ケッパーってどんな食べ物?レシピや代用品をご紹介!
作成日: 2021/04/06
「ケッパー」を使ったことはありますか。メインの食材として使うことはないため、どんな食材なのか分からない人も多いかもしれません。しかし、特徴や使い方を知れば料理の幅が広がるはずです。
この記事では、ケッパーがどのような食材なのか、どんな使い方をするのかくわしく解説していきます。代用品やおすすめレシピもご紹介するので参考にしてみてください。
ケッパーについて
まずは、ケッパーがどのような食材なのかチェックしていきましょう。
ケッパーとは
ケッパーは地中海沿岸に自生するフウチョウボク科の木のことです。
レシピで登場するケッパーは、この木のつぼみを酢漬けにしたものを指します。なお、ケッパーのほかにケイパーやケーパーと呼ばれることもあります。
フランス料理やイタリア料理で使われたり、スモークサーモンのマリネによく使われる食材です。
ケッパーのつぼみには、ほのかに甘さがあります。そして、酢漬けにしたケッパーは、酸味と独特な風味が特徴です。
また、ケッパーは緑色の粒なので、料理に添えるとアクセントにもなります。
手作りタルタルソースに入れればケッパーの風味も楽しめる本格的なソースに、マリネやサラダに加えるといつもの料理がワンランク上にドレスアップするでしょう。
酢漬けと塩漬けがある?
日本で店頭に並んでいるのはほとんどが酢漬けのケッパーですが、海外では塩漬けにしたタイプもあります。塩漬けにしたケッパーは酸味よりも塩味のほうが強いため、味が少し異なります。
料理にどのようなアクセントを加えたいかによって酸味のある酢漬けか、塩味の強い塩漬けかを選んでみてください。
ケッパーベリーとの違い
ケッパーがつぼみを酢漬けにしているのに対し、ケッパーベリーは花が咲き終わった後にできる実を塩と酢で漬けた食材です。
オリーブを少しさわやかにした風味で、実の中に入っている小さな種のプチプチ食感を楽しめます。
スーパーで買えるの?
ケッパーは大きめのスーパーや輸入食品を取り扱っている店舗で手に入れることができます。ピクルスやオリーブが並ぶ売り場を確認してみてください。
ただし、店舗によっては取り扱いのない場合もあるため、見つからないときはインターネットで買うことも可能です。
ケッパーの代用
なかなかケッパーが手に入らない、すぐにでもケッパーのレシピを試してみたいという場合は代用も可能です。どのような食材で代用できるのか確認してみましょう。
オリーブ
ケッパーと似た緑色と、ほんのり苦みのある独特な風味はケッパーの代用にぴったりです。細かく刻んで料理に加えれば、仕上がりもより近づきます。
ピクルス
野菜を酢漬けにしたピクルスの酸味は、酢漬けのケッパーの酸味とよく似ています。スーパーでも手に入れやすく、おうちで手作りしている人もいる身近な食材なので使いやすいでしょう。
らっきょうの甘酢漬け
甘酸っぱくてカレーの付け合わせにも使われるらっきょうの甘酢漬けも代用品になります。色は異なるものの、酸味が似ているのでおうちにある場合は使用してみましょう。
梅干し
酸味のある梅干しも代用品として使えます。大粒の梅干しでも代用可能ですが、カリカリ梅なら食感も近くなりますよ。
【メイン料理】ケッパーを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ここからは、ケッパーを使ったメイン料理のレシピをご紹介します。
チキンのケッパー白ワイン煮
白ワインで作るソースにケッパーを使うレシピです。
カリカリに焼いた鶏肉に、ケッパーのアクセントがきいたコク深い白ワインソースがよく合います。洋風の夕食のメインや、ワインのお供におすすめです。
ホウボウのアクアパッツァ
まるでおしゃれなレストランで提供されるようなアクアパッツァ。
あさりやミニトマトのうまみとケッパーの酸味がマッチして、風味豊かな仕上がりになります。
豚バラと大根の重ね焼き
ケッパーは豚バラと大根を使った一見和風のレシピにも合いますよ。
やさしい香りのバターにさっぱりとしたポン酢しょうゆとケッパーをプラスしてソースを作ります。ナイフとフォークでいただきたくなる和洋折衷のメイン料理です。
【パスタ】ケッパーを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ケッパーはイタリア料理の代表格、パスタとも相性抜群です。
プッタネスカ
トマト系のパスタはいつも似たような味になってしまいがちですよね。プッタネスカはトマトをベースに、ケッパーをはじめアンチョビや唐辛子を加えた大人な味です。
トマト味のなかに感じるケッパーの風味がクセになります。
カリフラワーのアンチョビオイルパスタ
カリフラワーのオイルパスタです。
にんにくの香りが食欲を刺激する一品でケッパーやアンチョビ、オリーブを使い、まさにイタリアンなパスタを作ってみました。
【おつまみ】ケッパーを使ったDELISH KITCHENのレシピ
最後に、ケッパーの酸味を活かしたおつまみのレシピをご紹介します。
一口サーモンのタルタル
サーモンのタルタルにケッパーを使います。
ケッパーの風味がクセになるタルタルをあっさり食べられるきゅうりで巻き、一口サイズのおつまみにしましょう。色鮮やかでパーティーメニューにもおすすめです。
チコリーのケッパーソテー
ケッパーとレモン汁で作るソースがさわやかなメニューです。
チコリーは焼くと苦みが少なくなり、生とは違った後味になりますよ。サラダ感覚でいただいてみましょう。
新じゃがのグリル2種のソースのせ
アボカドソースときのこソースでいただく新じゃがのグリルです。ケッパーは、アボカドソースに使います。
濃厚なアボカドとレモン汁の酸味にケッパーの刺激が加わった絶品おつまみ。食べ慣れているじゃがいもも新鮮に感じるはずです。
ケッパーを使ってよりおしゃれでおいしいメニューを!
ケッパーは、ケッパーという木のつぼみを酢漬けや塩漬けにした食材で、フランス料理やイタリア料理によく使われます。大きいスーパーなどで購入することができますが、見つからないときは代用も可能です。
メインの食材となることはないものの、ソースやパスタに加えるとよいアクセントになりますよ。
これまで使ったことのない人も、ケッパーを使っておしゃれでおいしいメニューを楽しみましょう。