ジュレとは?ゼリーとの違いやおすすめレシピをご紹介
作成日: 2021/11/22
キラキラとした見た目で料理が華やかに仕上がるジュレ。デザートなどにも使われ、見た目がゼリーと似ていますが違いはあるのでしょうか。
この記事では、ジュレについてやゼリーとの違い、ジュレを使った料理とデザートのレシピをご紹介します。
ジュレとは
ジュレは、液体をゼラチンなどで固めたものです。フランス語で「gelee」と書き、「凍らせた」という意味を持っています。
ローマ時代から料理に使われていることがわかっており、当時は肉や魚を煮たときに溶け出したゼラチンで、煮汁がゼリーのように固まった「煮こごり」がジュレとして使われていました。
プルプルとした食感で流動性があるジュレは、ドレッシングやソースとして使われています。液体のドレッシングやソースよりも流れ落ちにくく、具材にからみやすいのが特徴です。また、具材の上にジュレを載せると、きれいでおしゃれな料理に仕上がります。
日本では、ゼリーを崩したような見た目で水分が多く、トロッとした食感のものをジュレと呼ぶ傾向があります。
ジュレとゼリーの違い
見た目が似ているジュレとゼリーですが、どちらも同じものを指しています。「ジュレ(gelee)」はフランス語で、「ゼリー(jelly)」は英語であり、言語が違うだけで同様の意味を持っています。
しかし、日本ではジュレとゼリーのイメージが異なるようです。日本でゼリーといえば、甘味のある液体をゼラチンや寒天で固めた、弾力のあるデザートを表すことが多くなっています。
一方、ジュレはゼリーよりも柔らかく、流動性のあるものを指しています。
ジュレを使ったDELISH KITCHENのレシピ
ジュレを使った料理とデザートのレシピをご紹介します。
【料理】
ジュレを使うことで、見た目もきれいな料理ができあがります。
豆腐と夏野菜の和風ジュレ
豆腐と夏野菜を使った涼しげな一品です。和風ジュレはレンジを使って簡単に作れますよ。角切りにしたアボカドは、レモン汁をかけるときれいな色を保つことができます。
にんじんのグラスムース
にんじんの鮮やかなオレンジ色がきれいなグラスムースです。ムースとジュレの2種類の食感を楽しめます。コンソメジュレは冷蔵庫でしっかり冷やしてプルプルに仕上げましょう。
ジュレのせ冷奴
シンプルな見た目になりがちな冷奴を華やかな前菜にしてみましょう。ゆでたえびと角切りにしたアボカドを、バランスよく冷奴に乗せるのがポイントです。ジュレの上にトッピングすると、食材の色を活かせます。
ジュレカルパッチョ
おもてなしや特別な日におすすめのジュレカルパッチョです。きゅうりはピーラーで薄切りにし、らせん状にするのがポイントです。濃い色の皿に盛り付けると、断面が星型のオクラやキラキラのジュレが映えますよ。
ホタテのジュレがけ
刺身用のホタテをポン酢しょうゆの酸味がきいたジュレと一緒にいただきます。枝豆と食用菊をちらすと彩りがよくなりますよ。ポン酢ジュレは白身魚とも相性がよいので、旬のものを合わせるのもおすすめです。
オクラの肉巻きフライ
ポン酢ジュレでいただくオクラの肉巻きフライです。オクラの断面がかわいらしいので、半分に切って盛り付けましょう。液体の調味料よりもジュレの方が衣に染み込みにくく、サクサクとした食感を楽しめます。
【デザート】
ジュレを使ったデザートのレシピもご紹介します。
グレープフルーツジュレ
グレープフルーツが主役の爽やかな味わいのジュレは、少ない材料で手軽に作れますよ。グレープフルーツの酸味がきいたさっぱりとした味わいで、食後のデザートにぴったりです。
ショコラジュレケーキ
濃厚なショコラケーキと甘酸っぱいベリージュレを楽しめる一品です。ショコラケーキに包丁を入れると、ベリージュレがとろっと溢れ出てきます。ふんわりラム酒が香るリッチな味わいです。
ジュレを使って華やかな一品を作ってみよう
ジュレとは、液体をゼラチンなどで固めたものです。ゼリーとの違いは、ジュレはフランス語、ゼリーは英語という言語の違いで、どちらも同じものを指しています。
流動性があるジュレは、液体のドレッシングやソースよりも食材にからみやすい特徴があり、透明感があるため華やかに仕上がりますよ。ぜひ、いつもの料理に加えてはいかがでしょうか。