DELISH KITCHEN

唐揚げの衣にはどちら?小麦粉と片栗粉の違いやレシピご紹介

作成日: 2021/12/06

サクッとした食感とジューシー味わいがたまらない唐揚げ。揚げたては格別のおいしさですが、ご家庭で作るとき衣には小麦粉と片栗粉のどちらを使いますか。

この記事では、唐揚げの衣に使われる小麦粉と片栗粉について、それぞれの特徴や仕上がりの食感などについてみていきましょう。また、おいしい唐揚げを作るポイントやレシピもご紹介します。

目次

  1. 小麦粉と片栗粉の違い
    1. 小麦粉
    2. 片栗粉
  2. 唐揚げを作るポイント
    1. 下味
    2. 揚げる時間・温度
    3. 二度揚げ
    4. ・二度揚げで作る唐揚げ
  3. DELISH KITCHENの唐揚げのレシピ
    1. 【小麦粉・片栗粉】
    2. 基本の唐揚げ
    3. 【小麦粉】
    4. 塩レモン唐揚げ
    5. 揚げ鶏のチリソースあえ
    6. 【片栗粉】
    7. 鶏唐揚げの甘酢ねぎだれ
    8. 塩ダレ鶏唐揚げ
  4. それぞれ衣の食感が異なる!特徴を活かして唐揚げを作ろう

小麦粉と片栗粉の違い

小麦粉と片栗粉では、どのような違いがあるのでしょうか。ここでは、それぞれの原料や主成分に加え、揚げ衣に使ったときの食感の違いもご紹介します。

小麦粉

小麦粉の原料は名前からも分かるように小麦であり、唐揚げには薄力粉が使われます。おもな成分は、でんぷんやたんぱく質です。

小麦粉に含まれるたんぱく質は、水分を加えてもみ込むと、グルテンという粘りや弾力のある物質を形成します。そのため、小麦粉を使った衣は鶏肉によくつきます。
また、衣でしっかりと鶏肉を覆うことができるので、揚げても水分が出ていきにくく、ジューシーに仕上がります。

衣に小麦粉を使った場合、揚げたての唐揚げはサクサクとした食感で、小麦の香ばしい香りが立っています。時間が経つとしっとりとした食感になりますが、衣が油分を吸収しにくいので冷めてもおいしくいただけます。

片栗粉

片栗粉はじゃがいもが原料のものが多く、主成分はでんぷんです。唐揚げの衣に片栗粉を使うと、歯ごたえのあるザクザクとした食感になります。

ただ、比較的に衣がはがれやすいのが難点です。食感は変化しますが、うまくいかないときは卵や小麦粉を加え、鶏肉にしっかり衣をまとわせるのもよいでしょう。

また、揚げてから時間が経つと、でんぷんが水分や油分を吸収して食感が落ちてしまいます。そのため、片栗粉を衣に使って唐揚げを作るときは、揚げたてをいただくのがおすすめです。

唐揚げを作るポイント

唐揚げを作るときのポイントを詳しくご紹介します。

下味

唐揚げの下味によく使われる調味料は、酒としょうゆです。酒を使うと鶏肉の臭みが和らぎ、しっとり仕上がります。しょうゆには、塩味や香ばしい風味をプラスする効果があります。

鶏肉をよりしっとりさせたいときは、砂糖を入れるのもおすすめです。また、おろしたしょうがやにんにくを使うと、香り豊かな唐揚げができあがります。

揚げる時間・温度

唐揚げを作るときは、170度の油で4〜5分ほど揚げるのが目安です。このとき時間をはかるだけでなく、泡の出方や音も参考にすると失敗しにくくなります。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。唐揚げをよりおいしく揚げるためのポイントを解説しています。

二度揚げ

唐揚げをカリッとジューシーに仕上げたい場合は、二度揚げがおすすめです。二度揚げをするときは、低温から高温の順番で油の温度を変化させます。

・二度揚げで作る唐揚げ

最初は低温の油で火を通し、二度目は温度を上げて衣がカラッとするまで揚げていきます。低温の油で揚げたあとに一度取り出すと中心部まで余熱で熱が入り、ジューシーな食感に仕上がります。

DELISH KITCHENの唐揚げのレシピ

唐揚げのレシピを衣に使う材料別にご紹介します。それぞれ唐揚げの食感が異なるので、ぜひ試してください。

【小麦粉・片栗粉】

衣に小麦粉と片栗粉を使った唐揚げのレシピです。小麦粉によって衣がはがれにくくジューシーに仕上がり、片栗粉が入っていることでカリッとした食感になります。お好みで材料の割合を変えてみるのもおすすめです。

基本の唐揚げ

しょうゆがきいた定番の唐揚げです。しょうがやにんにくの風味で、食欲がそそられる一品に。お好みでレモンをしぼっていただきましょう。

【小麦粉】

衣に小麦粉を使った唐揚げのレシピをご紹介します。小麦粉を衣に使うと、鶏肉がジューシーに仕上がります。揚げたてはサクサクで、冷めてもおいしくいただけるのがポイントです。

塩レモン唐揚げ

揚げずに作れる唐揚げのレシピです。フライパンで焼くので、揚げ油を片付ける手間を省けます。衣の表面がカラッとするまで焼けば、揚げ物の食感を再現できますよ。

揚げ鶏のチリソースあえ

甘辛いソースが唐揚げによく合い、あとを引くおいしさの一品です。衣のカリッとした食感を活かせるように、食べる直前に唐揚げを揚げてチリソースをからめるのがポイントです。

【片栗粉】

衣に片栗粉を使った唐揚げのレシピをご紹介します。片栗粉の衣は、カリッとした食感がポイントです。揚げたてをいただいて食感を楽しみましょう。

鶏唐揚げの甘酢ねぎだれ

長ねぎとしょうががたっぷり入った甘酢だれでいただく唐揚げです。甘酢の酸味でさっぱりとした味わいになりますよ。下味に砂糖や酒を使うと、しっとりジューシーに仕上がります。

塩ダレ鶏唐揚げ

爽やかな塩レモン風味の唐揚です。下味に塩やレモン、にんにく、しょうがを使います。衣のカリカリ食感がたまらないので、ぜひ揚げたてを食べてみてください。

それぞれ衣の食感が異なる!特徴を活かして唐揚げを作ろう

唐揚げの衣に使われる小麦粉と片栗粉。それぞれ特徴が異なり、仕上がりの食感にも違いがあります。小麦粉を使うと揚げたてはサクサク、時間が経つとしっとりとした食感になります。片栗粉を使った場合は、小麦粉の衣よりも歯ごたえのあるザクザクとした食感で、揚げたてを食べるのがおすすめです。

それぞれの粉を衣に使うだけでなく、ふたつを合わせて衣にすることもできますよ。いろいろ試してお好みの食感の唐揚げを作りましょう。

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