スタミナ食材にんにくの栄養やレシピをご紹介!
作成日: 2020/10/21
にんにくはホクホクな食感がたまらないホイル焼きにしたり、おいしさをアップする薬味にしたりといろいろな食べ方ができるのが魅力です。においは少し気になるけれど、ついつい食べてしまうという方も少なくないのではないでしょうか。今回は、熱狂的なファンも多いにんにくの栄養をはじめ、保存方法や調理の仕方などを紹介していきます。
にんにくにはどんな栄養成分が入っている?
にんにくにはどのような栄養成分が含まれているのでしょうか。今回は、生のりん茎(にんにく全体のこと)の可食部100g当たりに含まれる栄養成分を紹介していきます。
にんにくのりん茎100g当たりのエネルギーは136kcalで、たんぱくは質6.4g、脂質は0.9g、炭水化物は27.5gです。また、食塩相当量は0g、食物繊維は6.2gとなっています。ミネラルはカリウムが510mg、銅は0.16mgで、ビタミンはビタミンB₁が0.19mg、ビタミンB₆が1.53mg、葉酸が93μgです。
【出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)】
なお、上記の栄養成分以外にも注目したい「アリシン」と「スコルジニン」という成分があります。それぞれチェックしておきましょう。
アリシン
アリシンはにんにくの独特なにおいのもとです。食欲をそそるにおいになるのですが、にんにくを刻んだりつぶしたりすることで発生します。気になる方は食べる前に牛乳を飲むなど対策してみてください。
スコルジニン
アリシンはにおいのもととなる一方、スコルジニンは無臭の成分です。
にんにくは栄養価が高いもののにおいが気になってしまうため、におわない有効成分を探すために研究していたところ取り出されました。
スコルジニンはタウリンやグルタミン酸というアミノ酸などで構成されており、体内に入った栄養素を燃焼させてエネルギーに変えてくれます。
にんにくの栄養を効率よく摂取したい
にんにくの栄養を効率よく摂取したいときや風味をアップさせたいときは、すりおろしたりつぶしたりしてから使うのがポイントです。
それぞれ動画で手順やコツをチェックしてみてくださいね。
にんにくはすりおろすと細胞をたくさん破壊するため香りや風味がしっかりします。料理になじみやすくなるので薬味やたれ作りにぴったりです。
おろし金は細かい目のものを使用しましょう。
オイルににんにくの香り付けをしたい場合などはつぶして使用するのがぴったりです。包丁で簡単につぶせるのですが、コツがあるので動画をチェックしてみてください。
また、にんにくを食べ過ぎると胃粘膜障害を起こす可能性があるため、食べ過ぎには注意が必要です。
ニンニクの保存方法は?冷凍保存も可能?
にんにくを丸ごと購入しても、すぐにはなかなか使いきれません。
とはいえ、そのまま常温で保存をすると芽がでてきてしまうので、正しい方法で保存をしておきましょう。
にんにくをそのまま冷凍する場合はひとかけずつラップに包み、刻んだりすりおろしたりしてから冷凍する場合は小分けにしてラップで包んだうえで冷凍用保存袋に入れてから冷凍保存するのがコツです。
刻んだりすりおろしたりしてから冷凍すれば、凍ったまま調理することもできるので時短になります。
保存できる期間は、冷蔵庫に入れておくと1週間程度、冷凍庫なら3~4週間程度です。
にんにくを使った簡単でおいしいレシピが知りたい
ここからはニンニクを使用したDELISH KITCHENのレシピを紹介していきます。
にんにくのホイル焼き
焼き肉屋さんで提供されるホイル焼きがお家でも美味しく作れます。火を使わずにできるので簡単ですし、加熱中にほかのおかずの準備ができるのも嬉しいポイントです。
食卓に何かもう一品増やしたいというときにも手軽に作れます。
豚ロースにんにく焼き
厚切り豚ロースとにんにく、という見るからにスタミナが付きそうなボリューム満点のレシピです。
お家にある調味料で作れるたれは絶品で、ご飯がすすむこと間違いなし!おつまみにしても良いでしょう。
牛肉とにんにくのペッパーチャーハン
牛肉のうまみとにんにくの食欲をそそる香りがご飯に染み込んだ、ちょっと贅沢なチャーハンです。バターを使用しているので、まろやかさが加わっています。
がっつり満足できるチャーハンなので、育ち盛りのお子さんも満足できるはずです。
ブロッコリーのペペロン風
レンジでチンするだけのぺペロン風ブロッコリーは、おかずを増やしたいときに手軽に作れるレシピです。にんにくの香りだけでなく、ブロッコリーの緑と唐辛子の赤のコントラストで見た目も食欲を刺激します。
輪切り唐辛子を使用しているため、唐辛子の量を調節して自分好みの辛さに仕上げてみてはいかがでしょうか。
香りを楽しむだけじゃない!にんにくを使っておいしさアップ
にんにくは刻んだりすりおろしたりすることでにおいが発生することが分かりました。とはいえ、料理に使えばおいしさがアップするため、上手に保存してフル活用したいものです。
すりおろして小分けに保存をしておけば下ごしらえをすることなく手軽に使えますし、火を使わずにできるレシピもたくさんあります。
今回紹介したレシピはどれも簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみてください。