DELISH KITCHEN

サモサってどんな料理?特徴や自宅で作れるレシピをご紹介

作成日: 2023/11/20

インドの料理店で必ずといっていいほどメニューにある「サモサ」。日本でもインドカレー屋さんで食べられるようになってきた料理です。しかし、いったいどんな味でどんな料理なのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、サモサとはどんな料理なのかについて、詳しく解説していきます。また、合わせてサモサの歴史や食べ方、自宅で作れるレシピもご紹介しています。ぜひ、本記事を参考に、サモサを自宅で楽しんでみてください。

目次

  1. サモサの基本知識
    1. サモサとは?
    2. サモサの語源や歴史
  2. サモサの特徴をご紹介!
    1. サモサの食感や味わい
    2. サモサに入れる具材
    3. サモサの食べ方
  3. 自宅で作れるサモサの作り方をご紹介!
    1. 材料 【8個分】
    2. 手順
  4. DELISH KITCHENおすすめのサモサレシピ
    1. ひき肉と大豆のサモサ
    2. キャベツたっぷりサモサ
    3. サバ缶サモサ風
    4. グリーンピースとポテトのサモサ
    5. 餃子サモサ
    6. ひよこ豆のサモサ風
  5. サモサはカレー粉を使って自宅で手軽に作れる

サモサの基本知識

まず、サモサとはどのような料理なのでしょうか。サモサの語源や歴史も交えて詳しくご紹介します。

サモサとは?

サモサとは、インド料理のひとつで手軽に楽しめる軽食の一つです。小麦粉で作った皮で、じゃがいもをベースにスパイスを利かせた具材を包み、さもさ油で揚げて作られます。日本でいう揚げ餃子に近い料理です。

日本でもインド本場の料理店ではほとんどのお店でメニューにのっているほど、ポピュラーな料理といえます。

サモサの語源や歴史

サモサの語源は中世のペルシア語です。サモサの形が三角形であることから、三角形を意味する「Sambosag(サンボサグ)」から名づけられたといわれています。

また、サモサはインド料理ですが、意外にも発祥はインドではありません。13〜14世紀にサンボサという食べ物が、交易商人によってインドに持ち込まれたことがサモサ誕生のきっかけです。

サンボサにインド人がさまざまなスパイスを加えてできたものが、サモサだといわれています。

サモサの特徴をご紹介!

ここからは気になるサモサの味や食感について、詳しくご紹介します。サモサに入れる具材や食べ方まで解説しているので、本場インド気分を味わいたい方は参考にしてください。

サモサの食感や味わい

サモサの大きさは、食べやすい手のひらサイズほどなのが一般的です。コロンとした立体感のある三角形をしています。

きつね色になるまで油で揚げて作られるので、周りの生地はサクサクとした食感なのが特徴です。中に入っている具材はスパイシーな香りとソースの味が楽しめます。

スパイスをたくさん使用して作られているサモサですが、スパイシーながら強烈な辛さではありません。甘めのソースをつけて食べることで、辛みはさらにマイルドになります。

サモサに入れる具材

本場インドのサモサに入れる具材には、じゃがいもや玉ねぎ、えんどう豆、レンズ豆等があげられます。しかし、日本の家庭で作る場合は豚のひき肉を使ったり、キャベツやコーンなど馴染みのある野菜を加えたりするのもおすすめです。

本場インドのサモサの味付けには、クミンやターメリックパウダー、ガラムマサラ、チリパウダーなどが使われます。サモサに使われるスパイスは比較的ポピュラーなものばかりなので、スーパーや輸入食品を取り扱う小売店などで購入可能です。

家庭でもっと手軽に作りたい場合は、カレー粉を使うのもおすすめです。カレー粉には数種類のスパイスが含まれているので、比較的近い味わいを再現できます。

サモサの食べ方

サモサはスナックなので、そのままパクっと食べることもあります。しかし、一般的にチャツネやケチャップ、ミントソースをつけて食べるのが、本場の食べ方です。

カレーと一緒に食べることもありますが、本場インドではチャイと一緒に朝食として食べられたり、スープをかけて食べたりすることもあります。

ミントソースとはにんにくや生姜、青唐辛子、ミントを混ぜ合わせて作るソースを指します。にんにくや青唐辛子のパンチはもちろん、口に入れるとミントの爽やかな香りが広がる絶妙なソースです。

辛いのが苦手な人や子供には甘みのあるケチャップやチャツネがおすすめです。

チャツネについては、下記の記事で詳しくご紹介しています。「チャツネって何?」と気になった方は、ぜひご覧ください。

自宅で作れるサモサの作り方をご紹介!

