サーロインステーキとは?おいしい焼き方やレシピをご紹介
作成日: 2021/11/18
肉汁あふれるジューシーな味わいがたまらないステーキ。そのひとつにサーロインステーキがあります。肉の旨味と脂の甘味が楽しめますが、なぜサーロインと呼ばれるようになったのでしょうか。
この記事では、サーロインの特徴や名前の由来、おいしい焼き方やステーキレシピをご紹介します。
サーロインについて
まずは、サーロインについてご紹介します。
サーロインとは
サーロインは牛の腰にある部位で、ロースの一種です。ロースは牛の肩から腰まで続いており、肩ロース、リブロース、サーロインが含まれます。
この3つの部位の中でも、サーロインは霜降りが多く、脂の甘さを楽しめます。
サーロインの名前の由来
サーロインの「サー」はナイトに対する称号、「ロイン」は腰の肉という意味を持っています。
かつてのイギリス国王、ヘンリー8世が牛の腰の部位を食べたところ、そのおいしさに感動して「サー」という称号を与えたことから「サーロイン」と呼ばれるようになりました。
サーロインの特徴
サーロインは霜降りになっていて、肉質が非常に柔らかい希少部位です。脂の上品な甘さを堪能でき、火を通すとジューシーな食感になるので、ステーキにするのがおすすめです。
肩ロースやリブロースとの違い
肩ロースは、首から胸にある大きな部位です。ほどよく脂があり赤身の旨味も感じられます。ただし、サーロインよりも風味が弱く肉質は硬めなので、しゃぶしゃぶ用やすき焼き用にスライスされて出回ることも多い部分です。
リブロースは、胸と腰の間に位置する部位です。肉質がきめ細かく霜降りになっているので、柔らかい食感です。脂の上品な甘さだけでなく赤身の旨味も堪能できるため、ローストビーフやステーキにするのがおすすめです。
サーロインは、リブロースよりもさらに肉質が柔らかくなります。サシがしっかり入っているため、ステーキにするとリブロースよりもジューシーな食感になります。
サーロインステーキの焼き方
サーロインステーキの焼き方をご紹介します。下ごしらえや焼くときのコツをつかんで、おいしいステーキを味わいましょう。
基本のビーフステーキ
牛サーロイン肉は、焼く前に常温に戻しておきます。外側を焼いたあとはアルミホイルに包み、余熱で中まで火を通すことで肉汁を閉じ込め、しっとり仕上げます。赤ワインを使ったソースも絶品ですよ。
また、ステーキの焼き加減は、火の通り具合によって大きくウェルダン、ミディアム、レアの3種類に分類されます。
ウェルダンは十分に火が通るまで焼く方法で、ミディアムは赤身が残る程度まで焼き上げます。レアは、肉の表面に焼き色をつけ、中身は赤いままで仕上げる焼き方です。
下記の記事では、ほかにもさまざまなステーキの焼き方をご紹介しています。
DELISH KITCHENのサーロインステーキのレシピ
最後に、サーロインステーキのレシピをご紹介します。
サーロインステーキ和風おろし玉ねぎソース
酸味のきいたおろし玉ねぎソースでさっぱりいただけるサーロインステーキです。しょうゆやみりんを使った和風の味付けなので、ごはんによく合いますよ。にんにくを使わないので、においも気になりません。
牛肉ステーキバルサミコソース
風味のよいバルサミコソースでいただくステーキのレシピです。にんにくの香りを移した油で牛肉を焼くことで、風味がステーキ全体に回りますよ。特別な日にワインと一緒にいただくのはいかがでしょうか。
牛ステーキのわさびソース
わさびソースが決め手の牛ステーキです。牛肉の旨味が溶け込んだ油で煮つめるので、コクのあるソースができあがります。しょうゆとわさびの味わいで、ごはんによく合います。
ステーキのバジルレモンバター添え
バジルレモンバターの豊かな風味を楽しめる一品です。ステーキをおいしく焼き上げるだけでなく、付け合わせのマッシュポテトも手作りしてみましょう。きれいに盛り付けて、豪華な一皿に仕上げてください。
きのこソースのサーロインステーキ
きのこをたっぷり使ったソースが絶品のステーキです。しめじとエリンギを使っていますが、お好みのきのこでも作れますよ。クレソンを添えて彩りよく仕上げましょう。
漬け込みシャリアピンステーキ
牛肉をすりおろした玉ねぎに漬け込み、柔らかく仕上げるシャリアピンステーキです。日本が発祥のステーキで、マリネステーキとも呼ばれています。お好みの焼き方で楽しみましょう。
ステーキの香草パン粉かけ
香草パン粉の風味と食感を楽しめる一品です。サクサク食感に仕上がるように、香草パン粉は焼き色がつくまで炒めましょう。ステーキにマスタードを塗ると、香草パン粉が落ちてしまうのを防げます。
焼き方のコツをおさえてサーロインステーキを楽しもう
サーロインとは牛の腰にある部位で、ロースの一種です。霜降りが多く脂の甘さを楽しめるため、ステーキよく食べられています。
今回は、おいしい焼き方やさまざまなステーキのレシピをご紹介しました。特別な日などは、希少部位であるサーロインを楽しんでみてはいかがでしょうか。