モロヘイヤの食べ方（ゆで方）・絶品レシピもご紹介します！

モロヘイヤの食べ方

モロヘイヤは栄養価の高い食材のひとつで、β-カロテン、カルシウム、ビタミンE、Cなどさまざまな栄養素が含まれており、「王様の野菜」とも呼ばれています。6〜9月の夏頃に旬を迎え、ネバネバとした独特のぬめりが特徴です。

モロヘイヤはほうれん草のようにクセの少ない野菜のため、さまざまな料理で食べられる野菜です。しかし、アクは強いので、必ずアクを抜いて調理しましょう。

【モロヘイヤのおすすめの食べ方】

1. おひたし
2. 卵焼き
3. かき揚げ
4. そばのトッピング
5. スープ・味噌汁 など

（参考）モロヘイヤの栄養素（100gあたり）

モロヘイヤを食べる時の注意点

家庭で栽培したモロヘイヤを食べるときには、注意が必要です。
モロヘイヤは​​​​若い葉や茎を食用としていますが、収穫時期が過ぎた茎や種子には毒性が含まれる可能性があります。
茎部分は取り除いて葉の部分だけを食べるようにしましょう。

茎も食べる場合は一般に流通しているもの（スーパーで売られているもの）を使ってください。
スーパーなどで販売されているものは、収穫期が管理されており種子も取り除かれているので毒性はありません。

モロヘイヤの下ゆで・アク抜き

モロヘイヤはアクの強い食材です。必ず下ゆでをしてアク抜きを行ってから料理に使いましょう。

①モロヘイヤは茎から葉を摘み取る。茎は硬い部分を切り落とす。

【ポイント】根に近い方は筋っぽく、硬いので切り落としましょう。

②鍋に湯をわかし、塩(分量外:小さじ1)、モロヘイヤの茎を入れて30秒程ゆで、さらに葉を入れて40秒程ゆでる。水にさらして水気をしぼる。

③葉、茎は細かく刻む。
【ポイント】料理に使う際は料理に合わせて切りましょう。細かく切ることで粘りが出ます！

わかりやすい！動画でチェック！

モロヘイヤの保存方法

モロヘイヤの保存方法をご紹介します。

冷蔵保存方法（3〜4日）

モロヘイヤは傷みやすい野菜なので正しい方法で保存しましょう。モロヘイヤの葉がピンとなるまで水にひたして、しめらせたキッチンペーパーで茎を包み保存袋に入れ、野菜室に立てて保存してください。

冷凍保存方法（2〜3週間）

塩ゆでしたモロヘイヤを冷水にさらして水気をしっかりしぼり、小分けにしてラップで包み保存袋に入れて冷凍庫で保存します。冷凍したモロヘイヤはそのまま料理に使えますよ。

モロヘイヤを使ったDELISH KITCHENのレシピ

モロヘイヤを使った人気のレシピをご紹介します。

モロヘイヤのおひたし

モロヘイヤのネバネバ食感がクセになるおひたしです。ゆでた後にしっかり水気を絞ると、たれが薄くならずに美味しく食べられます。簡単にできるのでぜひ作ってみてください。

モロヘイヤの卵スープ

とろとろのモロヘイヤとふわふわの卵が相性抜群。のどごしなめらかな中華風スープです。おろしにんにくの香りが食欲をそそります。お好みの材料を入れてアレンジするのもおすすめです。

モロヘイヤのくずし豆腐

ちぎり豆腐の上にモロヘイヤをたっぷりのせ、ごま油が香るたれをかけていただきます。モロヘイヤは細かく刻むと、よりネバネバを感じられますよ。さっぱりとした味わいでおかずとしてはもちろん、おつまみとしてもたのしめます。

モロヘイヤのひき肉丼

ピリ辛に仕上げた豚ひき肉にモロヘイヤをプラス。食べ応え抜群のひき肉丼です。モロヘイヤとオクラのネバネバ食感がたまらない美味しさです。温泉卵を絡めながらお召し上がりください。

モロヘイヤの特徴を知って美味しく味わおう

モロヘイヤはネバネバの食感と独特のねばりが特徴の栄養価の高い野菜です。家庭で栽培したモロヘイヤは、収穫時期が過ぎてしまうと茎や種子に毒性が含まれる可能性があるので葉だけを食べるようにしましょう。市販のモロヘイヤは収穫期が管理されているので安全です。

モロヘイヤはさまざまな料理に使うことができます。アクがあるので正しい下処理をして美味しく味わいましょう。

【出典】
日本食品標準成分表2020年版（八訂）

【参照】
農林水産省：「モロヘイヤの種には毒があるって知っていましたか？」
農林水産省：「家庭菜園でモロヘイヤを栽培していますが、モロヘイヤの種に毒があると知りました。詳しい内容を教えてください。」
食品安全委員会：「モロヘイヤについて」（2023/09/15）