サモサはインド料理ですが、手軽に手に入りやすい食材に置き換えることで家庭でも作れます。例えば、具材は合びき肉や豚ひき肉にしたり、スパイスはカレー粉を使用したりしても、十分近い仕上がりになるのでおすすめです。

今回ご紹介するレシピは、スパイスも本場のサモサに近いものを使って作るレシピです。本格的に皮から手作りできるレシピですが、手軽に作りたい場合は春巻きの皮や餃子の皮で代用もできますよ。ぜひ下記のレシピを参考に、サモサを自宅で作ってみましょう。

今回ご紹介するサモサのレシピは、以下のページで動画でもわかりやすくご紹介しています。文章だとわかりにくいと感じる場合は、ぜひこちらもご確認ください。

材料 【8個分】

じゃがいも 1個(150g)
玉ねぎ 1/4個(50g)
クミン(ホール) 小さじ1/2
コリアンダーシード 小さじ1/2
サラダ油 大さじ1/2

☆生地
薄力粉 100g
塩 小さじ1/4
ぬるま湯 大さじ2
サラダ油 大さじ2

★調味料
ターメリック 小さじ1/2
クミン(パウダー) 小さじ1
ガラムマサラ 小さじ1/2
塩 小さじ1/3

揚げ油
サラダ油 適量

手順

①ボウルに薄力粉、塩を入れて混ぜる。ぬるま湯、サラダ油を加えて粉気がなくなるまで混ぜる。


②表面がなめらかになるまでこねて丸め、ラップで包み30分ほどおく。
【ポイント】
耳たぶほどの固さになるまでこねましょう。

③じゃがいもは皮をむいて1cm角に切り、水にさらして水気を切る。耐熱容器に入れてふんわりとラップをし、600Wのレンジで2分加熱して水気を切る。玉ねぎは粗みじん切りにする。
④フライパンにサラダ油(大さじ1/2)、クミン、コリアンダーシードを入れて弱めの中火で熱し、香りが立つまで炒める。玉ねぎを加えてしんなりとするまで中火で炒める。
⑤じゃがいもを加えて、油がなじむまで炒める。★を加えて2分ほど炒める。バットに移してしっかりと冷ます(フィリング)。

⑥生地のラップをはずし、10cmほどの棒状にのばす。4等分に切り、丸める。


⑦丸めた生地1つを手のひらで軽くつぶし、めん棒で10cmほどの円形になるようにのばして半分に切る。残りも同様に繰り返す。


⑧生地の切り口に水(分量外:適量)をぬり、切り口の両端を合わせるように円錐状にする。フィリングを1/8量を入れ、フチに水をぬってしっかりととじる(詰めた生地)。同様に計8個作る。


⑨フライパンの底から3cm程度までサラダ油(揚げ油)を入れて160℃に熱する。詰めた生地を入れてこんがりとした揚げ色になるまで7〜8分揚げる。

DELISH KITCHENおすすめのサモサレシピ

ここからはDELISH KITCHENでおすすめのサモサレシピをご紹介します。手軽に手に入る食材で作れるレシピなので、ぜひ参考にしてみてください。

ひき肉と大豆のサモサ

合びき肉と大豆を使って作るサモサのレシピです。使用するスパイスはカレー粉とクミンパウダーだけですが、手軽に本場に近い味を楽しめます。大豆の代わりに茹でたじゃがいもを潰して入れるのもおすすめですよ。

キャベツたっぷりサモサ

キャベツをたっぷり使ったサモサのレシピです。キャベツがメインなので、油で揚げているのにあっさりと食べやすい仕上がりになります。カレー味でおやつにはもちろん、おつまみにもおすすめです。

サバ缶サモサ風

サバ缶で作るサモサのレシピです。サバに旨味があるので、味付けはカレー粉と塩コショウのみ。カレー粉を使用することでサバの臭みも消えるので、魚が苦手な人でも食べやすい仕上がりになっています。シンプルな材料でできますが、食べ応えは抜群ですよ。

グリーンピースとポテトのサモサ

肉や魚を使用しない、グリーンピースとポテトのサモサです。ほっくりとしたグリーンピースとポテトが、サクサクの皮とよく合います。カレー粉を使用するので、スパイシーな味わいを楽しめますよ。

餃子サモサ

おからをたっぷり使って作る餃子サモサのレシピです。レシピの記載は生おからですが、おからパウダーでも美味しくできます。そのままたべてももちろん美味しいですが、ヨーグルトソースにつけて食べるのもおすすめです。

ひよこ豆のサモサ風

ひよこ豆のほくほく感と皮のパリパリ食感が楽しい、ひよこ豆のサモサです。カレー粉とクミンパウダーの香りが食欲をそそります。春巻きの皮を使って手軽に作りましょう。

サモサはカレー粉を使って自宅で手軽に作れる

自宅で作るのが難しそうなサモサですが、皮は春巻きや餃子の皮、具材は合びき肉や豚ひき肉、カレー粉を使えば簡単に作れる料理です。もちろん、本格的に皮から手作りすることもできます。

今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひご家庭でサモサを作ってみてください。

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