はちくとは?たけのことの違いやレシピもご紹介
作成日: 2022/03/11
春に旬を迎えるたけのこのひとつに、はちくという種類があります。あまりなじみのない方も多いかもしれませんが、はちくとはどのようなたけのこなのでしょうか。
この記事では、はちくについて特徴や一般的なたけのことの違い、保存方法からレシピまでご紹介します。
はちくとは
はちくは中国が原産の竹の一種で、漢字では「淡竹」と表します。旬の時期は5~6月上旬ごろで、一般的なたけのこの種類である孟宗竹(もうそうちく)が伸びきったころに地面から出てきます。
産毛がなくつるんとした見た目で細長く、地面から30~40cmほどに成長したら食べごろになります。
一般的なたけのことの違い
一般的なたけのこである孟宗竹との違いは、見た目や収穫方法、アクの強さにあります。通常、たけのこは土の中から掘り起こすのに対して、はちくは地面から出てきたものを収穫します。見た目も、たけのこは産毛がびっしり生えていて太いですが、はちくは産毛がなく細身です。
また、たけのこはアクが強いことからしっかりとアク抜きをする必要がありますが、はちくはアクが少ないため下ゆでするだけで食べることができます。
はちくの下処理
生のはちくはアクが少ないので、たけのこのように米のとぎ汁を使ったアク抜きは不要です。基本的に下ゆでをすれば食べられますが、伸びきっているものや見た目が青々としているものはアク抜きを行った方がよいでしょう。
たけのこの下処理について、詳しくはこちらでご紹介しています。
はちくの保存方法
はちくは一般的なたけのこと同じように保存することができます。冷蔵保存、冷凍保存のポイントをおさえて適切に保存しましょう。
それぞれ、詳しくはこちらをご覧ください。
冷蔵保存
冷凍保存
DELISH KITCHENのはちくを使ったレシピ
ここでは、はちくの水煮を使ったレシピをご紹介します。
淡竹のきんぴら
やわらかいはちくを使ったきんぴらです。ごま油の香りが食欲をそそり、唐辛子のピリッとした辛味もきいた一品です。
淡竹と鶏肉の含め煮
はちくと鶏もも肉を組み合わせた、だしがきいた煮物です。素材の風味を楽しめる味付けなので、鶏肉の旨味やはちくの味わいを堪能することができます。
淡竹とひき肉のうま煮
はちくと豚ひき肉を一緒に煮込むことで、ご飯の進むおかずに仕上がります。片栗粉でとろみをつけると、はちくに豚ひき肉がよくからみます。
淡竹の炊き込みご飯
はちくをたっぷりと使った炊き込みご飯です。千切りしょうがのさわやかな風味と、はちくの旨味が楽しめますよ。お好みの具材をプラスするのもおすすめです。
淡竹のちらし寿司
はちくやふき、油揚げを使ったちらし寿司です。春の食材で楽しむ一品は、いつものちらし寿司とは違った味わいです。仕上げに木の芽をのせると、より風味が加わります。
はちくはアクが少ない細身のたけのこ
はちくは中国が原産の竹の一種で、一般的なたけのこが伸びたあとに地面から出てきます。細長い見た目で産毛がなくアクが少ないのが特徴で、アク抜きをしなくても下ゆですれば食べることができます。
水煮のはちくも販売されていて手軽に料理に使えるので、ご紹介したレシピを参考にご家庭でも味わってみましょう。