ぜんまいの栄養とは?その働きやレシピもご紹介します
作成日: 2024/11/26
皆さんはぜんまいを食べたことがありますか?ぜんまいと言われてもパッと思い浮かばないかもしれませんが、そばのトッピングやナムルとして使われる“あの”コリコリとした色が濃い山菜のことです。
この記事では、ぜんまいに含まれる栄養素やその働き、DELISH KITCHENのレシピについてご紹介します。
ぜんまいの主な栄養素
まずはぜんまいに含まれている栄養素を確認していきましょう。以下の表では可食部100g当たりの生ぜんまい 若芽(ゆで)と干しぜんまい 干し若芽(ゆで)の栄養素についてまとめています。なお、生のぜんまいはアクが強いため、しっかりと下処理をしてから食べましょう。
干しぜんまいの戻し方についてはこちら!
ぜんまいに含まれる栄養素の働き
ここではぜんまいに含まれる主な栄養素の働きをご紹介します。
食物繊維
食物繊維とは、食べ物の中に含まれ、人の消化酵素で消化することのできない栄養素です。整腸作用など身体の中で有用な働きをすることが注目され、「第6の栄養素」といわれています。
ビタミンK
ビタミンKは肝臓で血液を凝固させる因子を活性化することで血液の凝固を促進する働きがあると言われています。骨折予防や高齢者の方には意識した摂取が必要になる場合もありますが、通常の食生活ではビタミンK欠乏症は発症しないと考えられています。
葉酸
葉酸は、細胞増殖に必要なDNAの合成に関与している重要な栄養素です。
カリウム
人体に必要なミネラルの一種で、体内で浸透圧の調節に働きます。
体内のナトリウムの排出を手助けする作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。
ぜんまいを使ったおすすめのレシピ
DELISH KITCHENのぜんまいを使ったレシピをご紹介します。春の旬の味覚をぜひ自宅で味わってみてくださいね♪
簡単おつまみ!ゼンマイのナムル
お店で提供される“あの”ナムルを自宅で作ってみませんか。10分ほどで出来上がるので、忙しい人にもおすすめです。
火加減が決め手!ぜんまいのキムチチャーハン
ぜんまいを使ったピリ辛味のチャーハンはいかがですか。しっかりと炒め合わせて手早く混ぜ合わせることで、パラパラな食感が楽しめますよ♪
なつかしい味!糸こんにゃくとぜんまいの煮物
ご飯がついつい欲しくなる味付けの煮物です。煮汁を吸った具材が絶品で、お箸が止まらない一品に仕上がります。
春の味覚のぜんまいをぜひ味わってみて!
ぜんまいは春に旬を迎え、ナムルや煮物などの料理で親しまれる山菜です。栄養素には食物繊維やビタミンK、葉酸、カリウムなどがあります。この記事でご紹介したレシピを参考にぜひ春の味覚を味わってみてくださいね!
DELISH KITCHENでは山菜の栄養について他にも記事をご用意しております。気になった方はぜひ併せてご参考ください。
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【出典】
日本食品標準成分表2020年版(八訂)
【参照】
厚生労働省 e-ヘルスネット「カリウム」
厚生労働省 e-ヘルスネット「食物繊維」
厚生労働省 e-ヘルスネット「葉酸とサプリメント」
厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』ビタミンC
日本人の食事摂取基準(2020年版)
「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書(2024/11/20)