DELISH KITCHEN

ベーコンのカロリーはどのくらい?栄養やレシピもご紹介

作成日: 2021/10/13

さまざまな料理に活躍するベーコンは、こんがり焼くとカリッとジューシーで、塩気や脂の旨味がたまらない味わいです。
日頃からよく使われる食材のひとつですが、見た目にも脂が層になっているのが分かるためカロリーが気になるところです。

この記事では、ベーコンのカロリーや栄養について詳しく解説します。
また、ベーコンの種類やハムとの違い、カロリーを抑える方法、おすすめレシピもご紹介します。

目次

  1. ベーコンについて
    1. ベーコンとは
    2. ベーコンの種類
    3. ハムとの違い
  2. ベーコンのカロリーと栄養
    1. カロリー・糖質
    2. たんぱく質
    3. 脂質
    4. ビタミンB1
    5. ビタミンB12
    6. ビタミンC
  3. ベーコンのカロリーカット方法
    1. 調理油の量を減らす
    2. 部位を変更する
    3. 脂を落とす
  4. ベーコンを使ったDELISH KITCHENのレシピ
    1. ベーコンスクランブルエッグ
    2. ほうれん草とベーコンのバターソテー
    3. アスパラとベーコンのバターあえ
    4. アスパラベーコンのぐるぐる春巻き
    5. ベーコンと具沢山野菜のスープ
  5. 上手にカロリーカットしてベーコンを活用しよう!

ベーコンについて

まずは、ベーコンについてご紹介します。

ベーコンとは

ベーコンは、豚バラ肉の加工食品です。
英語で「bacon」と書き、「豚バラ肉」という意味です。

塩漬けにした豚バラ肉を熟成させて、燻製にすることで完成します。
塩分が染み込んでおり、凝縮された旨味と燻製による香りを楽しめます。

現在は豚バラ肉だけでなく、ほかの部位を使ったベーコンや牛肉、クジラ肉で作られたものもあります。

ベーコンの種類

ベーコンは基本的に豚バラ肉を使用していますが、豚のロース肉や肩肉を使ったものもあります。
なかには、燻製をしない生ベーコンもあります。

一般的にベーコンと呼ばれるのは、豚バラ肉から作られているものです。
赤身と脂肪がいくつかの層になっているのが特徴で、脂肪がしっかり入っていることで旨味のある味わいです。

豚バラ肉よりも脂肪が少ないロース肉もベーコンに使われることがあり、「ロースベーコン」と呼ばれています。
淡白な味わいながらしっかりと塩分を感じるので、サラダなどにぴったりです。

脂肪が少なめな豚の肩肉を使ったベーコンは「ショルダーベーコン」と呼ばれます。
含まれる脂肪が少ないことから、そのままでも食べやすいベーコンです。
塩味が強いので、サンドイッチなどにはさんで食べるのもおすすめです。

また、燻製をせずに作られる生ベーコンもあります。
こちらは豚バラ肉を使うので、脂肪が多くなっています。燻製の香りはないものの、濃厚な旨味を感じることができます。

ハムとの違い

ベーコンとハムは、どちらも豚肉で作られますが使用する部位が異なります。
ベーコンが豚バラ肉なのに対して、ハムは豚もも肉を使用します。
ハムは英語で「ham」と書き、「もも肉」という意味があります。

また、製法の違いもあります。
ベーコンは、豚肉を塩漬けにし、熟成と燻製をすることで完成します。
一方、ハムはベーコンよりも作り方が複雑です。
豚肉を塩漬けにして熟成、燻製するまでは同じですが、そのあと豚肉をタコ糸で縛ったり腸づめにしたりして形を整え、ゆでることでできあがります。

ベーコンのカロリーと栄養

ベーコンのカロリーや栄養についてみてみましょう。
糖質やたんぱく質、脂質、ビタミンについてもご紹介します。

カロリー・糖質

ベーコンは脂肪を含むのでカロリーが気になりますね。糖質も合わせてチェックしましょう。
ここでは、バラ、ショルダー、ロースのベーコンのカロリーと糖質をご紹介します。

