タイムハーブの特徴や種類は?料理レシピもご紹介
作成日: 2022/04/07
バジルやオレガノ、ローズマリーと並ぶ人気のハーブが「タイムハーブ」です。肉料理にも魚料理にも合う爽やかな風味があり、栽培しやすいハーブとしても知られています。
この記事では、タイムハーブの特徴や種類について解説するほか、おすすめのレシピをご紹介します。
タイムハーブとは
小さな葉と清涼感のある香り、ほろ苦さが特徴のタイムハーブは、シソ科に属する植物の一種。ハーブティーやハーブオイル、料理の風味付けなど食用として利用されるほか、アロマオイルなどとしても使われています。
タイムハーブにはとてもたくさんの種類があるため、目的に合わせた品種を選ぶとよいでしょう。
栽培時のタイプ別タイムハーブ
育てやすいハーブとしてもおなじみのタイムハーブは、品種によって生長の仕方が異なります。
木立性(きだちせい・こだちせい)
木立性のタイムハーブは、立ち上がるように生長します。一般的に料理に利用するコモンタイムやレモンタイムはこのタイプで、長年育てられる多年草ハーブとして楽しむことができます。
ほふく性
このタイプの代表的な品種は「クリーピングタイム」。地面を這うようにして成長するため、草丈は10~15cmほどです。クリーピングタイムはとてもきれいな花をつけ香りもよく、グランドカバーとして利用されるなど人気の高い品種です。
タイムハーブの種類
タイムハーブには一般的に食用として利用されるコモンタイムやレモンタイム、ガーデニングで人気の高いクリーピングタイムのほかにも多くの種類があります。代表的なものを以下にご紹介します。
・イングリッシュワイルドタイム
・ブロードリーフタイム
・レモンカード
・ドーンバレータイム
・キャラウェイタイム
・アゾリカス
・オレンジバルサムタイム
・パラシアヌス
花の色や香り、育ち方などそれぞれに特徴があります。好みに合ったタイムハーブを選んでみてくださいね。
ブーケガルニの作り方
ブーケガルニとは、ハーブを何種類かまとめて束にしたものです。肉や魚介を煮込む際、臭みを消すために使います。使い方は、具材と一緒に鍋に加え、具材が煮える頃に取り出します。
使うハーブの種類に決まりはないので、煮込む具材によって組み合わせを考えてみてもよいでしょう。生のフレッシュハーブ、乾燥ハーブどちらでも作ることができます。
ブーケガルニの作り方について、詳しくは以下をご覧ください。
タイムハーブを使ったDELISH KITCHENのレシピ
タイムハーブの爽やかな香りを活かしたおすすめのレシピをご紹介します。
パスタで作る!フライパンパエリア
パエリアといえばお米で作るのが一般的ですが、こちらのレシピではパスタを使っています。お米より短時間で作れるのでおすすめ。魚介の旨味を吸ったパスタが絶品です。タイムハーブの香りがアクセントになります。
チキンロールのレモンクリーム煮
たっぷりのきのこを使った、チキンのレモンクリーム煮のレシピです。レモンの風味とタイムハーブの香り、きのこの旨味が絶妙な味わいを醸し出します。ワインのお供にぴったりの一品です。
骨付きポークチョップステーキ
豪快にかぶりつきたい骨付きポークチョップステーキをご紹介します。にんにくとバター、タイムハーブの香りが食欲をそそります。パーティーやおもてなし料理としてもおすすめです。
れんこんと豚肉の重ね焼き
こちらのレシピは、材料を交互に重ねてオーブンで焼くだけととても簡単。焼いている間にスープや副菜を作れるので、忙しい時のお役立ちレシピとしても重宝します。れんこんの食感と豚肉の旨味がやみつきになる一品です。
タラのレモンハーブ蒸し
レモンとタイムハーブの爽やかな香りが、タラの旨味と好相性。蒸すことでしっとりとしたタラに風味豊かなソースが辛みます。おもてなしの場などにワインとともにいかがでしょうか。
ごぼうのガーリックチーズ炒め
にんにくとタイムハーブの香りが食欲をそそる、おつまみにぴったりのごぼうの炒め物のレシピです。香ばしい風味がビールやワインなど、どんなお酒にも合いそうですね。
サンマのアヒージョ
さんまの水煮缶を使った、アヒージョをご紹介します。缶詰のさんまを使用するため生臭さがないばかりか、タイムハーブを加えることでより香り高いアヒージョが完成します。
種類豊富なタイムハーブを料理によって使い分けよう
独特の爽やかな香りが特徴のタイムハーブ。タイムハーブは、料理やアロマオイルに利用されますが、育てやすいこともありガーデニングでも人気の高いハーブです。非常にたくさんの種類があり、花の色や香りなどそれぞれに特徴があります。好みのタイムを使って、いろいろな料理の風味付けを楽しんでみてはいかがでしょうか。