DELISH KITCHEN

しなびた大根は再生できる!?復活方法や正しい保存方法をご紹介

作成日: 2023/12/19

おでんやお鍋、冬に美味しく食べられる大根。

そんな大根ですが、いつの間にかしなびてしわしわ、ふにゃふにゃになってしまったことがある人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事ではなぜしばらく置いておくと、大根はしなびてしまうのか、元に戻す方法はあるのかについて詳しく解説していきます。また、合わせてしなびた大根を元に戻す方法についてもご紹介しているので、冷蔵庫にしなびた大根がある人はぜひ参考にしてください。

目次

  1. 大根がしなびてしまう原因は○○○
    1. 大根はなぜしなびてしまう?
    2. 大根の冷蔵保存(野菜室含む)の保存期間は?
  2. しなびた大根は食べられる?捨てる?
    1. しなびた大根は食べられます!
    2. しなびた大根に向いている料理
  3. しなびた大根を復活させる方法
    1. しなびた大根を復活させる手順
  4. しなびてしまう前に防ぐ!大根の保存方法
    1. 大根を1本丸ごと保存する方法
      1. ポイント

    2. 切ったものを保存する方法
  5. 大根に関するよくある質問
    1. Q.大根は冷凍保存ができますか?
    2. Q.大根の中が青くなっていますが、捨てるべきですか?
  6. 正しい保存方法で新鮮な大根を楽しもう

大根がしなびてしまう原因は○○○

そもそもなぜ大根はしなびてしまうのでしょうか。ここからは大根がしなびてしまう原因や、大根の適切な保存期間について解説していきます。

大根はなぜしなびてしまう?

大根をしばらく置いておくとしなびてしまうのは、水分の蒸発が原因です。大根を保存する際、ラップなどを巻いて冷蔵庫の野菜室で保存することが多いと思います。

しかし、ラップをしていても、長期間保管していると自然と水分が抜けてしまい、ツヤやハリがなくなりふにゃふにゃと柔らかくなってしまうのです。

また、大根の葉がついたまま保管していると、葉が根っこの養分や水分を吸い上げてしまうので、余計にしなびやすくなってしまいます。そのため、保存する際は葉を切り落としてから保存するのがおすすめです。

大根の正しい保存方法については1番最後にご紹介します。

大根の冷蔵保存(野菜室含む)の保存期間は?

大根を冷蔵庫、または野菜室で保存できる期間は10日程度です。ただし、カットされた大根は1本丸々で保存するより、乾燥や傷みのスピードが早い傾向にあります。そのため、できるだけ早めに使い切るようにしましょう。

しなびた大根は食べられる?捨てる?

「しなびてしまった大根は捨てるしかない?」と思っている方も多いかもしれません。しかし、実はしなびた大根は食べられるのです。では、どのように食べるのが正解なのでしょうか。

そこでここからは、しなびた大根のおすすめの食べ方について、ご紹介していきます。

しなびた大根は食べられます!

しなびた大根は水分が抜けてしまっただけなので、食べることはできます。そのため、しなびてしまったからといってすぐに捨てず、まずは大根の状態を確かめましょう。

変色やぬめり、酸っぱい臭いなどがあれば傷んでいるためすぐに捨ててください。ただ、しなびているだけであれば調理して食べることができます。

ただし、しなびてしまった大根はたくあんのような食感になっているため、シャキシャキ感はあまりありません。しなびた大根はサラダなど、食感を楽しむ料理には向かないので注意しましょう。

しなびた大根に向いている料理

では、しなびた大根はどう調理すれば良いのでしょうか。以下でご紹介するような料理であれば、しなびた大根を使っても比較的美味しくいただくことができます。

ただし、みずみずしい新鮮な大根と比べると、どうしても味が落ちていたり食感が変わってしまったりすることがあるため注意しましょう。

・漬物
漬物は一度干して水分を抜いてから漬けるため、しなびた大根にぴったりのレシピです。しなびた大根であれば干さずに漬けられるので、短時間で漬物を作れます。

以下は簡単に作れる大根の漬物レシピです。よろしければこちらもチェックしてみてください。

すぐ食べられる!大根の即席漬物レシピ7選

・煮物
煮物もしなびた大根におすすめの料理といえます。他の具材と比べ、大根は味が染みるのに比較的時間がかかる食材です。しかし、しなびた大根であれば、短時間で味が染みた煮物を作ることができます。