《バラ》
薄切りベーコン ハーフ 1枚(9g)あたり
・カロリー…36kcal
・糖質…0.03g

厚切りベーコン 1枚(64g)あたり
・カロリー…256kcal
・糖質…0.2g

ブロックベーコン 1個(245g)あたり
・カロリー…980kcal
・糖質…0.7g

《ショルダー》
薄切りベーコン ハーフ 1枚(9g)あたり
・カロリー…16kcal
・糖質…0.2g

厚切りベーコン 1枚(64g)あたり
・カロリー…114kcal
・糖質…1.6g

ブロックベーコン 1個(245g)あたり
・カロリー…436kcal
・糖質…6.1g

《ロース》
薄切りベーコン ハーフ 1枚(9g)あたり
・カロリー…18kcal
・糖質…0.3g

厚切りベーコン 1枚(64g)あたり
・カロリー…129kcal
・糖質…2.1g

ブロックベーコン 1個(245g)あたり
・カロリー…495kcal
・糖質…7.8g

カロリーについては、ショルダー、ロース、バラの順で高くなっていますが、糖質はバラが比較的低い数値になっています。

ベーコンハーフとは、一般的にスーパーで売られている薄切りベーコンを表しています。薄切りベーコンのロングは、1枚あたり18gです。
ベーコンの重さは製品やメーカーによって異なるので、パッケージに書かれている重量を確認するようにしましょう。

たんぱく質

それぞれのベーコンに含まれる、たんぱく質もみてみましょう。

《バラ》
・薄切りベーコン ハーフ 1枚(9g)あたり…1.2g
・厚切りベーコン 1枚(64g)あたり…8.3g
・ブロックベーコン 1個(245g)あたり…31.6g

《ショルダー》
・薄切りベーコン ハーフ 1枚(9g)あたり…1.6g
・厚切りベーコン 1枚(64g)あたり…11.0g
・ブロックベーコン 1個(245g)あたり…42.1g

《ロース》
・薄切りベーコン ハーフ 1枚(9g)あたり…1.5g
・厚切りベーコン 1枚(64g)あたり…10.8g
・ブロックベーコン 1個(245g)あたり…41.2g

たんぱく質については、3種類のベーコンでそれほど差はありませが、バラ肉を使用したベーコンの数値は少し低くなっています。
これはバラ肉が脂肪を多く含み、たんぱく質の比率が低くなるためと考えられます。

たんぱく質について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

脂質

それぞれのベーコンの脂質についてご紹介します。

《バラ》
・薄切りベーコン ハーフ 1枚(9g)あたり…3.5g
・厚切りベーコン 1枚(64g)あたり…25.0g
・ブロックベーコン 1個(245g)あたり…95.8g

《ショルダー》
・薄切りベーコン ハーフ 1枚(9g)あたり…1.1g
・厚切りベーコン 1枚(64g)あたり…7.6g
・ブロックベーコン 1個(245g)あたり…29.2g

《ロース》
・薄切りベーコン ハーフ 1枚(9g)あたり…1.3g
・厚切りベーコン 1枚(64g)あたり…9.3g
・ブロックベーコン 1個(245g)あたり…35.8g

バラは、ショルダーやロースよりも脂質が多く含まれています。

こちらの記事では、脂質について詳しく解説しています。

ビタミンB1

ベーコンにはビタミンB1が含まれています。

《バラ》
・薄切りベーコン ハーフ 1枚(9g)あたり…0.04mg
・厚切りベーコン 1枚(64g)あたり…0.30mg
・ブロックベーコン 1個(245g)あたり…1.15mg

《ショルダー》
・薄切りベーコン ハーフ 1枚(9g)あたり…0.05mg
・厚切りベーコン 1枚(64g)あたり…0.37mg
・ブロックベーコン 1個(245g)あたり…1.42mg

《ロース》
・薄切りベーコン ハーフ 1枚(9g)あたり…0.05mg
・厚切りベーコン 1枚(64g)あたり…0.38mg
・ブロックベーコン 1個(245g)あたり…1.45mg

バラ、ショルダー、ロースのベーコンには、ほぼ同量のビタミンB1が含まれています。
ビタミンB1は水溶性のビタミンの一種で、糖質をエネルギーに変える際に必要とされるビタミンです。

ビタミンB12

ベーコンにはビタミンB12も含まれます。

《バラ》
・薄切りベーコン ハーフ 1枚(9g)あたり…0.06mg
・厚切りベーコン 1枚(64g)あたり…0.09mg
・ブロックベーコン 1個(245g)あたり…0.34mg

《ショルダー》
・薄切りベーコン ハーフ 1枚(9g)あたり…0.09mg
・厚切りベーコン 1枚(64g)あたり…0.64mg
・ブロックベーコン 1個(245g)あたり…2.45mg

《ロース》
・薄切りベーコン ハーフ 1枚(9g)あたり…0.08mg
・厚切りベーコン 1枚(64g)あたり…0.58mg
・ブロックベーコン 1個(245g)あたり…2.21mg

ベーコンに含まれるビタミンB12は、バラが少し低い数値になっています。
ビタミンB12は水溶性のビタミンの一種で、たんぱく質の合成やアミノ酸の代謝に関わる栄養素です。
また、正常な赤血球の生成にも欠かせない栄養素です。

