レッドグローブとは?保存方法やおすすめレシピご紹介
作成日: 2021/10/28
最近ではさまざまな種類のぶどうが出回っていますが、輸入されているぶどうのひとつに「レッドグローブ」があります。スーパーでも比較的安価で販売されているレッドグローブは、果汁が多くジューシーな味わいです。そんなレッドグローブはどのようなぶどうなのでしょうか。
この記事では、レッドグローブの特徴や含まれる栄養、保存方法、レッドグローブを使ったレシピをご紹介します。
レッドグローブについて
まずは、レッドグローブについて詳しくみてみましょう。
レッドグローブとは
レッドグローブは赤ぶどう品種のひとつで、海外から輸入されているぶどうです。アメリカのカルフォルニア大学農学部が交配育成した品種で、味は酸味が少なくさっぱりとした甘みがあります。
種はありますが、実にハリがあり皮は薄くパリッとした食感で、皮ごと食べられるのが特徴です。
レッド グローブの旬・産地
主に日本に輸入されているレッドグローブの産地は、カルフォルニア産とチリ産です。レッドグローブは産地を変えながら、秋から初夏まで楽しめます。
カルフォルニア産は10月から11月にかけて旬を迎えます。続いて、チリ産は12月頃から翌年6月頃までが旬です。チリでは南北に長い土地を活かし長期間生産、出荷されてています。
ぶどうの栄養
ここでは、一般的なぶどうの可食部100gあたりのカロリーや栄養をみていきましょう。
・カロリー…69kcal
・炭水化物…16.9g
・たんぱく質…0.6g
・食物繊維:0.9g
・糖質…16.0g
・脂質…0.2g
国産のぶどうは皮をむいて食べるものがほとんどですが、レッドグローブは皮ごと食べられる品種です。
レッドグローブのような皮ごと食べるぶどうは、皮の栄養を直接とれるメリットがあります。
【出典:日本食品標準成分表 2020年版(八訂)】
レッドグローブの選び方
ぶどうの実にハリがあり、色が濃いものを選びましょう。また、実が房から外れてしまっているものは、鮮度が落ちている可能性が高いものです。少しゆすってみても実が落ちず、しっかりとついているものがおすすめです。
また、ぶどうの表面に付いている白い粉は残留農薬と勘違いされることがありますが、これは「ブルーム(果粉)」と呼ばれ、ぶどう中の天然成分が表面に浮き出たものです。
ブルームには、ぶどうを守る働きがあります。実にしっかりついているものは鮮度がよい証拠なので、まんべんなくブルームがついているものを選びましょう。
レッドグローブの保存方法
ここではレッドグローブの正しい保存方法をご紹介します。
冷蔵保存
冷暗所での常温保存も可能ですが、日持ちの観点や、おいしさを保つためには冷蔵保存がおすすめです。
レッドグローブは枝を2〜3mmほど残して1粒ずつ切り分けましょう。保存容器にキッチンペーパーを敷いて、その上に実が重ならないように並べキッチンペーパーで包みます。こうすることで、衝撃や乾燥を防げますよ。
レッドグローブは洗うと傷みやすくなるので、食べる直前に洗うのがおすすめです。
詳しくは、こちらの動画を確認してください。
冷凍保存
レッドグローブは、冷凍庫で2~3週間ほど保存が可能です。まず、冷蔵保存の手順と同じように、枝を2〜3mmほど残して実を1粒ずつ切り分けましょう。
水で優しく洗い、キッチンペーパーで水気をふき取ったら、冷凍用保存袋に実が重ならないように入れて、空気を抜き冷凍します。実から枝を外さずに冷凍するのは、枝の付け根から果汁が流れるのを防ぎ、おいしさを長持ちさせるためです。
詳しい手順は、こちらの動画をご覧ください。
ぶどうの皮のむき方
レッドグローブは皮ごと食べられるぶどうですが、皮をむいてお菓子やケーキのトッピングに使用することもできます。
沸騰したお湯にぶどうの実を入れ、20秒ほどですぐに取り出し冷水に浸けます。枝がついていたほうから皮をむき反対側のお尻からぐっと押し出すと、きれいにむけるので皮が気になる方も試してみてください。
レッドグローブだけでなく、ほかの種類のぶどうもこの方法で皮をむくことができます。
詳しい手順は、こちらの動画を確認してください。
レッドグローブを使ったDELISH KITCHENのレシピ
レッドグローブを使用したレシピをご紹介します。
レッドグローブのカスタードタルト
レッドグローブをふんだんに使ったカスタードタルトです。レッドグローブ赤い皮が美しいタルトは、特別な日のスイーツとしてもおすすめです。カスタードの甘味とレッドグローブのさっぱりした味わいがよく合います。
ぶどう(皮つき)を使ったDELISH KITCHENのレシピ
皮つきのぶどうを使ったさまざまなレシピをご紹介します。こちらは通常のぶどうを使ったレシピですが、レッドグローブでもおいしく作れます。
ぶどうスムージー
材料をミキサーにかけるだけで簡単に作れるスムージーは朝ごはんやおやつにもぴったりです。ヨーグルトとレモン汁を使い、さっぱりとした味わいの中に、ぶどうとバナナのほどよい甘さでごくごく飲めてしまうスムージーです。
ぶどうの寒天テリーヌ
ぶどうの断面が美しい寒天テリーヌです。涼しげな寒天のテリーヌは口当たりがよく、フレッシュなぶどうを存分に楽しめます。ぶどうを型に並べて寒天液を流し込むだけなので、子供と作っても楽しめそうです。
一口ぶどうタルト
コロンとしたぶどうがのった、かわいらしいタルトです。タルト生地としてビスケットを使用しているので作るのはクリームだけのお手軽レシピ。さっぱりとしたクリームチーズ入りのクリームが、ぶどうとよく合います。
ぶどうのパウンドケーキ
ごろごろのぶどうがアクセントになったしっとり生地のパウンドケーキです。ぶどうの甘味と酸味が、シナモンの香りの生地とよく合います。
ぶどうスティックパイ
フレッシュなぶどうがのったスティックパイは、おもてなしのおやつに喜ばれること間違いなしです。ぶどうのさっぱりとした甘さとホイップクリームがよく合います。冷凍のパイシートを使って作るので簡単にできるのも魅力です。
ぶどうとチーズのタルティーヌ
ぶどうの甘さとチーズが相性抜群のタルティーヌです。レンジのみの調理で、バケットにのせていくだけで作れるので、忙しい朝にもおすすめです。
皮ごと食べられるレッドグローブを楽しもう
レッドグローブは輸入ぶどうの一種で、皮ごと食べられるのが特徴です。皮が気になる場合は、お湯にさっとつけると簡単にむけます。
比較的安価で長い季節楽しむことができるので、丸ごといただく食べ方のほかにも、お菓子作りにも重宝するぶどうです。今回ご紹介したレシピも参考に、レッドグローブを味わってみましょう。