冷麺の原料は?韓国冷麺と盛岡冷麺との違いやおすすめレシピもご紹介
作成日: 2022/11/28
ツルツルっとした喉越しと旨みのあるスープが美味しい冷麺は、さっぱりと食べやすく人気があります。冷麺といえば日本では盛岡冷麺が有名ですが、本場である韓国冷麺と違いがあるのでしょうか。
ここでは、冷麺の原料を解説するだけでなく、韓国冷麺と盛岡冷麺との違いやおすすめレシピもご紹介します。
冷麺について
冷麺の発祥の地は北朝鮮の平壌(ピョンヤン)と言われていて、日本で親しまれている冷麺とは異なる料理です。日本では夏に食べるイメージがある冷麺ですが、寒い冬の時期に、床暖房のあるオンドル部屋で温まりながら食べる料理として知られています。
韓国冷麺と盛岡冷麺の違い
韓国冷麺と盛岡冷麺の違いは麺の種類です。ここでは、韓国冷麺と盛岡冷麺に使われる麺の違いについてご紹介します。
韓国冷麺
韓国冷麺の麺は、主にそば粉を原料としています。韓国冷麺には、大きく分けて平壌冷麺と咸興冷麺の2種類があります。
平壌冷麺は、「水冷麺(ムルレンミョン)」とも呼ばれ、そば粉を使った麺に冷たいスープを加えて食べることが特徴です。また、咸興冷麺は、じゃがいもやさつまいものでんぷんが原料の麺に、唐辛子を加えたタレを混ぜて食べます。スープを加えずに食べる汁なし麺です。
盛岡冷麺
日本では、どのようにして広まったのでしょうか。日本には、1939年に平壌出身の韓国人から神戸市に持ち込まれました。その美味しさで人気となった韓国冷麺は、日本人にも合うようにアレンジが加えられ、日本各地に広まります。
その中でも特に有名なのが、岩手県盛岡市の「盛岡冷麺」です。盛岡冷麺は、日本人も食べやすいよう小麦粉から作られた麺を使っていることが特徴で、ツルツルとした喉越しとコシのある食感が楽しめます。
DELISH KITCHENの冷麺のレシピ
韓国冷麺
ここからは韓国冷麺のおすすめレシピをご紹介します。
韓国風冷麺
ツルツルっとした食感が楽しめる韓国風冷麺をおうちで味わってみませんか。酢を加えたさっぱりとした味付けのスープが盛岡冷麺の食感によく合います。トマトやきゅうりなどお好みの具をのせるのもおすすめです。
梅しそ冷麺
梅干しの酸味と大葉のさわやかな風味でさっぱりと食べられる、梅しそ冷麺です。そばの香りが楽しめる韓国冷麺に、香ばしいごま油を効かせたスープがよく合います。この機会に、ぜひ味わってみてくださいね。
蒸し鶏のピリ辛冷麺
ジューシーな鶏もも肉をトッピングしたピリ辛味の冷麺のご紹介です。さっぱりとした味わいのスープが鶏もも肉の旨みを引き立てます。豆板醤の辛さとごま油の風味が食欲をそそり、箸が止まらなくなる美味しさです。
盛岡冷麺
ここからは、盛岡冷麺のレシピをご紹介します。
盛岡冷麺
盛岡名物の冷麺を作ってみましょう。牛スープの素と酢を加えたスープは、すっきりとした中にも深いコクが味わえます。スイカの代わりに梨やりんごを添えるのもおすすめです。ぜひチャレンジしてみてください。
アレンジ冷麺
ここからは、色々な味わいが楽しめるアレンジ冷麺をご紹介します。
糸こんにゃくの冷麺風
麺を糸こんにゃくで置き換えたアレンジ冷麺のご紹介です。糸こんにゃくは下ゆですることで、プリッとした食感が楽しめます。お好みの具をトッピングしたら、混ぜ合わせて作った冷麺つゆをかけるだけと簡単です。
糸こんにゃくのピリ辛冷麺風
旨みたっぷりの豚バラ肉とピリッと辛いキムチが相性抜群の冷麺です。冷麺の代わりに使った糸こんにゃくに、コチュジャンを加えたピリ辛味のスープがよく合います。ニンニクの香りが食欲をそそる一品です。
冷麺風そうめん
ご自宅に冷麺がなければ、そうめんでアレンジしてみましょう。ツルツルっとしたそうめんに、白だしベースのさっぱり味のスープが相性ぴったり。ゆで卵やきゅうり、キムチなどお好みの具をのせるのもおすすめです。
そうめんの韓国冷麺風
酸味のあるスープでさっぱりと食べられる、韓国冷麺風そうめんです。そうめんだけでなくゆで卵やキムチ、きゅうりが入っているので、しっかりとした食べ応えを楽しめます。スープは調味料を混ぜるだけと簡単です。
蕎麦冷麺
冷麺の麺をそばでアレンジした蕎麦冷麺です。鶏ガラスープの素をベースにした旨みのあるスープが、そばの香りを引き立てます。豆板醤やキムチのピリッとした辛さが食欲をそそる一品です。
ところてん冷麺
たっぷりの具材をのせたアレンジ冷麺のご紹介です。冷麺の麺の代わりにところてんを使い、さっぱりとした味わいに仕上げます。いつものところてんと違う食べ方が試したくなったら、ぜひチャレンジしてください。
似ているようで違う!韓国冷麺と盛岡冷麺
韓国冷麺には、そば粉の麺を使う平壌冷麺とでんぷんの麺を使う咸興冷麺の2種類があります。一方、盛岡冷麺に使われているのは、小麦粉から作られた麺です。
冷麺といっても色々な種類があり、それぞれ麺の食感やスープの有無や味わいが違います。ここでご紹介したレシピを参考にして、ご自宅で冷麺を味わってみてはいかがでしょうか。
冷麺のカロリーについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ、参考にしてください。