DELISH KITCHEN

がんもどきとは?言葉の由来や手作りがんもどきのレシピをご紹介

作成日: 2024/02/15

皆さんは「がんもどき」という料理をご存じですか?豆腐を主材料とした、日本の伝統的な食べ物です。この記事では、がんもどきがどのような料理なのか、その名前の由来や作り方、さらには活用方法までを詳しくご紹介します。

手作りで簡単に作れるレシピもお伝えするので、ぜひ最後までお読みくださいね。

目次

  1. がんもどきとは?
    1. がんもどきの基本情報
    2. がんもどきの特徴
    3. がんもどきの名前の由来
  2. 手作りがんもどきの作り方
    1. 材料 【6個分】
    2. 手順
    3. がんもどきを作る際のポイント
  3. DELISH KITCHENがおすすめするがんもどきを活用したレシピ
    1. 定番のおでんや煮物
    2. 具材を変えたアレンジがんもどき
    3. 洋風アレンジのレシピ
  4. がんもどきはアレンジ自在!
  5. がんもどきは豆腐でできている!

がんもどきとは?

早速、がんもどきとはどういう料理なのかみていきましょう。

がんもどきの基本情報

がんもどきは、木綿豆腐を主な材料とし、野菜や海藻などの具材を加えて作られる日本の伝統的な揚げ物料理です。にんじんやごぼう、しいたけなどが定番の具材として使われることが多いです。日本全国で食べられている料理で、元々は精進料理として親しまれていました。

がんもどきの特徴

がんもどきは、豆腐の優しい味わいに、具材の食感と風味が加わり、独特の美味しさを生み出しています。またがんもどきは揚げているため外はサクッと、中はふんわりとした食感なのが特徴です。中の具材の食感も楽しめ食べ応えも十分です。

がんもどきの名前の由来

「がんもどき」という名前の由来にはいくつか諸説があります。

有力なものは「雁(がん)」の肉に似せたもどき料理であることから、「雁の肉もどき」=「がんもどき」として知られるようになったという説です。雁の肉に似せる料理が作られた背景には、肉を食べることができない僧侶などのために作られたという説があります。そのためはじめは精進料理として、こんにゃくを炒めて雁の肉に似せた食感を再現していたそうです。

そこから時代とともに今の豆腐をベースにしたがんもどきとなったとされています。地方によっては「がんも」とも呼ばれることがあります。

ちなみに、関西では豆腐をつぶして具材と混ぜてあげたものを、そもそも「がんもどき」と呼ばず「飛龍頭(ひりゅうず)」「ひりうず」「ひろうす」「ひりょうず」など様々な別名で呼ばれることがあります。

どれも「がんもどき」のことを表しているのですが、こちらも諸説があり、江戸時代、鎖国後にポルトガルから伝わった「フィリョース」というお菓子に似ていたことから、日本独自の当て字で「飛龍頭(ひりゅうず)」や「ひろうす」と呼ばれるようになったという説や、竜の頭の形に似たものということから「飛龍頭」と呼ばれるようになったという説など、関西の中でもさらに諸説があるそうです。

手作りがんもどきの作り方

がんもどきは自宅でも作ることができます。市販の材料で簡単に作れるので、ぜひ一度手作りしてみてください。

材料 【6個分】

木綿豆腐・・・・・・1丁(300g)
にんじん・・・・・・1/4本(40g)
いんげん・・・・・・3本
芽ひじき・・・・・・大さじ1/2
サラダ油・・・・・・適量

☆たね用
卵・・・・・・・・・1個
片栗粉・・・・・・・大さじ3
塩・・・・・・・・・小さじ1/2

手順

①耐熱皿に豆腐をのせてキッチンペーパーで包む。ラップをせずに、600Wのレンジで2分加熱する。キッチンペーパーをはずして粗熱をとる。芽ひじきはたっぷりの水で戻し、水気を切る。

②にんじんはみじん切りにする。いんげんはへたを切り落とし、5mm幅に切る。

③ボウルに①の豆腐を入れて細かくなるまで手でつぶす。芽ひじき、②、☆の材料を加えてよく混ぜる(たね)。

④手にサラダ油(分量外:適量)を薄くつけ、たねを1/6量とって丸める。同様に計6個作る。

⑤鍋に底から2cm程度の高さまでサラダ油を入れて160℃に熱し、④を入れる。表面がかたまるまで触らずに2〜3分揚げる。上下を返し、表面がカリッとして中に火が通るまで4〜5分ほど揚げる。

また今回ご紹介するレシピは最後の方で動画でも確認できます。よりわかりやすく見たい方はぜひチェックしてみてください!

がんもどきを作る際のポイント

①豆腐は水気をしっかりきりましょう。水気が残ったままで豆腐がゆるい状態だと団子状にまとめられないので、手順①の工程を何度か繰り返すか、水気が残っている場合はキッチンペーパーや清潔なタオルで豆腐を包み、重石をのせて水分を出すと良いでしょう。

②手にくっつかないようにサラダ油などをつけることをおすすめします。

③低温でゆっくりあげることで、中はふっくら、外はカリッと仕上がります。

DELISH KITCHENがおすすめするがんもどきを活用したレシピ

がんもどきはもちろんそのまま食べてもおいしいですが、様々な料理に活用できます。これからDELISH KITCHENおすすめのレシピと合わせて活用方法をご紹介します。

定番のおでんや煮物

がんもどきを活用した定番レシピといえば、おでんや煮物です。がんもどきに出汁がしっかりと染みて、口に入れるとジュワっと出汁の旨みが広がります。以下はDELISH KITCHENおすすめのがんもどきを使ったおでんや煮物レシピです。ぜひ一度お試しください。

具材を変えたアレンジがんもどき

活用レシピとは少し意味が違うかもしれませんが、定番のにんじんやひじき、ごぼう、ぎんなんなどの具材以外にも、餅巾着風にお餅を入れたり、コーンや枝豆を入れても美味しいですよ!以下では鮭フレークを入れたがんもどきとキャベツ入りのがんもどきをご紹介します。

ぜひ色々な具材でオリジナルのがんもどきを作ってみてください。

洋風アレンジのレシピ

がんもどきは煮物やおでん以外活用方法がないと思われるかもしれませんが、実は洋風にもアレンジができます。以下ではがんもどきを使ったピザのレシピをご紹介しますので、いつもの味に飽きてしまった方はぜひお試しください。

がんもどきはアレンジ自在!

今回はがんもどきの基本情報から、手作りレシピ、さらには様々な活用方法までをご紹介しました。がんもどきはそのまま食べても美味しいですが、色々な料理にアレンジして楽しむこともできます。この記事を参考に、ぜひ自宅でオリジナルのがんもどきを作ってみてくださいね。新しい味の発見があるかもしれませんよ!

がんもどきは豆腐でできている!

これまでがんもどきの魅力について説明してきました。
がんもどきは豆腐から作られている、そしてがんもどきという名前の由来にはいくつか諸説があるということが知れたかと思います。
今後、家族や友人とがんもどきを食べる機会があれば、プチ自慢してみてください!

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