中華調味料はどんな種類があるの?持っておきたい基本の調味料はどれ?
作成日: 2020/03/31
ラーメン、チンジャオロース、八宝菜、小籠包等日本でも人気の中華料理はたくさん!中華料理を作るのに欠かせないのが中華調味料ですね。今回はそんな中華調味料についてご紹介します。いろいろな種類があるので、取り揃えてみると料理の幅も広がりますよ!
1.豆板醤
四川料理の辛味や香りに欠かせない調味料です。そら豆を原料にした唐辛子味噌で、辛味や発酵の違いによりいろいろな種類があります。発酵するほど色は赤から黒っぽくなり、塩気がまろやかになります。いろいろな料理に使いやすく、麻婆豆腐のような炒め物や、煮物、たれ等で使うことができます。炒め物等で使うときはしっかり火を通すと香りが引き立ちます。
2.甜麵醬
小麦粉に特殊な米麹を加えて発酵させた、ツヤがあり黒っぽい茶色の辛味のある甘味噌です。炒め物や煮物、たれに使うことができ、回鍋肉や北京ダック等によく使われます。炒め物等で使うときは、しっかり火を通すと香りが引き立ちます。
3.花椒(ホワジャオ)
中国の山椒で、日本のものよりピリッとした辛味があります。実を乾燥させた粒状の花椒と、粉末にした花椒粉があり、花椒は煮物や漬物の風味をつけるときに使われ、花椒粉は麻婆豆腐のように炒め物等に使われます。
4.豆鼓
大豆を蒸して発酵、塩漬けにしたものです。風味をつけたいときに細かく刻み、麻婆豆腐や回鍋肉等の炒め物によく使われます。煮物や蒸し物にもおすすめです。
5.ラー油
赤唐辛子の辛味を抽出した油です。香りをつけるために香辛料を加えた物等いろいろな種類があります。餃子のたれの他にも炒め物、和え物にもよく使われます。
6.赤唐辛子
熟すと赤くなる唐辛子を乾燥させたもので、輪切りや粉末等いろいろな形状のものがあります。唐辛子の種類によっても辛味が変わります。
7.オイスターソース
中国広東省で生まれた、牡蛎のエキスに調味料を加えて濃縮した旨味のあるソースです。牡蛎油とも呼ばれ、旨味の他にも甘味や塩気もあります。炒め物や煮物等の風味付けに使うのがおすすめです。
8.XO醤
1980年代にホテル「ザ・ペニンシュラ香港」のレストラン「スプリングムーン(嘉麟楼)」で生まれた新しい調味料です。名前の由来は最高級のブランデーに「XO」にちなんでいます。干し貝柱、干しえび、中国ハム等いろいろな食材から作られ、コクと旨味があります。炒め物やスープ等によく使われますが、そのまま食べたり薬味としても使うのもおすすめです。
9.五香粉
名前に「五」とありますが、5種類に限らず何種類かの調味料を組み合わせた粉末の香辛料です。クローブ、シナモン、陳皮、八角、山椒、甘草等が使われることが多く、甘い香りがあります。四川の羊料理や広東の鴨料理等によく使われ、食材の臭み消しや煮物の香りをつけたいときによく使われます。
中華調味料は旨味や風味付けにおすすめ!
いろいろな中華調味料がありますが、まだ使ったことのない調味料はありましたか?最近ではスーパーでの品揃えも増えたので、ぜひ調味料コーナーでどんなものがあるか探してみてください。