リングイネとは?スパゲティとの違いやレシピをご紹介
作成日: 2021/06/18
イタリアンのメニューで「リングイネ」というパスタが使われていることがあります。
リングイネはロングパスタですが、スパゲッティとはどのように違うのでしょうか。
この記事では、リングイネについて解説します。
特徴やほかのパスタとの違いだけでなく、リングイネを使ったレシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
リングイネについて
リングイネとは、どのようなパスタなのでしょうか。
スパゲッティやフェットチーネとの違いも合わせて解説します。
リングイネとは
リングイネとは、断面が楕円形のロングパスタです。
イタリア語で「小さい舌」という意味の「lingua」が由来となっています。
平たい形状なので、ソースとよくからむのが特徴です。
クリームソースやジェノベーゼソースなど、味がしっかりしたソースとよく合います。
スパゲッティとの違い
リングイネとスパゲッティは、どちらもロングパスタですが断面に違いがあります。
リングイネの断面は楕円形であるのに対し、スパゲッティは円形です。
スパゲッティを押しつぶしたような形をしているのがリングイネと覚えておきましょう。
楕円形の断面には、短径と長径があります。
製品によって多少の差がありますが、短径は約1mm、長径は約3mmほどです。
本場イタリアでのスパゲッティは、ロングパスタの中では太めである2mm強のものを指します。
日本では、日本農林規格(JAS規格)により、1.2mm以上の太さの棒状、または2.5mm未満の太さの管状に成形したものをスパゲッティとしているので、イタリアよりも幅広いパスタがスパゲティに該当します。
フィットチーネとの違い
リングイネとフェットチーネでは、太さや断面に違いがあります。
フェットチーネは太さが7mm程度で、断面は横長の長方形のようになっています。
一方、リングイネの太さは3mm程度で、断面は楕円形です。
ほかにもパスタの種類はさまざまです。
ロングパスタだけでなく、ショートパスタにもいろいろな形のものがありますよ。
こちらの記事では、それぞれのパスタの使い方や合うソースなどをご紹介しています。
リングイネのゆで時間
リングイネのゆで時間は、乾麺なら約10分、生麺なら約4〜5分が目安です。
ただし、メーカーや製品によって異なるので、袋に表示されているゆで時間を確認するようにしましょう。
リングイネを使ったDELISH KITCHENのレシピ
定番のボロネーゼや魚介の旨味たっぷりのペスカトーレなど、リングイネを使ったレシピをご紹介します。
【ボロネーゼ】
簡単ボロネーゼ
トマト缶なしで簡単に作れるボロネーゼです。
味付けにはケチャップを使い、子供も好きな味わいになります。野菜がたっぷり入っているので、甘味や旨味をしっかり感じることができます。
なすと豚ひき肉のボロネーゼ
なすと豚ひき肉のシンプルなボロネーゼのレシピです。
なすが豚ひき肉の旨味を吸って味わい深く仕上がります。リングイネのゆで汁はソースに使うので捨てないように注意しましょう。
【ペスカトーレ】
ペスカトーレロッソ
ムール貝や有頭えびを使った本格的なレシピです。
魚介の旨味が溶けだしたトマトソースがたまりません。見た目もきれいに仕上がるので、おもてなし料理にぴったりです。
牡蠣と海老のペスカトーレ
有頭えびにイカ、牡蠣まで入った贅沢なペスカトーレです。
カットトマト缶を煮つめた濃厚なソースがリングイネによくからみます。有頭えびは、蒸し焼きにしたときに頭と身の部分を切り離しておきましょう。
【その他】
ツナのトマトクリームリングイネ
旨味の強いツナとトマトを合わせたソースが絶品のレシピです。
生クリームを使わなくても牛乳でコクのあるソースに仕上がります。
鶏むね肉とスナップエンドウのパスタ
白だしと柚子胡椒で仕上げた和風のパスタです。
鶏むね肉がゴロゴロ入っているので食べごたえがあります。スナップえんどうの食感がアクセントになっています。
イカスミのパスタ
イカスミペーストで手軽に作れるパスタです。
にんにくと唐辛子の風味やトマトの旨味も感じられる、味わい深いソースに仕上がります。
平たいリングイネは濃厚なソースと相性のよいロングパスタ
この記事では、リングイネについて解説しました。
リングイネとは、断面が楕円形のロングパスタで、スパゲティとは異なった形状をしています。平たくなっていることでソースとよくからむため、濃厚なソースとの相性がよいですよ。
いつものスパゲティをリングイネに変えるだけでも、ひと味違ったパスタ料理が楽しめます。ぜひご家庭でリンングイネを使ってみましょう。