレシピです。
紫大根とにんじんのリボンサラダ
紫大根や人参をピーラーで薄くリボン状にすると、華やかなサラダをつくれます。ベビーリーフを加えることで、よりいろどり鮮やか。おめでたい日やパーティにぴったりの料理です。
紫大根と豚肉の甘辛ソテー
紫大根と葉を使った、豚肉の甘辛ソテーのレシピです。薄くスライスした紫大根は火が通りやすく、さっと炒めてつくれます。甘辛な味付けはご飯に合い、お弁当のおかずにもおすすめです。
紅芯大根を使ったレシピ
皮が白く、中が赤い紅芯大根におすすめのレシピです。特徴のある色味を活かしてみましょう。
紅芯大根の甘酢漬け
中身が真っ赤な紅芯大根を使って、あざやかな赤の甘酢漬けをつくりましょう。甘酢に漬けることで、紅芯大根の赤色がより際立ちます。ほんの少し小皿に乗せるだけで、食卓が華やかになりますよ。
紅芯大根とドライマンゴーのサラダ
意外な組み合わせ、紅芯大根とドライマンゴーを使ったレシピです。調味料と紅芯大根の水分でドライマンゴーがしっとりするくらい時間をおくと、さらにおいしくなりますよ。
紅芯大根のてまり寿司
椿の花のような、かわいいてまり寿司を紅芯大根でつくりませんか。大根を薄く切ることで、包みやすくなり、できあがりがきれいになりますよ。華やかな見た目は、パーティーなどにぴったりですね。
「赤大根」は種類が豊富!いろどりを活かして調理しよう
「赤い大根」と一言でいってもその色味や形、味は異なりますが、全体的に辛味が少ないのが特徴です。色味を活かすために、加熱せず漬物やサラダなどに使うのがおすすめです。鮮やかな紅色や紫色は食卓に映えるので、お祝いごとなどおめでたい日の料理に使ってみませんか。