DELISH KITCHEN

長芋と山芋の違いを紹介!特徴を活かしたレシピも

作成日: 2020/10/16

独特の粘りがあり、すりおろすと美味しいとろろになる山芋。スーパーなどでは「長芋」や「山芋」の名で販売されていますが、それぞれの違いを知っていますか?
この記事では、長芋や山芋の違いと、自然薯など混同しやすい芋の解説、長芋や山芋を使ったおすすめレシピを紹介します。

それぞれの違いを知れば、一層美味しく食べるために役立ちますよ♪

目次

  1. 山芋と長芋の違いは?
    1. 山芋とは
    2. 長芋とは
  2. 長芋・山芋はそれぞれ代用が可能なのか
  3. 他にもある似ている「芋」
    1. 自然薯
    2. 大和芋
    3. 大薯
  4. 山芋・長芋を使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. 【山芋のレシピ】
    2. 山芋と明太子のもっちり焼き
    3. 山芋もちチーズ揚げ
    4. 山芋と大根おろしのとろろ汁
    5. 【長芋のレシピ】
    6. 長いものチーズ焼き
    7. 長芋ときゅうりの冷奴
    8. 長芋ポン酢漬け
    9. 長芋お好み焼き
  5. それぞれの山芋の魅力を知って使いこなそう!

山芋と長芋の違いは?

山芋とは

山芋とは、厳密には「ヤマノイモ科」の芋類の総称です。
長芋や自然薯など、ヤマノイモ科の芋類はすべて山芋ということになります。

スーパーなどでは、いちょう芋やつくね芋を「山芋」として販売していることが多くあります。
いちょう芋はいちょうの葉のように平たく広がった形をしており、粘りが強めであくが少ないのが特徴です。すりおろすと、箸でつかめるようなしっかりとしたとろろになります。
つくね芋は丸くごつごつした形で、水分が少ないため粘りが非常に強い特徴があります。とろろだけでなく、揚げ物や磯辺焼きにもおすすめです。いちょう芋もつくね芋も、旬は秋から早春となります。

長芋とは

長芋も、ヤマノイモ科に属する山芋の一種です。水分が多いため粘りは少なめで、すりおろすと他の食材とよくなじむサラリとしたとろろになります。
長芋は秋から早春の間に旬が2回あることが特徴です。11月初めから12月にはみずみずしい「秋掘り」が、3月から4月にはうまみが濃い「春掘り」が収穫されます。

長芋・山芋はそれぞれ代用が可能なのか

長芋と、通称山芋と呼ばれるいちょう芋やつくね芋は、濃厚さなどに多少の違いはあるものの、大幅には変わらない味わいです。
しかし、水分量の違いから、すりおろしたときの粘度など食感には違いが出ます。
長芋のとろろをいちょう芋やつくね芋で代用することは、だしを多く混ぜるなどで粘度を調整すれば可能でしょう。
反対に、長芋でいちょう芋やつくね芋の粘度を出すことは難しいといえます。

他にもある似ている「芋」

長芋や山芋と混同しやすい芋について解説します。これらの芋も、総称である山芋に含まれます。

自然薯

自然薯(じねんじょ)は日本原産の山芋で、山に自生していることからその名がついた芋です。近年では栽培されたものが出回っていますが、希少価値が高いため高価になります。味わいは濃厚で非常に粘りが強く、天然のものはアクも強めです。
刺身やとろろ、磯部揚げなどで食べるのがおすすめ。旬は11月から12月頃です。

大和芋

大和芋(やまといも)も非常に混同しやすい山芋です。いちょう芋やつくね芋が「山芋」として販売されていることを前述しましたが、関東地方ではいちょう芋が大和芋と呼ばれ、近畿地方ではつくね芋が大和芋と呼ばれています。
また、大和芋を指して「山芋」と呼んでいるケースもあります。

大薯

大薯(だいじょ)とはヤマノイモ科の芋で、ヤムイモの一種です。日本では台湾山芋などとも呼ばれます。また、九州各地ではこの大薯を「つくね芋」と呼ぶことがあります。
非常に粘りが強く濃厚な味が特徴です。大薯には紫色のものもあり、すりおろすとキレイな紫のとろろになりますよ。大薯の旬は主に11月から12月です。

山芋・長芋を使ったDELISH KITCHENのレシピ

粘りの強い山芋や、淡白な長芋の特徴を生かしたレシピを紹介します。

【山芋のレシピ】

山芋と明太子のもっちり焼き

すりおろした山芋と明太子を合わせ、グラタン皿で焼き上げた一品です。
粘度が高い山芋は、すりおろして焼くともっちりとした食感を楽しめますね。卵黄を絡めながら食べるとまろやかで美味しいです。

山芋もちチーズ揚げ

マッシュした山芋でチーズを包み、揚げ焼きにして甘辛いタレを絡めました。
子どものおやつにも、お酒のおつまみにも喜ばれるメニューです。もちもちした山芋ととろけたチーズの相性は抜群です。

山芋と大根おろしのとろろ汁

大根おろしと山芋とろろを混ぜ合わせ、木綿豆腐のすまし汁にトッピングしました。
食欲のないときにもするっと食べられる、おなかに優しいとろろ汁です。

【長芋のレシピ】

長いものチーズ焼き

輪切りにして焼いた長芋を甘辛く味付け、とろけるチーズと合わせました。
長芋は焼くとほっくりするので、生とは違った食感を楽しめますね。一味唐辛子を少しかけて大人の味にするのもおすすめです。

長芋ときゅうりの冷奴

豆腐に長芋とろろと角切りのきゅうりを乗せた冷奴です。
口当たりなめらかなとろろに、シャキシャキしたきゅうりの食感がよいアクセントになっています。

長芋ポン酢漬け

保存袋に長芋とポン酢を入れ、冷蔵庫で漬けたポン酢漬けです。午前中に漬けておけば、夕方には一品できているのが嬉しいですね!
昆布を一緒に漬けるのが、全体にうまみを加えるコツです。

長芋お好み焼き

豆腐と長芋を生地に混ぜ込んだお好み焼きです。
長芋を活用すると小麦粉の量を抑えられ、食感もふわふわになりますね。キャベツをたくさん摂れるところも魅力です。

それぞれの山芋の魅力を知って使いこなそう!

長芋や山芋の違いと特徴、混同しやすい他の芋について紹介しました。山芋は「ヤマノイモ科」の芋類の総称であることや、地方によって呼び名が変わる芋があることがわかりましたね。
淡白な味とサラッとしたとろろなら長芋、濃厚な味と粘度のあるとろろなら自然薯やつくね芋を使うといいですよ。
それぞれの特徴やおすすめレシピをよく知って、ぜひ、美味しく山芋を食べてください。

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