銀鮭とはどんな魚?カロリーやレシピもご紹介
作成日: 2021/07/11
鮭にはいくつか種類がありますが、鮮やかなオレンジ色がきれいな銀鮭は、スーパーなどで手軽に購入できる鮭のひとつです。
さまざまな料理に活用できる銀鮭ですが、カロリーや栄養など、ほかの鮭との違いはあるのでしょうか。
そこで、この記事では銀鮭について詳しくご紹介します。
特徴や旬、ほかの鮭との比較、おすすめのレシピなどをみていきましょう。
銀鮭について
銀鮭とはどのような魚なのか、旬や見た目、味についてチェックしておきましょう。
銀鮭とは
銀鮭は、サケ目サケ科に属する魚の一種です。
国内では天然の銀鮭がとれないため、宮城などで養殖が盛んに行われています。
天然ものは、主にアメリカやロシアから、養殖ものは、チリから輸入していることが多くなっています。
旬
銀鮭の旬は、5〜6月です。
旬の時期の銀鮭は脂がのっていて、旨味が強くなっています。
銀鮭は養殖が盛んなため、旬の時期に限らず年間を通して店頭で販売されています。
見た目・味
銀鮭を切り身にすると、濃いオレンジ色の身をしていることが分かります。
適度に脂肪がついており、ツヤツヤとしているのが特徴です。
脂がのっていることから、身は柔らかくふっくらとしており、旨味のある味わいです。
向いている料理
銀鮭は適度に脂がのっているため、そのまま焼いて食べるのはもちろん、煮込み料理や鍋などにもおすすめです。
銀鮭に火を通すと、身から脂が溶け出すので、旨味を余すことなく味わえます。
白鮭・紅鮭との違い
銀鮭の身は濃いオレンジ色ですが、白鮭は淡いオレンジ色、紅鮭は赤に近い色をしています。
銀鮭が最も脂がのっており、銀鮭よりも脂肪が少ない白鮭はさっぱりとした味わいで、紅鮭は身がしまっていて旨味を強く感じられます。
ほとんどの銀鮭は養殖で、日本では天然ものがとれません。
一方、白鮭や紅鮭は日本産の天然ものが出回り、ロシアやチリ、カナダ、アメリカなどから輸入もされています。
どの鮭もスーパーなどで購入できますが、紅鮭、銀鮭、白鮭の順に高値となっていることが多くなっています。
銀鮭の栄養
銀鮭に含まれている栄養を、ほかの鮭と比較しながら解説していきます。
生の銀鮭、白鮭、紅鮭の100gあたりに含まれる栄養は下記の通りです。
《銀鮭 100gあたり》
・カロリー…188kcal
・たんぱく質…19.6g
・脂質…12.8g
・糖質…0.3g
《白鮭 100gあたり》
・カロリー…124kcal
・たんぱく質…22.3g
・脂質…4.1g
・糖質…0.1g
《紅鮭 100gあたり》
・カロリー…127kcal
・たんぱく質…22.5g
・脂質…4.5g
・糖質…0.1g
銀鮭は同じ重量の白鮭や紅鮭と比較すると、カロリーや脂質が高くなっています。
たんぱく質や糖質に関しては、鮭の種類による大きな差はありません。
銀鮭を使ったDELISHKITCHENのレシピ
銀鮭を使って作れるレシピをご紹介します。
【塩】銀鮭
塩銀鮭のコーンクリーム煮
淡い色合いのコーンクリームに塩銀鮭の鮮やかなオレンジが映えます。
甘味のあるクリームコーン缶と牛乳の優しい味わいで、子供にも人気のメニューになるでしょう。
焼き鮭とわかめのおにぎり
塩鮭を使った旨味たっぷりのおにぎりのレシピです。
温かいご飯に混ぜれば、鮭や白いりごまの香りがふんわり立ち、食欲をそそります。
【生】銀鮭
フライパンで鮭の塩焼き
魚焼きグリルがなくても、フライパンで鮭の塩焼きを作れます。
きれいに仕上げる焼き方のコツは、盛り付けるときに上側になる方を下にして焼き始めることです。
生鮭のバターぽん酢焼き
フライパンでさっと簡単に作れる一品です。
鮭と有塩バターの濃厚な味わいに、さっぱりとしたポン酢しょうゆがよく合います。
鮭のホイル焼き
材料を用意したらアルミホイルで包み、オーブンで焼くだけで作れるお手軽レシピです。
ポン酢しょうゆとレモンの酸味でさっぱりいただけます。
鮭とほうれん草のクリーム煮
香ばしく焼き上げた鮭に、ほうれん草が入ったとろとろのクリームソースをからめていただきます。
鮭から溶け出した旨味を余すことなく味わえるクリームソースがたまりません。
鮭のマヨオイスター
適度に脂がのった鮭に、こってり濃厚なソースをからませた食べごたえのある一品です。
しっかりとした味わいに仕上がるので、お好みの野菜と合わせていただきましょう。
身が柔らかく脂がのった銀鮭を味わおう
この記事では、銀鮭について栄養やほかの鮭との比較などをみていきました。
種類によってカロリーだけでなく、見た目の色や味わいなども異なっています。
銀鮭は鮭の中でも脂がのっていて、身が柔らかいのが特徴です。通年店頭に並んでいますが、特に旬の時期の銀鮭は脂のりがよく、旨味がつまっていますよ。
ご紹介したレシピを参考に、さまざまな料理に活用しておいしくいただきましょう。