再生も簡単!豆苗の育て方のポイントとは?
作成日: 2020/08/29
値段が手頃で年間を通して手に入りやすい豆苗。日頃から豆苗をよく食べるという人は多いかもしれませんね。料理に使った後の根から茎を再生するのも簡単なので、自分で育てて食べるというケースも少なくありません。
こちらの記事では、豆苗の育て方について、水の量や水を替える頻度、温度、日当たりなどのポイントについて詳しく解説します。
豆苗とは?
豆苗とはえんどう豆を発芽させたスプラウトの一種で、種から伸びた細長い茎と葉っぱを食べることができます。スプラウトとは発芽したばかりの新芽のことを指し、種子や親野菜よりも栄養を含んでいるとされています。
豆苗にはビタミンAやビタミンB₂、ビタミンKなどが含まれ、その栄養価が注目を集めているのです。
豆苗の育て方
ここでは、豆苗の育て方について容器と土で育てる場合の2つをご紹介します。
容器で育てる場合
豆苗の豆から3〜5センチ程度上の部分で茎をカットし、豆苗全体が収まる大きさの容器に入れます。
根の部分が十分に浸かる程度の水を張りましょう。
順調に成長すると、育て始めてから7〜10日程度で収穫できます。
土で育てる場合
水耕栽培が一般的な豆苗ですが、土で育てることもできます。
土で育てる場合は、やや大きめのプランターに培養土を敷き詰め、水はけが良くなるように土の中央部分を山型に整えます。
豆苗は酸性の土での栽培に適していないので、土に苦土石灰を混ぜ込んで中和すると良いでしょう。
豆苗をそのまま植えると成長する際に密集してしまうので、株を分けて少し離れたところに植えるようにしてください。
土で栽培する場合は、料理に使った豆苗の根の部分をしばらく水に浸し、少し茎が伸びた段階で植えるとより失敗しにくくなります。
こちらも、土に植えてから7〜10日程度で収穫可能です。
豆苗の育て方のコツ
ここでは、豆苗を容器で育てる場合のコツについて解説します。
水の量
豆苗を容器で育てる場合には、容器の中の水の量も重要です。根の部分まで浸かる水を入れ、豆に水がかからないようにしましょう。
豆に水がかかると腐りやすくなるので注意が必要です。
水を替える頻度
基本的には毎日水を替えましょう。特に夏場の暑い時期には朝晩の2回替えるのがおすすめです。
注ぎ足すのではなく容器に入っている水は捨て、すべて新しい水に取り替えます。
温度
豆苗は20度前後の気温で発芽しやすくなります。冷蔵庫では育ちにくいため、室温で育てるようにしてください。
日当たり
豆苗は日当たりの良い室内で育てるのに向いています。屋外だと茎が硬くなりやすく、虫もつきやすいのでおすすめできません。
ただし、直射日光は避け、窓辺に置く場合にはレースのカーテンなどで日を遮るようにしましょう。
豆苗は何回育てられる?
食べきった豆苗は何回も再生可能ですが、家庭での管理ではカビや雑菌が繁殖しやすいため、再生は1回までにするのがおすすめです。
また、再生した豆苗は生食を避け、加熱して食べるようにしましょう。
DELISH KITCHENの豆苗レシピ
ここでは、DELISH KITCHENのおすすめ豆苗レシピを6つご紹介します。
さっぱり簡単副菜!豆苗とツナのめんつゆ和え
めんつゆを使ったさっぱりおかずのご紹介です。ツナの旨味とさっと茹でた豆苗のシャキシャキ食感がたまりません。
簡単に作れるので、もう一品ほしいときやお弁当におかずにもいかがですか。
おつまみにも!豆苗とたたききゅうりのうま塩サラダ
生の豆苗をサラダにするお財布にもやさしいレシピ!フレッシュな豆苗の食感をお楽しみください。ごま油と鶏がらスープの素を加えた特製だれは手が止まらないおいしさです。
肉料理の付け合わせにもぴったりですよ。
定番の味!豆苗炒め
あっという間に作れる簡単な豆苗炒め!にんにくと唐辛子の風味がきいたパンチのある味わいは、お酒のおつまみにもおすすめです。
シンプルに塩こしょうと鶏がらスープの素で味付けすれば完成です。
簡単副菜♪豆苗の中華和え
レンジで作れる豆苗の中華和えをご紹介します。お湯を沸かす手間も必要ないので、思い立ったらさっと作れるのも魅力ですね。
家庭にある調味料で作れるので、定番レシピの仲間入りまちがいありません!
シャキシャキ満足!豆苗と豚肉の卵炒め
ふんわり卵と旨味たっぷりの豚肉も入ったボリューム満点のおかず!豆苗のシャキシャキ感もおいしい、白いご飯がすすむ一品です。
お好みでにんにくを加えるのもおすすめです。
ねぎが香ばしい♪豚こまと豆苗のねぎ塩炒め
絶品ねぎ塩だれがクセになるおいしさ!しっかり味ながらもさっぱりと食べられますよ。豚肉やきのこも食べられる食べ応えバッチリの一品です。
豚肉に片栗粉をまぶしてやわらか食感に仕上げましょう。
お財布にもやさしい豆苗を毎日の食卓に!
値段が安いだけでなく、豆苗にはさまざまな栄養が含まれていることがわかりましたね。さっと茹でたり炒めたりするだけで火が通るので、もう一品ほしいというときにもおすすめです。
クセもないので、お子様でもパクパク食べられるでしょう。ポイントを押さえて栽培すれば簡単に再生できるので、ぜひ豆苗を日々の食卓に使ってみてはいかがでしょうか。