ビタミンC

それぞれのベーコンに、ビタミンCはどのくらい含まれているのでしょうか。

《バラ》
・薄切りベーコン ハーフ 1枚(9g)あたり…3mg
・厚切りベーコン 1枚(64g)あたり…22mg
・ブロックベーコン 1個(245g)あたり…86mg

《ショルダー》
・薄切りベーコン ハーフ 1枚(9g)あたり…4mg
・厚切りベーコン 1枚(64g)あたり…25mg
・ブロックベーコン 1個(245g)あたり…96mg

《ロース》
・薄切りベーコン ハーフ 1枚(9g)あたり…5mg
・厚切りベーコン 1枚(64g)あたり…32mg
・ブロックベーコン 1個(245g)あたり…123mg

ビタミンCの数値は、それぞれのベーコンで比べるとロースに多く含まれているようです。

こちらの記事では、ビタミンCについて詳しくご紹介しています。

【出典】
・日本食品標準成分表 2020年版(八訂)
【参考】
・日本人の食事摂取基準(2020年版) 「日本人の食事摂取基準」 策定検討会報告書 ビタミンB1 
(https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf)
・日本人の食事摂取基準(2020年版) 厚生労働省 「『統合医療』に係る情報発信等推進事業」 ビタミンB12
(https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/07.html)(2021/10/13)

ベーコンのカロリーカット方法

ベーコンのカロリーを抑える方法をご紹介します。

調理油の量を減らす

調理の際に使用する油の量を減らすことで、カロリーを抑えることができます。
焼いたり炒めたりするときの油の量を減らし、ベーコンを加熱することで溶け出す脂を利用しましょう。

部位を変更する

使用するベーコンの部位を、ロースやショルダーのものにするのもおすすめです。
一般的に多く出回っているのは、豚バラ肉を使ったベーコンで脂質が多く含まれているためです。
ロースやショルダーのベーコンは豚バラ肉より脂質が低めなので、その分カロリーをカットできるでしょう。

脂を落とす

焼いたりレンジを活用して、ベーコンの脂を落とすのも有効な方法です。
ベーコンは加熱すると脂が溶け出すため、この脂を取り除くことでカロリーを減らすことができます。

焼くときは、油をひかずにフライパンでじっくり焼いて脂を落とします
出てきた脂はキッチンペーパーで拭き取るようにしましょう。

レンジを使う場合は、耐熱皿に厚手のクッキングペーパーを敷き、重ならないように並べて加熱します。
ベーコンの厚みや使用するレンジによっても加熱時間が変わるため、様子を見ながら加熱してください。

それぞれ、詳しくは以下の動画で確認できます。

ベーコンを使ったDELISH KITCHENのレシピ

最後に、ベーコンの塩気や旨味を活かしたレシピをご紹介します。
カロリーはそれぞれのページで確認できます。

ベーコンスクランブルエッグ

短時間で作れて朝食にもぴったりの一品です。
卵液に牛乳を加えるとふんわり仕上がります。ベーコンの塩気が卵によく合いますよ。

ほうれん草とベーコンのバターソテー

にんにくの香りが食欲をそそるバターソテーです。
簡単に作れるうえに、ほうれん草とベーコンで彩りよく仕上がります。お弁当のおかずにもおすすめです。

アスパラとベーコンのバターあえ

材料4つだけで手軽に作れる一品です。
材料を用意して耐熱容器に入れたら、レンジで加熱するだけで作れます。アスパラとベーコンの彩りがきれいです。

アスパラベーコンのぐるぐる春巻き

春巻きの皮にベーコンをのせてアスパラを芯にして巻き、こんがり焼き上げます。
ベーコンの塩気があるので、こしょうをふるだけでおいしく作れますよ。

ベーコンと具沢山野菜のスープ

ベーコンと野菜を使った具だくさんのスープです。
ベーコンをスープに加えると、旨味が溶け出して味わい深くなりますよ。

上手にカロリーカットしてベーコンを活用しよう!

ベーコンとは、塩漬けにした豚バラ肉を熟成させ、燻製にしたものです。
一般的に豚バラ肉を使用していますが、豚のロース肉や肩肉で作られたものもあります。豚バラ肉のベーコンは、ほかの部位のベーコンより脂質を多く含み、カロリーも高くなっています。

カロリーを抑えたい場合は、ベーコンの脂を活かして調理時の油を減らしたり、豚バラ肉以外のベーコンを使いましょう。レンジを使用して脂を落とすのもおすすめですよ。
ご紹介した方法も参考に、上手にベーコンを活用しましょう。

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