DELISH KITCHEN

菊芋(キクイモ)の食べ方は?おすすめレシピもご紹介

作成日: 2021/10/27

スーパーや地元で獲れた野菜を販売している産直市場などで目にすることのある「菊芋」。

テレビや雑誌で取り上げられることも多く、聞いたことはあるという方もいるのではないでしょうか。とはいえ、食べ方が分からなければ、手に取ることもなかなかありませんよね。

そこでこの記事では、菊芋の特徴や食べ方、おすすめレシピなどをご紹介します。

目次

  1. 菊芋(キクイモ)について
    1. 菊芋とは
    2. 菊芋の旬
    3. 菊芋の栄養
    4. 菊芋を食べる時の注意点
    5. 菊芋の選び方
    6. 菊芋の保存方法
  2. 菊芋の食べ方
    1. 【生】
    2. 【粉末(パウダー)】
  3. 菊芋を使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. 生菊芋のツナサラダ
    2. 菊芋の酢漬け
    3. 【加熱】
    4. キクイモのきんぴら
    5. フライド菊芋
    6. 菊芋の大学芋風
    7. 菊芋と鶏肉の甘辛炒め
    8. 菊芋の炊き込みごはん
    9. 菊芋のミネストローネ
  4. 食感が楽しい菊芋を使ってみよう!

菊芋(キクイモ)について

まずは、菊芋がどのような野菜なのかを確認してみましょう。

菊芋とは

菊芋は「きくいも」と読み、北アメリカが原産のキク科ヒマワリ属の多年生植物です。江戸時代末期には家畜の飼料として、すでに輸入されていました。第二次世界大戦中には、食用として持ち込まれるようになり、定着したとされています。

菊の花に似た黄色い花を咲かせることと、根の部分が芋のように膨らんでいることから、菊芋という名前がつけられました。食用となるのは、膨らんだ根の部分です。

菊芋の旬

菊芋は秋に花を咲かせ、生姜の形に似ている「塊茎(かいけい)」を作ります。収穫時期は、11~3月頃までで、収穫のピークを迎える11~12月くらいに旬を迎えます。

菊芋の栄養

菊芋には「イヌリン」という水溶性の食物繊維が含まれています。イヌリンは、血糖値の上昇をおだやかにすると言われている成分です。

また、菊芋はイモ類のなかでは、でんぷんが少ないことが特徴です。ちなみに、菊芋とイモ類を代表するじゃがいもやさつまいもの、生の皮なし、可食部100gあたりに含まれる炭水化物は以下の通りです。

キクイモ…14.7g
じゃがいも…17.3g
さつまいも…31.9g

菊芋を食べる時の注意点

血糖値の上昇を穏やかにすると言われているイヌリンですが、食べ過ぎるとお腹が緩くなってしまうため、食べ過ぎないようにしましょう。

また、菊芋はキク科の植物です。アレルギーのある方はご注意ください。

菊芋の選び方

傷がなく、保存状態のよいものを選びましょう。ある程度大きさがあり、実が締まっているものを選ぶのもポイントです。鮮度が落ちると柔らかくなるため、手に取れる場合は硬さも確かめてみてください。

菊芋の保存方法

菊芋は、じゃがいもと同じ保存方法が適しています。購入したら洗わずに土がついたまま新聞紙などで包み、冷蔵庫に入れて保存しましょう。

こちらのページでは、じゃがいもの保存方法を動画で詳しく解説しています。

庭やプランターがある場合は、土に埋めておけば長期保存が可能になります。食べる分だけ掘り起こす形にするとよいですよ。自分で菊芋を育てる場合は、収穫時期を迎えても3月頃までは畑でそのまま保存できます。

収穫してしまうと日持ちしないため、必要な分だけ収穫するようにしましょう。

【出典:日本食品標準成分表 2020年版(八訂)】

菊芋の食べ方

【生】

菊芋を生で食べるとシャキシャキの食感が、加熱するとホクホクの食感が楽しめます。

生で食べる場合は、よく洗ってから皮付きのまま2mm程度にスライスし、10分ほど水にさらしてアク抜きをしてからサラダや漬物、和え物にしましょう。

【粉末(パウダー)】

菊芋は粉末状にして食べることもできます。乾燥させた菊芋を袋に入れて叩いてからすり鉢でさらに細かくすれば、お茶やふりかけにしたり、和え物やスープに加えたりして使えます。

フードミルがある場合は、フードミルで粉砕すると簡単です。

菊芋を使ったDELISH KITCHENのレシピ

最後に、菊芋を使ったおすすめレシピをご紹介します。

生菊芋のツナサラダ

千切りにした菊芋と、ツナを組み合わせたサラダです。うまみたっぷりのツナを使っているので、シンプルな味付けでおいしく仕上がります。菊芋のほか、にんじんやきゅうりも加えて食感を楽しめるサラダにしましょう。

菊芋の酢漬け

菊芋を酢漬けにしてみました。菊芋のシャキシャキ感と酢のさっぱりした後味で、箸休めにも最適です。一度食べたらくせになってしまうかもしれません。

【加熱】

キクイモのきんぴら

きんぴらはごぼうとにんじんの組み合わせが定番ですが、菊芋を使うことで食感がアップします。しょうゆやみりんの甘辛い味付けに唐辛子の刺激がアクセントになるきんぴらは、お酒のお供にもぴったりです。

フライド菊芋

フライドポテトならぬフライド菊芋はいかがですか。磯の香りがたまらない、のり塩味で手が止まらなくなります。皮付きのまま揚げれば、香ばしさも加わります。じゃがいもとはひと味違った味わいを堪能しましょう。

菊芋の大学芋風

ひと口大の大きさにした菊芋を揚げると、ホクホクに仕上がります。生の菊芋のメニューと組み合わせて、食べ比べするのも楽しそうですね。手軽に作れるのでおやつにもおすすめです。

菊芋と鶏肉の甘辛炒め

少し厚めに切った菊芋と、鶏もも肉を使ったボリューミーな甘辛炒めです。サッと炒めて歯ごたえが残る菊芋、ジューシーな鶏もも肉、しっかりした味付けの組み合わせは、ごはんが進むおかずになります。

菊芋の炊き込みごはん

菊芋は炊き込みごはんにも使えます。油揚げやきのこも入った具だくさんの炊き込みごはんは、簡単に作れて満足できる一品です。細ねぎを散らすと彩りもよく、食欲をそそります。

菊芋のミネストローネ

トマトジュースを使った深い味わいのミネストローネです。菊芋はじゃがいもよりもあっさりしているので、たくさん食べられるでしょう。朝食にしてもよさそうですね。

食感が楽しい菊芋を使ってみよう!

菊芋はキク科ヒマワリ属の多年生植物で、イヌリンという水溶性食物繊維が含まれていることが分かりました。生で食べるとシャキシャキの食感が、大きめに切り加熱するとホクホクの食感が楽しめます。抵抗がない方は、皮付きのまま食べるのがおすすめです。

サラダや炒め物、炊き込みごはんまで幅広く使える菊芋。見かけたらぜひ手に取ってみてください。

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