おかひじきは海藻じゃない?栄養素や簡単レシピをご紹介
作成日: 2021/01/22
「おかひじき」と聞くと、海藻のひじきの一種と思うかもしれません。
実はおかひじきは、独特のシャキシャキとした食感をもつ野菜です。食べやすく淡白で、いろいろなメニューに活用できる使いやすさが魅力なんですよ。
この記事では、おかひじきについての基礎知識や栄養素、保存方法、簡単に作れる美味しいレシピをご紹介します。
おかひじきの特徴
おかひじきとは
おかひじきはヒユ科オカヒジキ属の植物です。葉の形が海藻のひじきに似ていることから「丘のひじき」として「おかひじき」と呼ばれています。
おかひじきは浜辺などに自生していますが、天然のものは絶滅が危惧されるほど少なく、栽培されたものが主に出回っています。
おかひじきの特徴は、淡白な味とシャキシャキした食感です。
サラダや和え物にするときはレンジで加熱するか、さっと茹でるだけで下ごしらえできます。茹ですぎると食感が損なわれるので気をつけましょう。炒め物には生のまま使えます。
おかひじきの旬
天然のおかひじきの旬は4月から6月頃までです。栽培されているものは通年スーパーなどに出回っています。
おかひじきの栽培が特に盛んな山形県では、4月から11月上旬頃までおかひじきの出荷があります。
おかひじきの栄養
生のおかひじき100gあたりのカロリーは17kcalで、三大栄養素はたんぱく質1.4g、脂質0.2g、炭水化物3.4gが含まれています。
含まれている主なビタミンは、ビタミンA280μg、ビタミンC21mg、ビタミンE1.0mgなどです。
ミネラルはカリウム680mg、カルシウム150mg、鉄1.3 mgなどが含まれています。
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)
おかひじきの保存方法
生のおかひじきを保存するときは、なるべく空気を入れないようにラップでぴったりと包み、食品保存袋に入れます。袋の空気をできるだけ抜いて閉じ、野菜室で保存しましょう。
おかひじきは乾燥に弱いため、なるべく空気にあてないように保存するのがポイントです。
おかひじきの保存方法は下記の動画でも解説していますので、チェックしてくださいね。
おかひじきを使ったDELISH KITCHENのレシピ
クセの少ないおかひじきは、サラダや和え物、炒め物やパスタなど、いろいろなメニューで大活躍します。
ここでは、おかひじきの美味しさを活かす簡単レシピをご紹介します。
おかひじきとスモークサーモンのサラダ
おかひじきの緑色と、スモークサーモンのオレンジ色が彩り豊かなサラダです。
おかひじきは切ってレンジ加熱するだけなので、下ごしらえが簡単ですね。
スモークサーモンの旨味が淡白なおかひじきの味を引き立てます。
おかひじきと大根のマヨサラダ
大根とかにかまぼこ、おかひじきをマヨネーズで和えました。洋風と和風、どちらのメニューにも合わせられるサラダです。
大根とおかひじきの、種類の違うシャキシャキ感が不思議な食感を生み出して、やみつきになりそうですよ。
おかひじきとちくわの胡麻和え
ごまの風味とちくわの旨味がシンプルなおかひじきの味わいを引き立てる和え物です。味はめんつゆと砂糖で簡単に決まります。
10分でできるスピードメニューなので、食卓にあと一品欲しいときに便利ですよ。
トマトとおかひじきのポン酢おひたし
湯むきしたジューシーなトマトと、シャキシャキのおかひじきが美味しいおひたしです。
生姜風味のポン酢ダレが爽やかで、暑い時期でも食べやすいメニューですね。
おかひじきの緑とトマトの赤の彩りが食卓を華やかにしてくれます。
おかひじきの肉巻き
おかひじきを豚ロース肉で巻いた、食感の楽しい肉巻きです。
おかひじきは切って生のままお肉で巻くので、下茹でいらずで簡単ですよ。
タレのポン酢には梅肉を加え、肉巻きには茗荷や大葉など爽やかな風味の薬味を添えました。暑い時期でもお肉をさっぱりと食べられるメニューです。
おかひじきとベーコンのペペロン炒め
にんにくの風味豊かな、おかひじきを使った洋風メニューです。冷めても美味しいのでお弁当のおかずにも活躍しますよ。
おかひじきは最後にフライパンに加え、油が回る程度にさっと炒めましょう。鮮やかな緑色とシャキシャキ食感を活かせます。
おかひじきと桜えびの和風パスタ
おかひじきを使った、にんにく醤油味の和風パスタです。
細長いおかひじきは麺とよく馴染むので、パスタの具材にぴったりですね。
桜えびの香ばしい風味がにんにく醤油を引き立て、止まらなくなる美味しさですよ。
おかひじきとキムチのとろろそば
キムチやとろろ、おかひじきを乗せた冷たいそばです。
淡白なおかひじきは、さっぱりしたそばと相性抜群!とろろのつるんとした食感で、暑い季節でも食べやすいメニューですね。
キムチの辛味もいいアクセントになっています。好みで温泉卵を乗せても美味しいです。
シャキシャキ食感が命!おかひじきはさっと加熱して
おかひじきの特徴や保存方法、活用できるレシピについて解説しました。
淡白でクセが少ないおかひじきは、和風、洋風を問わずいろいろな料理に合います。シャキシャキとした食感もいいアクセントになりますね。
どのメニューに使うとしても、大切なのは加熱しすぎないこと。独特の食感を損なわないよう、さっと加熱して食べましょう。
ぜひ、いろいろなメニューにおかひじきを活用してください。