チーズは1000種類以上!好きなチーズのおすすめの食べ方は?
作成日: 2020/02/27
そのまま食べてもおいしいチーズは日本でも人気の食材ですね!料理にもお菓子にも使えて種類も豊富!フランスでは「1つの村に1つのチーズ」といわれるほどチーズの種類が多く、世界中に1000種類以上あるといわれています。チーズにはどんな種類があるのか見ていきましょう。
1.ナチュラルチーズとプロセスチーズ
チーズは大きく「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」の2つに分類されます。聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。ナチュラルチーズはミルクから作ったチーズのことで、プロセスチーズはナチュラルチーズをさらに加工したチーズになります。
2.ナチュラルチーズ
フレッシュチーズ
乳酸菌や酵素で牛乳を固めて水分を取り除いた熟成させないチーズのことです。ヨーグルトから水分を取り除いたものがフレッシュチーズになります。水分が多くてやわらかく、口当たりもまろやかなチーズです。そのまま食べるのはもちろん、サラダやお菓子作りにもよく使われます。
・リコッタ
イタリアが原産地で口当たりがよく、ほのかに甘くてさっぱりした味わいのチーズです。ホエイが原料のため低脂肪で、汎用性が高くスパークリングワインや軽めのワイン、コーヒーによく合います。
・マスカルポーネ
イタリア北部が原産地で、水分を取り除き、脂肪分を高めて作ったチーズです。食べやすく爽やかな風味と軽い口どけが特徴的。そのまま食べてもいいですが、ティラミスの材料としても使われます。ブルーチーズとの相性もよく、スパークリングワイン、コーヒー、ブランデーによく合います。
・クリームチーズ
世界中で作られている、やわらかく滑らかなチーズです。パンやベーグルにもよく合い、チーズケーキの材料としても使われます。軽めの白ワインやロゼ、コーヒー、紅茶によく合いますよ。
・カッテージチーズ
脂肪分を除去したさっぱりとしたチーズです。そのまま食べるのはもちろん、サラダやチーズケーキの材料としても使われますね。軽めの白ワインやロゼ、コーヒー、紅茶によく合います。
バスタフィラータチーズ
ミルクを凝乳酵素で固めてホエイを排出したカードを熱湯で練ることで弾力のある繊維状の組織にしたチーズのことです。
・モッツァレラ
白くて丸い、スーパーなどでも見かける機会の多いチーズです。切ったものをカプレーゼやサラダなどにも使えますが、加熱するとよくとろけて伸びます。鮮度が命のチーズなので早く食べることをおすすめします。スパークリングワインや白ワインとよく合いますよ。
・ブッラータ
モッツァレラで作った袋の中に、細かくさいたモッツァレラと生クリームを入れたチーズです。切れ目を入れると中からとろけだし、そのまま食べてもおいしいですよ。料理の添えるのもおすすめです。
・スカモルツァ
モッツァレラより水分が少なく、弾力のあるチーズです。そのまま食べても香ばしい風味が楽しめますが、加熱するとよくとろけるので焼くのもおすすめです。
白カビチーズ
表面に白カビを繁殖、熟成させて作ったチーズのことです。濃厚でクリーミーな味わいは、白カビが作る酵素がたんぱく質を分解し、内部に向けて組織がやわらかくなるからです。果物やドライフルーツにもよく合います。
・カマンベール
製造後3~4週間頃が食べ頃です。世界中で人気のあるチーズで製法は様々。本家本元のカマンベールはフランス西部のノルマンディー地方で無殺菌乳を使って作られるもので、「カマンベール・ド・ノルマンディー」と区別されています。切ったものをそのまま食べるのはもちろん、パンやクラッカーにもよく合います。
・ブリ・ド・モー
フランス中央部のチーズで「チーズの王様」と称され、その歴史はカマンベールより古く10倍ほどの大きさになります。熟成が進むほど、中身がとろけますよ。果物に合わせるのがおすすめで、コクのある赤ワインや辛口の白ワインによく合います。
・クール・ド・ヌーシャテル
産毛のような白カビが表皮を覆い、きめ細やかでやわらかいチーズです。バターのようなコクと塩気の効いた味わいで、ハートの形をしています。
・シャウルス
なめらかな白カビに薄くおおわれたチーズです。濃厚で香り豊かなコクのある味わいで、ホクホクした芯のある状態のものが食べ頃です。果物によく合い、シャンパンや軽めの赤ワインにもよく合います。
・バラカ
フランスが原産の濃厚なチーズです。馬の蹄の形をしているのが特徴的で、ミルクにクリームを加えたダブルクリームタイプのチーズなので脂肪分が高いです。パンや果物によく合い、スパークリングワインや辛口の白ワインにも合います。
