DELISH KITCHEN

無駄なく使って「食品ロス」を減らそう♪

作成日: 2020/10/26

まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことを「食品ロス」といいます。廃棄される理由としては、食べ残し、売れ残り、賞味・消費期限が近い等が挙げられます。
日本では、年間2550万トンの食品廃棄物等が発生していますが、その中で食品ロスは612万トンを占めます。これは世界で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量の1.5倍になる量です。
また食品ロスは廃棄するために費用がかかるだけではなく、環境問題にも繋がります。

食品ロスには食品製造業や食品小売業、外食産業等から発生する「事業系食品ロス」と、各家庭から発生する「家庭系食品ロス」があります。
この記事では家庭系食品ロスに焦点をあて、食品ロスを減らすためのヒントをご紹介します。

小さなことから1人ひとりが取り組むことで、食品ロスの大きな削減につなげましょう!

目次

  1. 食材の切り方を知って過剰除去をなくそう!
    1. なすはヘタを切りすぎないのがポイント
    2. ブロッコリーは茎も食べられる
    3. 小松菜は根元を切りすぎないのがポイント
  2. 捨ててしまいがちな食材を活用!
    1. 大根の皮を活用
    2. ブロッコリーの茎も活用
  3. 野菜のきれはしの活用
    1. しいたけの軸を活用
  4. 作りすぎたらリメイクして食べよう!
    1. 肉じゃがをリメイク
    2. 食パンをリメイク
    3. カレーをリメイク
  5. できることからコツコツはじめてみよう!

食材の切り方を知って過剰除去をなくそう!

なすはヘタを切りすぎないのがポイント

夏から秋に旬を迎えてよく使われるなすですが、調理するときへたを切り落とす事が多いと思います。その時にひらひらとしたガクも一緒に切り落としてしまうと過剰除去になります。
へたの部分を切り落とすとガクは手で簡単に取り除けるので、切り落とし過ぎに注意したいですね。

ブロッコリーは茎も食べられる

ブロッコリーは小房に切り分けて調理をすることが多いですが、その時に茎を捨てていませんか?茎もしっかり食べられるので、料理に使うのがおすすめです。
茎を使うときは皮を剥いて食べやすい大きさに切って使いましょう。

小松菜は根元を切りすぎないのがポイント

小松菜は根が土に埋まって育つため、根元に土が入っている場合もあります。だからと言って食べられるのに根元を切りすぎて捨ててしまうのはもったいないですね。
根元の先の部分だけを切り落とし、しっかり水洗いをすれば根元も一緒に食べられます。

捨ててしまいがちな食材を活用!

大根の皮を活用

煮物やサラダ等いろいろな料理に使える大根ですが、皮を剥くことが多いですね。そのまま捨てることが多い大根の皮も食べることができます。
その皮を動画のように炒め物に使うと、捨てるはずだった大根の皮で簡単に1品作れます。

ブロッコリーの茎も活用

前述したブロッコリーの茎を使って和え物を作ってみましょう。
食べやすい大きさに切れば房の部分と同じように調理できるので、ブロッコリーを使うときは茎も一緒に使うのがおすすめです。

野菜のきれはしの活用

しいたけの軸を活用

しいたけを使うときに軸を切り落として捨てていませんか?捨ててしまいがちなしいたけの軸もしっかり使うことができます。
しいたけの傘の形を生かした料理でも、工夫をすれば軸も一緒に使えます。1品で使い切れると調理しやすく、使い忘れもなくなりますね。

作りすぎたらリメイクして食べよう!

肉じゃがをリメイク

煮物の定番である肉じゃがも、たくさん作りすぎたときや余っているときは他の料理にリメイクするのがおすすめです。
和食料理も洋食にアレンジすれば、印象がガラッと変わり新鮮ですね。豆乳や味噌を使ったソースで和風に仕上げることで味も馴染みやすくなり、おいしくいただけます。

食パンをリメイク

食パンを使い切れなかった時はお菓子を作ることもできます。つまみやすい大きさのラスクだと少し小腹が空いたときやプレゼントにもおすすめです。
バターや砂糖を使ったシンプルなラスクもいいですが、少し味を変えたい時はキャラメル味を試してみるのもいいですね。

カレーをリメイク

1年中定番人気のカレーは1度にたくさん作ることも多いのではないでしょうか。カレーが何日も続いてしまうと飽きてくることもありますね。
そんなときは余っているカレーを使ったコロッケがおすすめです。じゃがいもや玉ねぎと一緒にカレーを混ぜて成形して揚げるだけ。お弁当やおつまみにもおすすめの1品です。

できることからコツコツはじめてみよう!

家庭でどのくらい食品ロスがあるか確認してみると、意外と多いことに気づくかもしれません。
まずは普段の生活で食品ロスがどのくらいあるか把握し、買い物や調理、食事中にできることから取り組んでみるといいですね。

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