
イングリッシュマフィンとは?作り方やおすすめの具材もご紹介
作成日: 2021/07/14
更新日: 2025/05/26
外はカリッと中はもちもちの食感がたまらない「イングリッシュマフィン」を食べたことはあるでしょうか。
具材をはさんでサンドイッチなどにして食べられていますが、イングリッシュマフィンはご家庭でも手作りすることができます。
この記事では、フライパンひとつで作れるイングリッシュマフィンの作り方や、塩気のあるものから甘いものまで、イングリッシュマフィンのアレンジレシピをご紹介します。

イングリッシュマフィンについて
イングリッシュマフィンとは?
イングリッシュマフィンは、平たく丸い形が特徴のパンで、表面には細かい粒状のコーングリッツ(とうもろこしの粗挽き粉)がまぶされています。
コーングリッツを使用することで、トーストした際にカリッとした食感が際立ちます。
そして、しっとりとした生地と外側の香ばしさのコントラストが魅力で、朝食用のパンとして世界中で親しまれているのです。
味や食感
発酵生地を鉄板で両面焼きにして仕上げるため、外はカリッと、中はもっちりとした独特の食感に。中央で割ると現れる無数の穴は、バターやジャムが染み込みやすく、トーストするとさらに風味が引き立ちます。
イングリッシュマフィンの語源と歴史
語源
イングリッシュマフィンという名前は、イギリス発祥のパンであることに由来しています。
もともと「マフィン」という言葉は、中世フランス語の「moufflet(柔らかいパン)」に起源があるとされ、これが英語圏で広まる中で現在の呼び名となりました。英米で異なる「マフィン」の意味を区別するため、イギリス式の平たいパンをイングリッシュマフィンと呼ぶようになったのです。
歴史
イングリッシュマフィンの起源は19世紀のイギリスにさかのぼります。当初は「マフィンマン」と呼ばれる行商人が売り歩いていた家庭向けのパンで、庶民の朝食として親しまれていました。
やがてアメリカへと伝わり、1900年代初頭にトーマス社が量産を始めたことで広く知られるようになります。英国生まれの素朴なパンが、アメリカで再発見され、多くの人々の食卓に定着していったのです。
アメリカンマフィンとの違いは?
アメリカンマフィンとは、ベーキングパウダーなどの膨張剤を使ってふんわりと焼き上げる、甘みのある焼き菓子のことで、日本では「マフィン」といえばこちらを指すことが一般的です。
イングリッシュマフィンは、主に卵やベーコン、レタスなどの具材を挟んで食べるのが基本的なスタイルですが、アメリカンマフィンは、生地にブルーベリーやチョコチップ、ナッツなどを混ぜて焼き上げたりと、様々にアレンジされています。
イングリッシュマフィンの作り方
イングリッシュマフィンはご家庭でも作ることができます。
ここでは、手ごねで作るフライパンを使ったデリッシュキッチンのレシピをご紹介します。
本来、イングリッシュマフィンはセルクル型を使ってきれいな丸型にしますが、型がなくても作ることができます。こんがり焼き上げて、外はカリッと中はもちもちのイングリッシュマフィンを作ってみましょう。
イングリッシュマフィンの卵レシピ
ここからは、イングリッシュマフィンのアレンジレシピをご紹介します。
卵は手軽に料理に取り入れることができるうえに、イングリッシュマフィンとの相性も抜群です。
ハムエッグマフィン
シンプルな味付けのハムエッグマフィンです。
ハムと有塩バターの塩気があるので、少量の塩こしょうだけでおいしく仕上がります。お好みの固さの目玉焼きをサンドしてみましょう。
エッグベネディクト
エッグベネディクトとは、半分に切ったイングリッシュマフィンの上に、ポーチドエッグ、ベーコン、アボカドなどをのせて作る料理です。
とろとろの卵と、卵黄を使った濃厚なソースがたまりません。
キャベたまベネディクト
卵やベーコン、チーズを包んだキャベツを、イングリッシュマフィンではさんでいただきます。
具材をレンジで加熱するので、キャベツは柔らかく、チーズはトロッととろけます。
ピーマンオムレツサンドウィッチ
イングリッシュマフィンにオムレツとグリーンリーフをはさんでいただきます。
オムレツの具にピーマンとにんじんを加えることで、彩りよく仕上がります。
イングリッシュマフィンのベーコンレシピ
ベーコンを使ったイングリッシュマフィンのアレンジレシピです。
ベーコンはイングリッシュマフィンに塩気と旨味をプラスしてくれますよ。
ベーコンエッグマフィン
ベーコンエッグマフィンを朝食に作ってみるのはいかがでしょうか。
半熟の目玉焼きとこんがり焼いたベーコンは相性抜群の組み合わせです。
ベーコンバナナトースト
ベーコンの塩気にバナナの甘味が合わさり、クセになるおいしさの一品です。
珍しい組み合わせですが、相性がよいのでぜひ試してみてください。
イングリッシュマフィンの朝ごはんレシピ
朝ごはんにぴったりなレシピもみてみましょう。
アボカドとチーズのオープンサンド
半分に切ったイングリッシュマフィンに、アボカドとチーズをのせて、はちみつをかけていただきます。
トースターで焼くとアボカドとチーズがとろけます。
新玉ねぎのイングリッシュマフィン
輪切りにした新玉ねぎをのせた一品です。
新玉ねぎはレンジであらかじめ加熱することで、トロッとした食感を楽しめますよ。
イングリッシュマフィンのおつまみレシピ
イングリッシュマフィンを使った、おつまみになるレシピをご紹介します。
モッツァレラチーズのオープンサンド
モッツァレラチーズとトマトの相性抜群な組み合わせのオープンサンドです。
粒マスタードやはちみつを使った、ハニーマスタードソースをかけていただきましょう。
ゴルゴンゾーラのハニートースト
ゴルゴンゾーラチーズの塩気とはちみつの甘味がたまらない一品です。
ゴルゴンゾーラチーズと相性のよいワインと一緒にいただくのもおすすめです。
手作りのイングリッシュマフィンやアレンジを楽しもう
この記事では、イングリッシュマフィンの作り方やアレンジレシピをご紹介しました。
専用の型がなくても、フライパンひとつでイングリッシュマフィンを作れるので、ぜひご家庭でも試してみてください。
イングリッシュマフィンは、さまざまな具材でサンドイッチやオープンサンドにすることができます。
塩気のあるものだけでなく甘い味わいにも合うので、お好みのアレンジでイングリッシュマフィンを楽しみましょう。