ウォッシュチーズ
熟成過程で表皮に塩水やワイン、ブランデーを吹きかけて洗うことからウィッシュタイプとよばれます。表面にリネンス菌が繁殖、熟成が進むことで香りが強く、しっとりとした味わいのチーズが多いです。十分な湿気とともに保存することがポイントです。カンパーニュや全粒粉のパンと相性抜群。
・エポワス
ブルゴーニュ地方産で表皮をマール酒で洗ったチーズです。
・ポン・レヴェック
フランス西部のノルマンディー地方の中でも最も歴史のあるチーズと言われています。弾力があり食べ応えのあるのが特徴です。
・マンステール
アルザス産のじゃがいもと相性抜群のチーズです。
・モン・ドール
生産期間が限られており、冬しか食べられないチーズです。とろとろの状態まで熟成させたら表皮を取り除き、スプーンでいただきます。
シェーブルチーズ
山羊や羊のミルクから作られたチーズです。牛乳から作られたチーズより古い歴史があり、チーズの元祖とも言えます。爽やかな酸味のあるチーズですが、熟成が進むにつれてコクと風味が増します。崩れやすいため、どれも小さく作られています。
・ヴァランセ
四角錐の形が特徴的な山羊のミルクで作ったチーズです。表面に灰をまぶすことで、チーズの酸味が和らぎます。熟成するほど、酸味も弱まり、濃厚に。オリーブオイルに漬けたり、果物によく合います。
・セル・シュール・シェール
フランス中央部のチーズで、木炭の粉をつけて熟成させたものです。木炭の粉は虫よけのほか、脱水やカビをよび込む働きがあります。
・バノン
栗の葉で包まれた山羊のミルクで作ったチーズです。酸味もありますが、栗の葉の香ばしい香りも楽しめます。熟成が進むほど、栗の葉の色もつき、とろっとしてきます。
ブルーチーズ
チーズの内側に青カビを繁殖、熟成させたチーズのことです。青カビの熟成には酸素が必要なため、内側から外側へ酸素を求めて熟成が進みます。独特の香りは青カビの脂肪分解作用によるもので、塩見も強いチーズです。そのまま食べるのはもちろん、パンやクラッカーに合わせるほか、ドレッシングやソースに使われることもあります。
・ゴルゴンゾーラ
イタリアが原産の世界三大ブルーチーズの1つです。芳醇な甘味のあるクリーミーな味わいでクラッカーやパンに合わせるほか、パスタやピザにもよく使われます。
・ロックフォール
フランスが原産の世界三大ブルーチーズの1つです。ピリッとした塩辛さとクリーミーな味わいが特徴的な山羊のミルクで作られたチーズになります。サラダやドレッシングとして使うのがおすすめです。
・スティルトン
イギリスが原産の世界三大ブルーチーズの1つです。ブルーチーズの中では水分が少ないのが特徴で、香ばしい味わい。サラダやドレッシングとして使うのがおすすめです。
・フルム・ダンベール
フランスが原産の円筒状で青カビが縞が走るように入っているチーズです。ナッツのような甘味もあり、マイルドな味わいが特徴。サラダやドレッシングとして使うのがおすすめです。
セミハード、ハードチーズ
水分量を少なくした硬いチーズで長期保存が可能です。切り口の断面が明るくきれいなものを選びましょう。そのまま食べるのはもちろん、グラタン、パンやピザにもよく合います。
・ゴーダ
オランダが原産国のセミハードタイプのチーズです。マイルドな味わいで、そのまま食べるのはもちろん、サラダやパン、オムレツによく合います。食べるときは表面のコーティング材を取り除き、食べやすい大きさに切って食べましょう。辛口の白ワインとよく合います。
・チェダー
イギリスが原産のハードチーズで熟成が進むほどコクが増します。世界中で最も生産量の多いチーズです。薄く切ってそのまま食べるのはもちろん、パンやサラダ、オムレツと合わせて使うのもおすすめ。
・パルミジャーノ・レッジャーノ
「イタリアチーズの王様」と称され、しっとりとしたコクのあるハードチーズです。1個30~40㎏あり、熟成期間は2年以上。リゾットやパスタ、スープなどによく使われます。"
3.プロセスチーズ
加熱溶融され熟成しないチーズのことです。チェダーチーズ、ゴーダチーズなどセミハードのナチュラルチーズを熱で溶かし、乳化剤を加えて固めて作ります。熟成変化しないため、品質や味が安定しており保存性も優れています。スーパーでもよく見かけるスライスチーズもはこのプロセスチーズになります。
食べてみたいチーズがたくさん!
今回はチーズの種類についてまとめました。まだまだ知らないチーズがたくさんありそうですね。チーズによって風味や味わいが違うので食べ比べをするのもおすすめです!もっとチーズを知って、いろいろなチーズを食べてみたいですね。