以下のページでは、大根を使ったレシピをいくつかピックアップしています。煮物のレシピでお困りの場合は、ぜひチェックしてみてください。

副菜におすすめ!大根の煮物レシピ30選

一方で、しなびた大根はサラダや大根おろしなどに使うのは向きません。食感が悪くなってしまうため、注意しましょう。

しなびた大根を復活させる方法

実はしなびた大根は復活させることが可能です。その方法はズバリ、「水に浸す」こと。材料は水だけなので、簡単に実践できます。

ただし、見た目や大根自体の水分量が完全に元通りになるわけではないため、注意が必要です。しなびた大根を復活させる方法は、以下の手順をご確認ください。

しなびた大根を復活させる手順

しなびた大根を復活させる方法は、以下のとおりです。

①しなびた大根を適当に輪切りにする
②切った大根をボウルに入れ、全体がかぶるくらい水を入れる
③そのままの状態で数時間~半日ほど水につけて放置する

大根の状態によっても異なりますが、早いと1時間ほどでハリのある状態に戻すことも可能です。とはいえ、乾燥が酷い場合は完全に元に戻らない場合もあるので注意しましょう。

また、水につけている間に大根が水を吸い上げることで、ボウルの中の水の量が減ってしまうことがあります。その場合は大根がかぶっている状態になるよう、水を継ぎ足しましょう。

しなびてしまう前に防ぐ!大根の保存方法

しなびた大根におすすめの料理や、大根の復活方法などをご紹介しましたが、そもそもしなびてしまわないよう正しく保存することが大切です。

大根を傷ませないためにも、以下でご紹介する正しい保存方法を覚えておきましょう。丸ごと1本保存する場合と、カットして保存する場合の2パターンご紹介します。

大根を1本丸ごと保存する方法

大根を1本丸ごと保存する方法は、以下のとおりです。

大根は葉を根本から切り落とします。根は新聞紙、またはキッチンペーパーで包み、容器に入れて風通しの良い冷暗所で保存しましょう。

キッチンペーパーは水で濡らして、水気を切ります。葉の切り口を濡らしたキッチンペーパーで包み、保存袋に入れて袋を閉じ、野菜室で保存します。

ポイント

葉がついたままだと、根の養分や水分を吸い上げてしまいます。そうすると、乾燥したり味が落ちたりしてしまうので葉と根は切り落として別々に保存するようにしましょう。別々に保存することで乾燥を防ぎ、食感や味が落ちてしまうのを防げます。

使用する保存袋は、野菜専用のものでなくても構いません。ポリ袋やジッパーのついた袋などでも代用可能です。袋に入れる際は、空気を抜いて保存するようにしましょう。

切ったものを保存する方法

切ったものを保存する場合は、ラップで大根を隙間なくぴったりと包んでから野菜室で保存するようにしましょう。ぴったりとラップで包むことで、乾燥を防ぐことができます。

大根の正しい保存方法については、以下のページ内にて動画でご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

大根の保存方法

大根に関するよくある質問

ここからは、大根に関するよくある質問をご紹介します。

Q.大根は冷凍保存ができますか?

A.大根は冷凍保存も可能です。冷凍保存だと3~4週間ほど保存できます。そのため、すぐに使い切れない場合は、冷凍で保存するのがおすすめです。

ただし、冷蔵で保存する場合とは方法が異なります。以下のページで大根の冷凍保存についてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

大根の冷凍保存方法

以下では、大根おろしの冷凍保存方法についてご紹介しています。大根おろしにして冷凍保存しておくと、調理の手間が省けるのでおすすめですよ。

大根おろしの冷凍保存方法

Q.大根の中が青くなっていますが、捨てるべきですか?

A.大根の中が青色に変色するのは、「青あざ症」という生理障害です。乾燥や過湿が原因で、大根の真ん中が硬くなり、青く変色します。

カビや毒ではないため食べられますが、状態によっては硬くなっていたり苦くなっていたりしていることもあるため、できる限り青い部分は避けて食べるのがおすすめです。

青あざ症については、以下の記事で詳しく解説しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

大根の中身が青い原因は?正しい保存方法もご紹介!

正しい保存方法で新鮮な大根を楽しもう

しなびた大根は漬物や煮物などで食べられます。しなびた大根は味が早く染み込みやすいので、時短になるのが魅力です。

しかし、鮮度のいい大根のほうが美味しいのは当たり前のこと。そのため、正しい保存方法で保存して、できるだけ鮮度のいい状態を維持するようにしましょう。

今回ご紹介した正しい保存方法を参考に大根を保存し、さまざまな大根料理を楽しんでみてください。

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