一味唐辛子と七味唐辛子の違いは?ピリ辛絶品レシピもご紹介
作成日: 2021/10/20
唐辛子は料理にアクセントをつけたいときに活躍してくれる調味料です。唐辛子には様々な種類がありますが、一味唐辛子と七味唐辛子の違いはご存知ですか?
この記事では一味唐辛子と七味唐辛子の違いや使い方のポイント、一味唐辛子を使ったさまざまなレシピをご紹介します。
一味唐辛子とは
一味唐辛子は、乾燥させた唐辛子の実をすりつぶして粉末にした調味料のことです。一味というように一種類の唐辛子が原料になっています。
鷹の爪は日本を代表する唐辛子の品種のひとつで、鷹の爪を原料にした一味唐辛子が多く出回っています。現在ではハバネロやジョロキアといった激辛の唐辛子を原材料にした一味唐辛子もあります。種類が豊富にあるので、お好みの一味唐辛子を探してみるのもいいですね。
一味唐辛子は湿気や直射日光に敏感です。古くなると色が薄くなってしまったり辛味が弱くなってしまったりするので、使う量を考えて購入しましょう。
「一味唐辛子」と「七味唐辛子」の違い
一味唐辛子と七味唐辛子の違いについて、解説します。
原材料
一味唐辛子の原材料は唐辛子のみです。使われる唐辛子の味がダイレクトに伝わります。一方、七味唐辛子の原材料は唐辛子,山椒,陳皮,アサの実,ケシの実,シソの実,青海苔,ごまなどで、配合は商品によって異なります。
唐辛子以外の原料が含まれるので、さまざまな風味や香りを味わうことができます。
辛さ
一味唐辛子は原材料が唐辛子のみなので、唐辛子以外の原料が含まれる七味唐辛子よりも辛いと言えます。一味唐辛子は唐辛子本来の辛さを味わうことができます。
原材料の唐辛子の種類によっても辛さが異なります。
使い方
一味唐辛子は薬味として使うよりも調味料として使用されることが多く、シンプルに料理を辛くしたいときに重宝します。
世界中で使われている調味料なので、和洋中どの料理にも合います。麻婆豆腐やエビチリなどの中華料理やピザ、カレーライスを辛くしたいときに使いましょう。
鍋の薬味として使われるもみじおろしは大根に鷹の爪を差して一緒にすりおろしますが、大根おろしに一味唐辛子を混ぜるだけでも簡単につくることができます。
七味唐辛子は薬味として使われることが多く、辛さだけでなく風味も豊かにしたいときに使用します。七味唐辛子は日本人が作った調味料ということもあり、和食と相性抜群です。
うどん、そば、牛丼、豚汁、煮物、天ぷらなどに使ってみてください。辛さを足したいときは一味唐辛子、風味を足したいときは七味唐辛子を使うと覚えておくとわかりやすいですよ。
一味唐辛子や七味唐辛子はどちらも代用することができます。七味唐辛子は唐辛子以外の原料が含まれているので、たくさん使うと料理の風味が変わってしまうこともあるので気をつけてください。
一味唐辛子を使ったDELISH KITCHENのレシピ
一味唐辛子を使ったバリエーション豊かなレシピをご紹介します。
【調味料】
一味唐辛子を使った調味料のレシピです。
自家製ラー油
風味豊かなラー油がご家庭で簡単に作れます。油に具材の香りをつけるために、弱火でじっくりと煮るのがポイントです。一味唐辛子の量を変えてみたり、加熱する具材に八角や豆板醤などを加えたりしてオリジナルのラー油を作ってみてはいかがですか?
豆板醤(トウバンジャン)の代用
豆板醤が手元になくて困ったときは、一味唐辛子やご家庭にある調味料を使って豆板醤の代用を作ることができます。八丁味噌や赤味噌を使うとより豆板醤の味に近づけることができますよ。一味唐辛子の量を調製するとお好みの辛さになります。
コチュジャンの代用
豆板醤だけでなくコチュジャンも代用を作ることが可能です。砂糖、しょうゆ、味噌に豆板醤や一味唐辛子を加えるだけの簡単レシピです。砂糖を加えることで、コチュジャンの甘味を再現しています。
【副菜】
一味唐辛子を使った副菜のレシピです。
お手軽白菜キムチ
保存袋に白菜とキムチペーストを入れてもむだけで簡単に作れる浅漬けキムチです。韓国産粉唐辛子は辛さの中にも甘みとうまみがあり、奥深い味わいのキムチにするためには欠かせません。辛さをおさえたい場合は、一味唐辛子の量を減らしてください。
激辛もやしナムル
豆板醤と一味唐辛子の辛さがたまらない激辛ナムルです。もやしはレンジで加熱するので簡単にできますよ。ごま油の香りが食欲をそそる一品です。ご飯のおかずとしてはもちろん、お酒のおつまみとしてもぴったりです。
【主菜】
一味唐辛子を使った主菜のレシピです。
赤い麻婆豆腐
唐辛子と一味唐辛子を使った激辛麻婆豆腐です。ヒリヒリする辛さがクセになります。香味野菜と豚ひき肉をしっかり炒めることが、旨味を引き出すポイントです。木綿豆腐はレンジで水切りすると、おいしさがアップしますよ。白いごはんと一緒にどうそ。
うま辛水餃子
つるんと口当たりのいい水餃子にピリ辛だれをかけていただきます。ラー油と一味唐辛子の辛味と酢の酸味が効いた万能だれは、水餃子以外にもお使いいただけますよ。たねに野菜を加えて水餃子をアレンジしてもいいですね。
【主食】
一味唐辛子を使った主食のレシピです。
チーズタッカルビ丼
フライパンで作るボリュームたっぷりのチーズタッカルビ丼です。こくうまのピリ辛だれが染み込んだ鶏肉と、とろとろのチーズは相性抜群です。コチュジャンや一味唐辛子を調製すれば辛さを抑えることができますよ。
韓国風もやしごはん
炊飯器に米、もやし、豚ひき肉を入れて炊飯し、ピリ辛の薬味ソースをかけていただくごはんです。たんぱく質と野菜が一緒にとれるので、おかずいらずの一品です。豚ひき肉のうまみとコクがごはんに染み込んでいて、食欲をそそります。
【汁物】
一味唐辛子を使った汁物のレシピです。
ソーセージと豆腐のスンドゥブ風スープ
具だくさんのピリ辛スンドゥブ風スープです。ソーセージととコチュジャンの旨味がしみこんだスープは絶品です。卵を入れると辛さがマイルドになりますよ。麺やごはんを加えて食べるのもおすすめです。
一味唐辛子と七味唐辛子を使い分けて、料理を楽しもう
一味唐辛子と七味唐辛子はどちらも唐辛子が原料ですが、原材料の種類や辛さ、使い方が異なります。特徴に合った使い方をすることで、料理をより楽しむことができます。
今回ご紹介したレシピで一味唐辛子の辛さを堪能してみてはいかがでしょうか。