パスタは太さにより種類が違う?それぞれにあうレシピをご紹介!
作成日: 2023/07/18
更新日: 2023/07/19
イタリア料理の代表ともいえるパスタ。お家で食べる方も多いと思いますが、その種類についてはご存じでしょうか。
パスタと聞くと、一般的には家庭でよく使う細長い棒状のものを想像する方が多いかと思います。しかし、パスタの種類は太さによってなんと650種類以上もあります。普段何の気なしに使っている家庭のパスタも、実はその時々によって種類が違う可能性もありますよね。
そんなパスタの種類とそれぞれの種類にあう料理を、今回は詳しくご紹介します。
パスタの種類を太さごとに解説!
今回は、家庭でよく使われる細長いロングパスタというジャンルの中からご紹介します。
ロングパスタ以外のパスタの種類について知りたい方は、DELISH KITCHENの以下のページで分かりやすくまとめているのでご覧ください。
太さ0.9mm~1.3mm=カッペリーニ
「カッペリーニ」とは、イタリア語で「髪の毛」という意味で、その名の通りとても細いパスタです。細い分食べやすく、スープの具材として使われることがあります。
ゆで時間は2分程度で、ゆですぎるとすぐ柔らかくなるため注意が必要です。ソースをあえる際はボウルなどであえると、麺がきれずにきれいに絡まるためおすすめです。
太さ1.4mm~1.5mm=フェデリーニ
「フェデリーニ」はイタリア語で「糸」や「薄い」という意味で、カッペリーニの次に細いパスタです。
ゆで時間は5分程度で、つるっとした食感の為、冷製パスタなどのあっさりとした味わいや、ペペロンチーノなどのシンプルな味わいのソースと相性がいいです。
太さ1.6mm~1.7mm=スパゲッティーニ
「スパゲッティーニ」は、名前が似ていますが「スパゲッティ」とは別物で、スパゲッティよりもやや細いパスタです。プリッとした食感が特徴で、ゆで時間は7~8分程度です。ほどよい太さの為、噛むと小麦の味が広がり、麺そのものの味を楽しむことができます。
太さ1.8mm~1.9mm=スパゲッティ
家庭で一番よく食べられるスパゲッティは、スーパーでも広く流通しています。
程よく太い分、もちっとした食感で、食べ応えがあるのが特徴です。
ゆで時間は10分程度で、どんなソースでも味がなじみやすいため、料理しやすい万能パスタです。
また、同じスパゲッティでも1.8mmや1.9mmとやや太さの異なるものがあり、太いほどよくソースと絡まるため、お好みに合わせて選ぶのがおすすめです。
太さ2.0mm=ヴェルミチェッリ
「ヴェルミチェッリ」はイタリア語で「長い虫」を意味する「verme」が語源で、極太の麺が特徴的です。太く食べ応えがあり、パスタ本来の小麦の味をしっかりと味わうことができます。ゆで時間は14分程度で長めです。
ソース別のパスタの選び方
次に、ソース別のパスタの選び方についてご説明します。
しっかり味がついたソースにあうパスタ
しっかりと味がついたソースにあうパスタの代表はスパゲッティです。そもそもスパゲッティは、味の濃淡を問わずどんなソースとも相性が良い万能なパスタのため、家庭でパスタを作る際には最適です。これは家庭にスパゲッティが流通した理由ともいえます。
マッチするソース
・ミートソース
パスタの定番ミートソースも、スパゲッティと相性抜群です。和風やカレー風味などのアレンジレシピや、野菜をたっぷり使ったうれしいレシピもそろっています。
・ナポリタン
ケチャップ味が人気のナポリタンも、しっかりとした歯ごたえが楽しめるスパゲッティにぴったりです。フライパン一つで作れるお手軽レシピから、気分のあがるオムナポリタンやナポリタングラタンなど、様々なレシピがそろっています。
・明太子ソースのパスタ
つぶつぶ食感が楽しい明太子ソース。加える具材や明太子の辛さを変えると、また違った味わいを楽しめるので、お好みの明太子スパゲッティを作ってみてくださいね。
冷製のソースやスープ系ソースにあうパスタ
冷製のソースやスープ系ソースには、カッペリーニがよくあいます。麺が細くて繊細なパスタのため、濃厚なソースよりは、スープパスタや冷製パスタで味を絡ませて使うのがおすすめです。
マッチするソース
・冷製ソースのパスタ
定番のトマトを使ったパスタから、モッツアレラチーズを使ったカプレーゼ風のパスタなど、暑い夏の日にもピッタリな冷製ソースのパスタレシピです。カッペリーニを使うと、まるでそうめんのように喉ごしがよく、すっきり食べられます。
・スープパスタ
細いカッペリーニにスープがしっかりと馴染み、つるっとした食感を楽しめます。クリームやトマトなど、スープのベースも様々ありますのでお好きなレシピを作ってみてください。
オイル系やトマト系ソースにあうパスタ
オイル系やトマト系のソースには、やや細めのフェデリーニがおすすめです。重たいソースだと麺が負けてしまいがちですが、さっぱりとした味付けのソースとは相性ぴったりです。
マッチするソース
・トマトソース
ほどよい酸味がおいしいトマトソースのパスタ。定番のベーコンやナス、ホウレンソウを使ったレシピから、ちょっぴり辛いアラビアータまでいろいろなレシピがそろっています。
・ジェノベーゼ
バジルの風味が豊かなジェノベーゼのパスタは、お肉や魚介、野菜など具材を変えることで様々な味を楽しむことができます。パクチーやクレソンを用いた変わり種ジェノベーゼもおすすめです。
・ペペロンチーノ
オイル系の代表格ともいえるペペロンチーノ。細いフェデリーニの1本1本にオイルが絡み、しっかりとした味わいを楽しむことができます。
和風系や魚介系のソースにあうパスタ
和風系や魚介系のソースにお勧めしたいのはスパゲッティーニです。スパゲッティよりも軽く、しかししっかりとした太さがあるので、味付けがシンプルで比較的軽めのソースと相性が良いです。
マッチするソース
・和風パスタ
醤油や辛子明太子、和風ツナなど、お好みの味、具材でバリエーションは様々です。ぜひお好きな和風パスタを作ってみてください。
・ボンゴレ系
魚介の旨味を楽しめるボンゴレ。スパゲッティーニを使うと、その旨味をぎゅっと吸収し、余すことなく楽しめます。アサリをふんだんに使い、旨味の凝縮されたパスタレシピをご紹介します。
チーズ系やクリーミーで濃厚なソースにあうパスタ
チーズ系や濃厚なソースにあうパスタはヴェルミチェッリです。麺が太いため、濃厚なソースもよく絡まりしっかりとした食べ応えを楽しめます。
マッチするソース
・カルボナーラ
作るのが難しいイメージのあるカルボナーラですが、フライパン1つで作れる簡単レシピからボウルで和える簡単レシピまで様々ご紹介しているので、お好みのものにチャレンジしてみてください。
・クリームパスタ
とろりと濃厚なソースがおいしいクリームパスタ。たらこクリーム、トマトクリーム、かぼちゃクリームなど、様々なクリームパスタのレシピがありますので、その日の気分に合わせてぜひ作ってみてください。
ソースによってパスタを使い分けてみよう!
一言で「パスタ」といっても、様々な太さと名称のパスタが存在します。ソースそれぞれにあうパスタを使うことでよりおいしさが増しますので、ぜひソースによってパスタを使い分けてみてください。